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『罪悪感』を他人に植え付けない。

今日の記事は、みんなに当てはまる記事ではないと思います。
ですので、読んでみて、
まったく何の話をしているのかわからない。という方もいるはずです。

私の記事はどれも全部、私の経験で得たことですが
今日の記事は、その中でもすごく自分の真ん中に近いことです。

だから、書くのに勇気が入りましたが
これからの自分に対しての自戒もこめて
書き記しておこうと思いました。

よかったらお付き合いください。


人間関係で、気をつけていることがあります。

息子に対して。
パートナーに対しても、
親に対しても、友達や、少し関わった人にでも。

誰に対しても、です。

それは
『罪悪感を植え付けない』ということです。

相手が罪悪感を持ってしまうような
物言いをしない、ということです。

「ごめんね。」と言わせたいという自分の心に負けないというか。


パートナーと喧嘩をした時、
話し合いじゃなく『どちらかが悪いと決定するまでの闘い』になっていることがあります。

本当にダメなことだと思うけれど、
子供に対して「産まなければよかった」って言ってしまうのもそうです。

恋人と別れるときに、
「私の(僕のせいで)ごめん」というのも、謝っているように見えて
相手に罪悪感を植え付けている場合もあります。


罪悪感というのは本当に些細なことで人の心に生まれます。

(受け取る側の価値観なんじゃないの?)と思った方もいると思います。
それは正しいです。
自己価値が低い人や、そもそもたくさんの罪悪感を持っている人は
何かが起きた時に『自分のせい』と捉えるほうが自然にできてしまいますから、
些細なことで罪悪感が膨らむ、というのはあると思います。


ちょっと怖いな、と思うのは

自分のお父さん、お母さんに対して、
潜在的な怒りを持っている場合、

自分のパートナーに、代わりに償わせようとして
罪悪感を植え付けるということを『無意識に』やってしまうということがあります。

自分が苦労する道をわざと選んでしまう人もいます。
(ワンオペはその典型だと思います。
ワンオペだけじゃなく、自分の人生をボロボロにして、助けてと言わない。
自分だけが頑張る。という道を自分で選びます。
「ほらみてごらんよ、あなたの子育てが間違っているから、私がこんなふうになっているんだよ。」っていう証明です。)

どちらにしろ、親への復讐に自分の人生を使ってしまう。


セッションや、講座に来てくださった人に、
親御さんとの向き合い方をお伝えすることがよくあります。

親御さんに対して絶望している人は、
”親御さんに感謝の気持ちを伝えてみてください。”と言っても
”親御さんに小さい頃の悲しかったことを素直に話してみてください。”と言っても
「絶対に嫌だ」「そんなことできない」とおっしゃいます。

その理由のほとんどは
「親は変わらないから。」です。
でも、この目的は、親を変えるため、親に謝らせるため、ではないのです。
『自分が変わるため』です。


罪悪感を植え付けることの怖さは

その人の自己価値や自己肯定感を下げてしまうことだけでなく
その人を自分から離れさせないようにする鎖にもしてしまうことです。
「あなたのせいで」と植え付けて、ずっと償わせようとしてしまう。


親にかけられた『呪いの言葉』に大人になっても苦しむ人は大勢います。
それくらい、価値観というのは人によって簡単に操作され、後々まで自分の人生に影響します。


でも。考えてみてください。
私たちは、幸せになるために生きているんです。

不幸になったり、誰かを不幸にしたりするために
生きているのではないと思います。

生きているとたまに、
許せないことや、受け入れ難いことも自分に降りかかります。

それでも前を向いて、許して生きていく。
『許す』『手ばなす』ということを何度も何度も書いたり話したりするのは

自分の内側を綺麗にしておくことが、本当に大事だからです。

この世界はすべて、自分の内側の投影です。他人は自分の鏡です。

自分を許せば、人を許せます。
人を許せば、自分を許せます。

自分が罪悪感をたくさん持っていると、人にもそれを与えてしまうことがあります。自分が人に罪悪感を与えないように生きると、人から罪悪感を植え付けられることがなくなります。

自分が無意識に人に罪悪感を与えていると、人の言動が自分に罪悪感を植え付けているように見えます。

他人を大切に扱うと、自分も大切に扱われます。

罪悪感を植え付けないようにする、というのは
自分の価値観や思考の癖にちゃんと向き合うことが必要になります。

「イタタ」というような自分の弱さに向き合うこともあるけれど

無意識に誰かを責め続ける自分とさよならすると、
本当に楽になるし、自分を幸せにすることができると思います。


愛をこめて
elly

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