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笑顔じゃなくても、かわいいよ

私の描くイラストは
私に似ていて、あまり表情が豊かではない。


明るい印象より、どこか憂いを感じるような
笑顔より真顔、無表情のイラストを描くのが得意なんだ。


理由はなんだろう、なんて
少し考えてみたのだけど 


昔、友人やバイト先の男性に
何度も「笑わない方がかわいいよ」と言われたことがあった。

笑顔がひきつってると。


確かにそうだ、私は笑顔が得意じゃない。
自分でもわかってる。

自覚はあったけど、当時はショックだった。

笑わない方がかわいいだなんて
言われて嬉しい人なんているのかな?

笑顔はかわいい方がいいでしょ。
私も笑顔がかわいいねって言われたかったな。



そんな思いを心の奥にしまったまま
笑顔がコンプレックスになった。


だからかな、描くものも
表情がないイラストが多くて。

だけど、

イラストを描くようになってから

無表情には無表情なりの
かわいらしさがあることに気付いた。

そして真顔のゆるい動物を描いてると
なんだか心が落ち着いて、癒されるんだ。

笑顔じゃない、明るくない、からこそ
滲み出る魅力ってある。




イラストと同様

例え、表情が豊かではない自分も
自分らしさで、これが私
魅力なんじゃないかな、って

笑顔が苦手でひきつったり
真顔になっちゃう自分も愛したいな、なんて

少し、ほんの少しだけ思えるようになった。



私はイラストが上手ではない。
だけど描くことが好きだし
私は私のイラストが好きだよ。

かわいいと思って描いている。

私だから描けるイラストを大切にしたい。

自分の手で、心で描いたもの達を
愛していくことは

自分を認めることと同じ気がするから。



「笑ってなくても、かわいいよ」
「無理しなくても、大丈夫」
「今日もありのままの心と表情で」




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