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大学職員への道は厳しいことだらけ?就職や転職は余裕?

大学職員になることを夢見る人は多くいます。
しかし、その道のりは決して平たんではありません。
大学職員への転職は、求められる要件が高く、競争が激しいためです。

本記事では、実際大学職員の内定を7つ獲得し、大学職員として採用担当経験のある現役職員が、大学職員への道と大学職員へ転職する際の課題について詳しく解説します。
※この記事で大学職員の対策はある程度万全です。手っ取り早く内定に近づきたい方はコチラを参照ください。

大学職員への道の選択肢は2つある

大学職員への道は、大きく分けて2つあります。
それぞれどのルートで大学職員を目指すか考えておきましょう。

①大学を卒業後、新卒で大学職員として採用される

大学を卒業すれば、その大学に職員として採用される可能性があります。

特に 母校であれば他の大学よりも志望度が高いとみなされ 通過率は少し上がります。

ただし、採用基準は厳しく、優秀な成績と高い資質が求められます。

特に東大や京大といった有名大学だけでなく、年収が高い中堅有名私大の職員であっても、競争率が非常に高くなります。


②民間企業や他の組織から大学職員へ転職する

すでに社会人となっている人が、大学職員へ転職するケースも多くあります。

この場合、専門的な知識や経験が重視されることが多いです。

最近では ジョブ型 採用 キャリア採用という言葉が定着してきていることから、年齢制限もないことが多いです。

つまり 大学職員への道は なろうと思えばどこからでもチャレンジができる環境になっているのです。

ただ高倍率の面接試験を通過することが世代の壁。
大学職員特有のの面接質問について対策してこなかったからはこちらを参照ください


大学職員への道が厳しいと言われる理由とは?

大学職員になると周りに報告すると「よくそんな厳しい道 通過したな」こう言われることが多いです。

そこで今回はなぜ大学職員への道は厳しいと言われるのか?その理由を挙げていきます。

大学職員への就職を目指す方にとっても、この厳しさを理解することは内定までの近道となることでしょう。

高い学歴が求められる

大学職員への道ではまず学歴が壁となります。

これは自らの学歴と、受験する大学の学歴が関係しています。

一般的には、大学職員には、高い学歴が求められがちです。
ただこれは、優良大学に入る場合に限ります。

大学職員であればどこでもいい訳ありませんよね?

日本にある800近い大学のウチ、上位大学の職員にならなければ、足元の給与も低ければ将来的に後悔するでしょう。

結論をお伝えすると、大学職員として働く大学の偏差値と、あなたの学歴偏差値に大きな差があればより大学職員への道は厳しくなります。
詳しくはこちらの大学職員偏差値ランキングを参照ください!


専門知識が必須

大学職員への道へを歩むには、専門知識が必要になってきています。

一般的には大学職員は誰でもいつでも資格なしでも受験できる事務職として人気でした。
しかし、近年Job型採用やキャリア採用が浸透してきており、より専門知識のある人間をピンポイントに採用するケースが右肩上がりに増えています。

つまり、専門知識の面から大学職員への道が厳しくなっている現状があります。
採用段階で業務や専門知識を細分化されるのです。

総合事務職採用ではなく、採用段階で細分化されるということは、人文・社会科学系、理工学系、医療系など、募集する分野によって専門知識が必要とも言いかえられます。


競争が激しい

大学職員への道でやはり厳しいと印象付けられるのが倍率です。

大学職員は1人の募集に対して、多くの優秀な人材が応募してきます。

特に有名大学や一流企業からの転職者は、高い評価を受けやすい傾向にあります。

自身の強みを的確にアピールする必要がありますし、より専門知識や独自性、即戦力であることの実現可能性が求められます。

年齢制限がある場合も

一般的に大学職員の応募は国立大学法人を除き年齢制限がないことが多いです。

しかし、一部の私立大学では、年齢制限を設けているケースがあります。

例えば35歳以下など、若手人材を求める傾向にあり、転職を検討する場合は注意が必要です。

地方大学への転職が難しい

地方の中小規模の大学への転職は、なかなか難しい場合があります。

首都圏の有名大学ほど、応募者が集まりにくいためです。

しかし、そのぶん競争が少ないメリットもあります。

地方であっても最低でも、総学生数4000人以上の大学職員を目指すことをおすすめします。

具体的によく聞かれる質問として「どの大学職員を目指せばいいのか」という質問がありますのでこちらでおすすめ大学を挙げておきます

悪い大学職員への道へ進まないように、しっかりと「良い大学求人」「悪い大学求人」を見極めるようになることも重要ですよ

大学職員への道が余裕だという人もいる理由とは

大学職員への道は厳しいと言う人が多い一方で、大学職員への道が余裕というひともいます。
そんな大学職員が余裕だという声を集めてみました。

大学数が多すぎるため

日本に大学は800近くあります。

そのため受験できる数が多く、大学職員は楽ちんだという意見です。

それにはわたしも同意します。

ただ、大学職員になれればどの大学でもいいわけではありませんよね?

