ヒプノシスマイクの楽曲

「絆」

作詞 YOSHI & ポチョムキン(餓鬼レンジャー)
サイプレス上野
弥之助(AFRO PARKER)
Mr.Q & 山田マン(ラッパ我リヤ)
tofubeats

作曲 tofubeats

シンジュクの3人の各パートを3回に分けて、それぞれ個別に考察していきます。

前回はシンジュクパート（ユニゾン）とフックを考察してみました。
今回は3人のパートを個別に見ていきたいと思います。
こちらもとってもエモいです……！

前回・続きの記事はこちら。
第一回
【修正】「絆（シンジュクパート・フック）について考察します。①」

第三回
「絆（シンジュクパート・フック）について考察します。③」

はじめに。

◆ o と u は置換してます（音が近い為）
◆ n はあまり気にしなくて良いようです（母音がない為）。

解説っぽいもの。

・3人とも1回ずつ自分の名前を名乗っている

油断はまずない寂雷
なーそうだろ？　待ってたろ？（ひーふーみー）
俺 独歩も自由にfree

【寂雷パートについて】
寂雷の名乗りたがりは相変わらずですが、他の2人については珍しいような気がします。
その上、「さすらい」「危ない」「莫大」など、何度も名乗り過ぎです……。
どれだけ自分が大好きなんだ（笑）。
ですが、ラッパ我リヤの提供「Shinjuku Style〜笑わすな〜」でも
流れてる侍の血たぎる、危ないこの世をさすらい。神宮寺 ジャクライ
というリリックがあります。

更に……

言葉で彩る 俺がドッポ！

僕 一二三が、成敗する

こんな感じです。
ラッパ我リヤは彼らに名乗らせたいのかも……？
とはいえ、寂雷はさすがに名乗り過ぎなのでは（笑）。

【一二三パート】
一級品（i•uuin）という単語で一二三（iui）と名乗らせているようですので、自分自身に〈一級品のホスト〉という自信を持っているのかも。
ちなみにWe Are Super 一級品（aa uuaa i•uuin）にて寂雷（auai）とありますので、〈先生はスーパーマンのような男〉であると尊敬しているのかもしれません。
実際にCDのドラマパートでも、一二三や独歩は先生を〈スーパーマンのような存在〉として認識しているようですし、寂雷本人も「Light & Shadow」という曲の中で〝しかし なってみせる　どんなスーパーマンにも〟と歌っています。
ドラマパートでは謙遜している寂雷ですが、自分自身の役割として〈スーパーマン〉という称号を受け入れたのではないかと読み取りました。

【独歩パート】
俺 独歩も自由にfree
自由＝freeなので……2回も言ってる……。
本当に心の底から〈自由〉になりたいという願望の現れなんでしょうかね（笑）。

また、独歩のパートには一二三（iui）に近い母音がやたらとたくさん含まれています。
幼馴染としての独歩と一二三の絆の強さを示しているパートなのかもしれません。

……ね？
エモいでしょ。
歌詞に乗せてサラリと名乗るというラッパーらしいやり方。
その中にも様々な思惑が散りばめられており、それぞれのキャラクターらしさを演出しています。
韻を踏むというやり方含め、そういった言葉遊びをたくさんできるのがラップのよさの一つだと思っています。
深く考察していく事でいくらでもエモを読み取れる。

例え思い込みで、本当は全然違っていたとしても……楽しいからさ（笑）。
そんな人それぞれのエモ話を聞いてみたいのですが、どなたかいらっしゃいませんか……？
まだまだあるんですよ。
キャラクターごとの押韻エモ話！！

ラストはこれ。
・お互い、残り2人のチームメイトの名前を表す母音を含んでいる
※別記事にて解説中

長くなってしまったので分けます。
私がヒプノシスマイクというコンテンツを追いかけているのは、アニメ・マンガ好きの為の二次元コンテンツとしてより、ラップの新たな一ジャンルとして楽しいからです。

18人のラッパー達の披露する楽曲のファンです。
ヒプノシスマイクがここまで作り込まれたコンテンツでなければ、もしかすると触れる事はなかったかもしれません。
こういった二次元イケメンだらけのジャンルに手をつけるのは初めてなんですよ……。
元々ただの音ゲーマーなので。

声優さんも全くと言っていい程知らないし！
速水奨さんも知らなかったので（名前を見た事があるような気がするって感じ）。
今やすっかり速水奨さんのフロウのとりこなんですけどね……。
大変上品で紳士的な方なんですよ。
争いが嫌いで常に気配りを忘れない愛妻家だっていう。