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吹き荒れる希望退職の風

いつも読んで頂きありがとうございます。
Amuletのサコガシラです。

年始から株価がすごい勢いで上昇した日本ですが、同時にリストラの話も吹き荒れていますね。なんだか違和感がありますが、今のうちに片付けておこう感があるような。
私は氷河期時代に就活した世代で、「ワイングラスの持ち手」と表現される各社の中でも年齢層でセグメントするとボリュームの少ない世代です。
しかし今回多くの会社でこの世代も含めた希望退職を募っており、このあたりも違和感が拭えないところです。
思うことがたくさんありますので、その辺りをつらつらと。

各社の実情を詳細まで知り得ないので想像になりますが、
まず色々なメディアでは「氷河期世代狙い撃ち」的な感じで悲観したコメントを拝見しますが、おそらくそんなことはないと思います。

私の主観ではもう少し上の世代、50代の売り手市場だった世代を狙ったものではないと推測します。というのも、あまりにも狭いレンジで募集をかけると、社内の空気的にも要らぬ問題を孕みそうですし、そういった配慮もあってのことじゃないかと思います。

この手の話になると、残ってほしい人が抜けていってという話にもよくなりますが、企業もそんなにバカじゃないですから、事前にそういう層には根回しをしてからの策を講じているはずです。多少の抜けが発生するにしてもそこまで問題になるようなことはないと思います。
これは以前勤めていた会社などがそうでしたから、信憑性はあると思います。

今回のように全体的には円安が手伝っての好調ではあっても、一部は何かしら苦戦している状況があって、そういう大義名分がある際には容赦なく断行するのはいつの時代も変わらないということがわかりました。

日本は解雇規制が強く、定期的な人員調整がしにくい土壌にありますが、それでも結果的にはいろんな会社で希望退職を募るわけです。
私が社会人になってからの20年を見ても、定期的にこのようなニュースが流れてきますから、結局1社で勤め上げる難しさはいつになってもあるわけです。

特に最近は若者の超のつく売り手市場や、政府が掲げる賃上げ圧力で、新卒給与が見直され数年で一気に押し上げられました。
その分、高い給与をもらってる層がターゲットになるは必然でしょうし、時代が変わっても繰り返されるものだと、今回改めて痛感しました。

私の周りにも逃げ切りか否か、そのように考えている人間も少ないですが存在します。
しかしその思考停止した状態だと、情勢が変わると一気に風向きが変わってあっという間に退職を余儀なくされる、そういうことが目まぐるしく起こるということは、私含めて肝に銘じるべきですね。

「明日会社がなくなっても食べていける自分であろう」

私はいつもこの言葉を胸に日々活動をしています。

歳を重ねて気力体力が落ちる中でも、自信を律し邁進していくことで、情勢が変化しても不安を軽減できる、そういう世の中なのだと思います。

一昔前に比べると、長く仕事をする時代になりましたから、おじさんになっても奮闘してキャリアを全うすること、これが日本のマストだと思います。

日本のおじさん、頑張ろう!

今週もお読み頂きありがとうございました。
また来週お目にかかりたく思います。

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