正当化
私たちは、物事を過去のものにしたくなったときに正当化する。
諦めの逃げ道として。
叶えなかった言い訳として。
まだ好きなのに別れてよかったという。
試験におちて悔しいのにこれでよかったという。
まだ望んでいるのにそうならなくてよかったという。
「これでよかった」は
欲しかったものが手に入った時よりも
幸せになった時に初めて言える実感なのであって、
目的地が見えなくなっている時にいう時にそれは
自分に言い聞かせているだけだったりする。
過去に勇気を出せなかった自分も
我慢できなかった自分も
認めてしまうのは痛いことだ。
自分の心は
自分が一番見えていない。
見えているのは自分がみたい自分の心なのだろう。
『本当は』が別にあるのに
それよりも守らなければいけない『今』があるのだろう。
愛をこめて
elly
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