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制作会社が、ウェブトゥーンに関する質問まとめてみました

皆さん、こんちには!コピンコミュニケーションズジャパンのハツミと申します。弊社コピンは、スマホ用縦読み漫画、通称「ウェブトゥーン」(WEBTOON)を制作している会社です。長いのでコピンと覚えてください!

\コピン作品はピッコマで読めます!/

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最近、ウェブトゥーンの知名度も上がってきたおかげで、ありがたいことに、ウェブトゥーンを描いてみたい作家様から、弊社のTwitterのDMや、公式サイトでのお問い合わせを頻繁にいただくようになりました。

今回は、弊社によく来るお問い合わせ内容をまとめ、Q&Aのような形でこちらにまとめさせていただこうかと思います。今後、ウェブトゥーンを描いてみたい作家様がいらっしゃいましたら、ぜひ参考にしてくださいませ!

では、さっそく答えていきましょう!

●ウェブトゥーンは、どんな風に作っているの?

ウェブトゥーンは、基本的に分業体制で作られています。どれほど細かく分業するかは各会社によりますが、原作、ネーム、線画、背景、着色など、それぞれの工程において、担当者が専属し、アニメーションスタジオのような形式で制作しております。もちろん、シナリオから、ネーム、線画、背景まで全部一人でやる!という、個人の漫画家さんのような制作スタイルも可能です。また、それとは逆に、漫画のストーリー原作とネームまでは作れるんだけど、うまくキャラクターを描けない…という方の場合でも、チームで制作できるのが、ウェブトゥーン制作のメリットでもあります。

以下の記事も、参考になるかと思います。

すべての制作会社がこのような形で、制作しているかは把握しかねますが、弊社コピンでは、上記のような分業が徹底されております。弊社の制作の一例をご紹介しますと、作家様には基本的に、原作~キャラ線画までをお願いし、背景・着色はコピンの韓国本社で行っております(もちろん背景まで描きたいという場合は描けます)。その他にも、小説家の方が原案を担当し、漫画家の方がネーム・キャラ線画を担当、背景・着色をコピン本社で行うというような、柔軟な制作スタイルで制作している作品もあります。作家様の長所を活かした作品作りができるのも、ウェブトゥーン分業制の良いところです!


●納期スケジュールは?

基本的に掲載先のプラットフォームの連載ペースに合わせます。そのため、多くのプラットフォームが採用している、週一連載に間に合うような形で、作品を納品していく形になります。

だからといって、馬車馬のように連載に追われて制作しているわけではなく、多くの制作会社では連載前に何話か、ストックを作っておいてから連載を始めるケースが多いです。どれくらいストックを作るかは、掲載先のプラットフォームにもよりますが、イレギュラー事態に備え、だいたい10~20話程度ストックしてから、連載を開始する場合が多いです。そして、連載開始後はチームで連携し、月4-5本のペースで制作していく形になります。


●何で描いているの?

多くの制作会社がCLIP STUDIOで制作しております。弊社もCLIP STUDIOです。CLIP STUDIOはウェブトゥーン用のテンプレートなどが充実しているので、オススメですよ。

●エロ・グロは描けるの?

配信先のプラットフォームによります。しかし、直接的なエロ・グロ表現はダメでも、ぼかしを加えたり、モザイクをいれることで配信が可能になるケースもございますので、そこは掲載先プラットフォームとの兼ね合いになります。


●漫画を描くか、ウェブトゥーンを描くか迷っています

こちらに関しては、作家様の作りたい作品にふさわしい媒体を選んでいただければと思います。自分の描きたい方を描いてください…!

弊社でも簡単にですが、紙の漫画とウェブトゥーンの表現の違いについて説明した記事も書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。

ただ、ウェブトゥーン制作会社として、ウェブトゥーンを描くメリットをいくつか述べさせていただきます。

まず、ウェブトゥーンの連載では、人気が出なかったり、制作費の都合等で打ち切りになったとしても、その作品はデジタルで残っているので、プロモーションを変えたり、配信先のプラットフォームを変えたりすることで、横展開することが容易です。簡単に言えば紙での連載に比べ、チャンスが多いのです。

また、弊社では基本的に世界配信する前提で、作品を制作しております。紙の漫画で世界配信を目指すとなると、まず国内でのヒットが必須の条件となってしまいます。しかし、ウェブトゥーンであれば、はじめから世界デビューできるのです!これらの点が、ウェブトゥーンを制作するメリットと考えております。


●ウェブトゥーンは、稼げるの?

オープンカー!別荘!タワマン所有!とまでは、稼げるかはわかりませんが、普通に暮らす分には稼げると思います。少なくとも、コピンでは!(詳細はお問い合わせください)

以前は「無料で読める漫画だし、ユーザーも若年層だから稼げない」と言われていたウェブトゥーン業界ですが、認知度の向上と、プラットフォームの課金体系の変化により、今では作家様がきちんと稼げるようになってきました。また、さきほども申し上げた通り、市場がグローバルですので、日本でウケなくても、海外に出したらウケたということもあり得ます。市場がグローバルな分、さきほども申し上げた通り、チャンスは多いのかなと感じます。

また、弊社の場合ですが、原稿料の他に作品の売り上げによって、レベニューシェア(いわゆる印税として)をお支払いしているので、作品が全世界で爆発的ヒットをした場合、オープンカーも、別荘も、タワマンもあながち夢ではないかもしれませんよ!!

以下の記事も参考になるかもしれません。


●ウェブトゥーンって流行るんですか?

流行ります。というか流行ってます!!!

●ライトユーザー向けなのでは?

ウェブトゥーンについて、よくお調べになられてますね。素晴らしい…!

確かに、ウェブトゥーンは、ライトユーザー向け、若年層向けコンテンツと言われていたときもありました。しかし、その認識を変えようと、日本国内でも、各社勢力を挙げて、未開拓のユーザー層を取り込めるよう、どんどん新しいウェブトゥーンを制作しております。そのため、これから多数の国産ウェブトゥーンが配信されていく中で、ユーザー層も増えていくはずです。

ウェブトゥーンは、まだまだ発展途上のカルチャーなので、もしかしたら、いまこのnoteを読んでいるあなたが、世界を席巻するウェブトゥーンをつくれるかもしれないのです!!!弊社コピンでも、もちろん現代のニーズに合わせた作品も作っていきますが、日本の漫画の王道作品くらい世界を魅了するウェブトゥーン作品を作りたいと考えて、日々制作しております!押忍!


●どこの制作スタジオがいいのでしょうか?

そりゃもう断然コピンです。
もうコピンです。決まりです。

弊社はウェブトゥーンの本場、コピン韓国本社と連携し、ウェブトゥーンを制作しております。そのため、クオリティ、メディアミックスやローカライズのノウハウなど、作家様の作品作りに貢献できる要素が多くあります!!!

なので、ぜひ!
コピンで作品を描いてください!


その他質問について

上記を読んでも解決できないウェブトゥーンのお悩み・ご相談等ありましたら、ぜひ弊社までご連絡ください。全力でお答えします(編集長が)

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●編集長(中河原)Twitter: https://twitter.com/7h0shi

弊社コピンでは、世界に届くウェブトゥーン制作に日々励んでおります。「我こそは、世界を轟かすウェブトゥーンメーカーになる!」という志の方がいらっしゃいましたら、ぜひ弊社にご連絡ください。

作家様、編集者様、グラフィックデザイナー様、CGアーティスト様、とにかくウェブトゥーンを描いてみたいクリエーターの方々のご連絡お待ちしております。

コピンについて

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