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季節を感じた枝

 年末からお正月のいけ込みにまだ葉も蕾もついていない枝が家にきた。リビングに置かれていたその枝は七草粥を食べる頃に小さな小さな蕾が膨らみ出して、白い花がついた。去年は久々に大阪に戻ってきて、大阪城梅園に行った。梅の季節は学生の時も社会人になってからも何かとバタバタしていたのか、満開の梅園を見るのは初めてだった、とその時に気づいた。こんなにたくさんの種類があって、こんなにも鮮やかに咲くのか。花がついていないときの梅園は地面がたくさん見えていて寂しい風景だったのに、こんなにも華やかに人々を喜ばせているんだなぁ、と感動した。今年も確実にその季節へ近づいている。

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