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セルフタイマーはお気をつけて

 「やっぱり、10秒はいるな」。誕生日にケーキと4人で写真を撮ろう、とセルフィーではなくセルフタイマーを使った。テーブルのこちら側から向こう側まで回り込むのに3秒で行けるかと3回チャレンジして3回とも10枚の連写に私は写れなかった。タイマーを10秒にしてやっと、しっかり写ることができた。写真撮影の合間にもどんどん小さくなっていってしまう蝋燭を気遣いながら、いつもより少しアレグレットなハッピーバースデーの合唱が始まった。急いで電気を消したりカメラの向きを変えたりしてやっと、最後の蝋燭吹き消しに間に合った。フーッ!のタイミングでシャッターをピッ。10、9、8、7、6、5、4、3、2、1、シャシャシャシャシャシャシャシャシャシャ。セルフタイマーのオフはお忘れなく。

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