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4.22 稲毛K's Dream

CinDo×CenDoというイベントに行った。
チケットは、イベントに出演しているガストバーナーのツアーファイナルを4/1に名古屋で見た後すぐに取ったと記憶している。稲毛は近くはないが、名古屋よりは遠くもない。しかもMARSEBERG SUBWAY SYSTEMも観れるとあり行く価値は大アリだった。通称マズバグは、ガストバーナーとの対バンで知りそれ以降ツイッターで動向を見ていたバンドのひとつでライブにはなかなか足を運べなかったというのもあり、遂に観れると楽しみにしていた。
ここからはライブの雑感、というかツイッターに書き連ねたものの再構築のようなものになる。初めて観たmollも鴉も非常に良かった。ちなみにK's Dreamに入る際お目当てのバンドを聞かれたがわたしは「ガストバーナーとマズバグです」と素直に言ったら「あっ、どっちですか」と聞き返されてしまった。結局ガストバーナーにしたけど、ひとつに絞らなきゃいけなかったのか、と少し腑に落ちないところもあったが、きっとライブハウスの事情があるのだろうか、全部ですって言っても大丈夫だったところもあった気がするんだけど。
トリのマズバグは、わたしが観た時と違いスーツに身を包んでいた。揃いのスーツは良いものだ。別に着方とか違っても良い。同じものを身につけることは、客側からすると何らかのスイッチみたいなものが押されるような気がする。それに、彼らのグルーヴは、あの時観たそれとは確実な高まりを見せていたと思う。あの時、とはガストバーナーとの対バンが組まれた時のことでマズバグも結成したばかり、2回目のライブだと言っていた。その後何回ものライブを経てのK's Dreamでの再会。自然と腕が上がった。自分の期待値なんかとっくに超えて、楽しくなって一緒にジャンプなんかしちゃって。人の言葉をニュアンスで伝えてしまうのは、当人にとってそれ違うのになとか思われてしまいそうだからこう、公には書きづらいところがあるけど敢えて書くと、ボーカルの古川さんが友達作って明日も頑張ろうなと言われた時、わたしはなんか色んなことを後悔した。と、同時にそう言えることが羨ましかった。出演していたバンドマンのことを、こんなに友達たくさんいてさ!と紹介して笑っている姿は、眩しくて、素直な気持ちなんだなと感じた。別離を経験してたくさんのことを考えて悩んで、それでもまた目の前に立ってくれている人の言葉はわたしにとってこれほど信頼できるものはないと思っている。傷つかないで生きていく方がいいとは思うけど、やっぱりどこかで悲しみや辛さを味わったことは糧として自分に血肉になって人にやさしくできると思った。だから、言葉は自分に響くし音楽にもバンドにもそれが伝わる。とても熱いライブだったし同時に優しさを感じるライブだったと思う。それに、ダブルアンコールでバンド名を冠せたMARSEBERG SUBWAY SYSTEMの時にギターの松本さんがフロアに降りてソロを弾き始めた。エモーショナルなシーンだったけど、純粋な楽しさとか嬉しさも感じて印象的なシーンだった。
マズバグの前、3組目がガストバーナーだった。一言で言えば弾丸のようなライブ。息つく暇もなく曲は続いていくけど一瞬の曲の終わりと始まりの間の静寂がとても鋭利な緊張感を持っていて、たまらなく好きだった。それに、よく観てるとメンバーそれぞれアイコンタクトをかわしているし、バンマスであるギターの加納さんのカウントが聞こえてくる。結成時から定期的に観ている者としては、着実にバンドとしてのグルーヴは上がっているというのが分かる気がする。それに、ひとりひとりの音がガツンと身体に響いてくる感じはこのバンドの醍醐味だし、他のバンドを観ている時とは違う何かが身体から分泌されてるんじゃないかと思うくらい血湧き肉躍るようなライブをしてくる。アドレナリンの他になんかあったかな、もしかしたらガストバーナー自体ヤバめの何かがあるのかもしれない。キャッチコピーは、危険なヤツら。まさにそれ。前回わたしが行ったツアーファイナルで、次のアルバムとツアー決定の知らせを聞き、一昨日ツアー日程発表、昨日はアルバムからの先行音源配信の知らせが届いて、日付が変わった今日先行音源が配信された。彼らは各々仕事をする社会人バンド。土日にライブ、レコーディング、リハーサルなどのバンド活動をしている。ただでさえ月〜金カレンダー通りに働く生活をしている上にバンド活動をしているなんて、わたしからしたらヒーロー以外の何者でもない。同じ立場に居ながら、わたしたちを鼓舞し、手前味噌だけど明日への活力をくれる。なかなか出来ないことだとわたしは思ってる、だからヒーローと呼んでる。

これが今日配信されたヒーローの新曲。アルバムも楽しみ。ちなみにアルバムのタイトルは「MAGIC」わくわくしてきた。

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