大学職員を目指す理由があるはずです。

高い給与なのか、ワークライフバランスなのか、年功序列なヌクヌク職場なのか

人によるかと思いますが、その大学職員の恩恵を受け続けられる上位大学への転職が必須です。

つまり、上位大学への大学職員の道は厳しいが、大学職員ならどこでもいいなら余裕ってこと。

日本には確かに多くの大学がありますが、それが大学職員への転職が簡単であることを意味するわけではありません。

実際、大学は多くとも、大学職員の募集数は非常に限られています。

地方でも有名大学ほど競争が激しくなり、志望者数が多数に上ることが予想されます。

たとえば、東京の主要国公立大学の一般職員公募でさえには、毎回数千人が応募するのが一般的です。10人に1人の合格率になることも珍しくありません。

また、私立大学についても同様で、有名私立大の一般職公募には必ず多数の応募が見込まれます。

ES(エントリシート)の書類選考ですら難関となるケースが多々あります。

つまり、大学の数の多さだけでは大学職員への転職が簡単とはいえず、むしろ高い競争に打ち勝つ必要があるのが実情です。

志望者全員がエリート大学職員を目指しているわけではありませんが、優良大学の求人には例外なく熾烈な争いが予想されます。

民間企業出身者を求めているため

大学という組織では「改革」という言葉に溢れています。

人口減少期の影響が将来的に押し寄せるなか、今から改革を行い強い大学組織運営を行うということです。

そのため改革力のある、外部からの血を入れたい大学が多いです。

いまいる大学職員では改革なんてできないのです。

確かに民間企業からの転職者は、実務経験が買われるケースがあります。

しかし、民間企業出身者を求めているからといって、大学職員への転職が簡単になるわけではありません。

大学側も高い基準を設けており、複数の条件をクリアする必要があります。

具体的には、高学歴や専門知識の保有、資格の取得状況など、様々な要件が課されることが一般的です。

たとえば研究職や教育職を目指す場合は修士号や博士号の学位が必須となり、民間企業経験だけでは不十分です。

事務職でも同様に、高い基準が設けられています。

加えて、大学は世間的にも高給与が期待される人気職種のため、多くの志願者が集まります。

有名大学ほど、優秀な民間出身者が数多く応募してくるため、熾烈な書類選考や試験、面接などが予想されます。

自身の強みを的確に主張できなければ、たち位に立ち行かなくなります。

つまり、大学が民間企業出身者を求めているのは事実ですが、それだけでは十分ではありません。高学歴、専門知識、実務経験などを総合して評価されるため、万全の準備をしっかりと行う必要があるのです。


離職者が多いため

大学職員への道は、就職の難易度が注目されがちですが、離職者も多いです。

ただ、これには注意が必須。
大学職員の退職者数が多いからといって、必ずしも転職者が増えるわけではありません。

むしろ、欠員補充のために厳しい選考が行われる可能性が高くなります。

実際、国公立大学では時期によって大量退職が発生するものの、採用数は限られています。

大学側も優秀な人材を求めるため、通常よりも選考の水準が引き上げられるケースが多いのです。

また、私立大学についても同様で、退職者が多いタイミングで積極採用を行ったとしても、志願者数が急増するため倍率は上がるはずです。

退職者の有無にかかわらず、優秀な人材を獲得しようと大学側の姿勢は変わりません。

大学職員の退職理由としては、定年退職、育児・介護による退職、民間企業への転職などがあります。

退職そのものは大量に発生する可能性がありますが、採用に回る数は限られているのが実情です。

むしろ競争率が上がるため、転職はより難しくなる可能性すらあるのです。


大学職員へ本気でなりたい人は意外と少ないため

大学職員への道が余裕だと私が思う理由1位が実はこれです。

大学職員は、社会的地位が高く、魅力的な職種とみなされています。

給与水準も高いため、本気で目指す人は決して少なくありません。

ではなぜそう思うのか。

それは確かに志願者は多く敗率は高くなりがちだが、ほとんどの志願者は下記だからです。
「とりあえず大学職員うけるか」
「うかればラッキー」
「どうせうからないけど受けとくか」
「知ってる大学職員の求人あったので取りえず」
「俺が受かるわけない」

いわば当たればラッキーの宝くじ感覚でES(エントリーシート)を出す人が一定数いる。
これが大学職員の実態です。

つまり、本気で大学職員になりたい転職や就職にガチな人だけで正規の倍率を計測するとおそらくどんなに人気大学でも数十倍の倍率まで下がります。

この「なんとなく勢」に混ざらないようなES(エントリーシート)を書くことは当然、そして面接の受け答えにおいてしっかりと大学職員に本気でなりたいことを言葉だけでなく根拠を持って伝えなければいけません。

