見出し画像

シネ・ヌーヴォ応援企画/藤元組より

「シネ・ヌーヴォFROM NOW ONプロジェクト2023」を発表してすぐに、シネ・ヌーヴォでずっと上映でお世話になっている、藤元明緒監督と渡邉一孝プロデューサーより連絡をいただきました。
「シネ・ヌーヴォ応援のために、藤元明緒監督の3作品を有料配信して、その売上を寄付できればと考えています。」と。

すべてヌーヴォで上映してきた作品で、思い入れもあるし、とても大好きで大切にしている映画に、またこのような形で助けていただくことになるとは思いもしませんでした。本当にありがとうございます。映画は社会の鏡なのだと改めて感じられる3作品『僕の帰る場所』『白骨街道ACT1』『海辺の彼女たち』をぜひこの機会にご鑑賞いただけたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。(写真は2021年5月の『海辺の彼女たち』上映初日のオンライントークの様子です_)


以下、藤元明緒監督の「note」より引用しています。


お世話になってる方も、はじめましての方もこんにちは、映画作家として活動している藤元明緒です。

先日、大阪にある映画館シネ・ヌーヴォが存続の危機にあるため支援企画がスタートしたという衝撃的なニュースが届きました。

大阪で生まれ育ち、初めて出会ったミニシアターがシネ・ヌーヴォさんでした。
ここで学生時代は多くのアートフィルムを観て、いつしか映画制作を志すようになり、時を経て僕らチームの作品を上映していただけるようになり、いわば僕にとって故郷のような場所です。

記事を読んだとき心臓がギュッと締めつけられ、慣れ親しんだ実家が取り壊されるかもしれないという様な恐怖感に襲われました。

何か出来ることがないだろうか・・・
と活動を共にする渡邉プロデューサーと話し合った結果、"サポートファンディング"という形で藤元組の過去作すべてのオンライン配信チケットを期間限定で販売することに決めました。

すごく微力だと思うのですが、その配信チケットの売り上げの全額をシネ・ヌーヴォさんに寄付するという企画です。

僕らの映画は普段DVDや配信レンタルはやっていません。
劇場で見逃した方、もう一度観たかったよーという方はぜひぜひご参加いただければ幸いです。

これからもずっと、あの素敵な空間で皆が豊かに過ごせることを願います。

——藤元


サポートファンディング配信 概要

配信作品:僕の帰る場所、白骨街道ACT1、海辺の彼女たち
料金:3作品セットで2200円 ※それぞれ個別での配信はございません。
期間:8月4日(金)23:59まで視聴可能

チケットのご購入・視聴はこちらから⬇️

*クレジットカードやコンビニ決済に対応しています
*ご不明な点がございましたらfujimoto@kineasia.comまでご連絡ください。


作品情報

海辺の彼女たち

[2021年/日本=ベトナム合作/88分]

技能実習生として来日した若きベトナム女性人たち。搾取された職場を脱走し、北国の港町へ。故郷にいる家族のために安定した稼ぎ口を手に入れるも、彼女たちに更なる過酷な運命が訪れる——。

新藤兼人賞金賞、第3回大島渚賞
第68回サンセバスティアン国際映画祭 新人監督部門
第33回東京国際映画祭 ワールドフォーカス部門
第42回カイロ国際映画祭 [*最優秀ヒューマントラフィック賞]
第22回ドイツNIPPON CONECTION [*ニッポン・ヴィジョンズ審査員賞]

公式サイト

白骨街道ACT1

[2020年/ミャンマー/16分]

インドとミャンマーの国境近くに住む少数民族ゾミ族の一団が、日本兵の遺骨収集事業を担い、かつて第二次世界大戦の戦場だった場所へ向かう。

第13回大阪アジアン映画祭インディフォーラム部門
第14回ニューヨークJapan Cuts

僕の帰る場所

[2018年/日本=ミャマー合作/98分]

東京の小さなアパートに住む、母のケインと幼い二人の兄弟。入国管理局に捕まった夫アイセに代わり、ケインは一人家庭を支えていた。日本で育ち、母国語を話せない子ども達に、ケインは慣れない日本語で一生懸命愛情を注ぐが、父に会えないストレスで兄弟はいつも喧嘩ばかり。ケインはこれからの生活に不安を抱き、ミャンマーに帰りたい想いを募らせてゆくが——。

平成30年度 文部科学省 選定&特別選定作品
第30回東京国際映画祭 アジアの未来部門 [*作品賞、国際交流基金アジアセンター特別賞]
第12回アジア太平洋スクリーンアワード 最優秀児童映画賞ノミネート

公式サイト

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?