まずES(エントリーシート)段階でちらほら選考落ちするようではまず通るES(エントリーシート)を作成してください。
【コピペ可】

大学職員のES(エントリーシート)が通過してやっと面接に望めますが、大学職員の面接は安易な気持ちでは受かりません。

私は30回以上大学職員の面接を受け、大学職員としても百を越える面接官をしてきました。

結論、大学職員への道は面接対策次第です。

そして、給与が高い倍率の高い優良大学職員と面接に特化した対策が必須です。

私の大学職員の経験値を全て詰め込んだ面接対策はこちら↓

話がそれましたが、しっかりと大学職員への面接対策次第で、大学職員への道は余裕です。

余裕とまで言い切るのは、わたしはここまで面接対策してから優良大学の内定を7つも獲得しています。

私のスペックはブログの通りごくごく普通。資格なし成績なしのフツメンですから。

そのため、努力は必要ですが、大学職員への道が余裕だと断言させていただいてます。

有名大学の一般職公募には、例外なく数百人から数千人の応募が見込まれます。

競争倍率が100倍を超えることもありますが、実質倍率は大したことないので本気の人は本気で数ヶ月活動してください。

そして、私が大学職員への道を決して舐めているわけではないことも合わせて明記させていただきます。

中小規模大学の公募でも、必ずしも応募者数が少ないわけではありませんから。

例え優良大学でなくとも、大学職員は人気なことから、経営基盤が安定していれば、求人倍率は10倍以上になることもざらにあります。
特に一般事務職などの公募には多数の受験者が殺到する可能性があります。

っといろいろ大学職員への道は、余裕だとか厳しいとか色んな意見をいいましたが、本気でやれば余裕というのが私の結論でした。

その本気が抽象的でわからないんだよ。
こんな声が聞こえてきそうですが、そう思う方はまだ私のブログをご覧頂いてないかと思います。

これもなにかの御縁です。
大学職員に少しでも就職したい、転職したい場合はこちらを熟読する時間を作って読んでみてください。

きっと大学職員への道が思ったより厳しくないことと、どの程度本気で目指せばよいかニュアンスがわかります。


大学職員の仕事内容

さて、大学職員への道が難しいやら、そうでもないやらお伝えしてきましたが、実際大学職員としてどんな仕事をするのか?
そこが定まらなければ、楽な仕事と思い人生をかけて飛び込むにはリスクがでかすぎます。

せめて、ミスマッチのないよう大学職員の仕事内容を理解しておいてください。

ご存知のとおり、大学職員の仕事は多岐にわたります。

大学職員といっても、単なる事務職とは違い、教育・研究支援職、事務職、技術職など、様々な専門分野の職種があります。

教育・研究支援職は、教員の教育活動や研究活動をサポートする役割を担います。

授業の準備や実験の補助、データ解析など、高度な専門知識が求められる仕事です。

EXCELのブイルックアップを使ったことないといえば使い物にならないという部署も増えてきています。

大学職員の事務職で、最も楽でイメージされやすいのが、大学の運営全般を支える仕事です。
学生の入学手続きから各種証明書の発行、施設や設備の管理運営まで、多様な業務を行います。
※私は楽だとは思ってません。

そして、大学職員には技術職があることも知らない人が多いです。

大学職員の技術職は、大学の研究活動を技術面から支援します。
実験機器の操作や修理、データ収集・解析など、高度な技術力が必要とされます。

民間企業でも、技術職は引っ張りだこですが大学職員という大きな枠内で技術職をするのと、不安定な中小企業で技術職となるのでは安定性と給与面でも大学職員には勝てないことが多い。

しかし、この大学職員技術職は大学で職人を抱えるだけあって事務職よりさらに狭き門となるでしょう。

大学職員への道が更に難しいということです。

このように、大学職員には無事によりますが、様々な専門性が求められます。

しかし、どの部署でも教育に携わるという点で、やりがいのある仕事が待っています。

ハズレ部署でも数年に一度の配置換えにより様々な経験ができることも魅力の一つです。

学術の最前線で働けること、次世代を育成できることなどが魅力として挙げられます。

ぜひ、大学職員の仕事内容を理解したうえでミスマッチのない大学職員への道を選択してください!

大学職員への道の転職事例

ここでは、実際に民間企業から大学職員へ転職した人の事例を見てみましょう。

いずれも私の大学職員として、そして、採用担当者として見てきた大学職員の方の生のストーリーです。

大学職員A氏(38歳)

IT企業でシステムエンジニアとして10年間勤務した後、地元の国立大学の技術職へ転職。

専門知識とスキルを生かせる職場を求めて転職を決意。
年齢的にも問題なく、安定した職場環境に魅力を感じ、予想していた通りの大学職員ライフを満喫。
なぜもっとはやく転職しなかったのか?自分を疑うほど。

大学職員B氏(35歳)

信用金庫から大学職員事務職へ転職。
信用金庫では役職ありで年収はそれなり(600程度)にあったが、大学職員は事務職で役職なしでも同等の給与が提示された。
いや、大学職員は残業なしで同等なので大学職員のほうが年収は高い。仕事もラクで最高。

大学職員C氏(45歳)

製薬会社の研究職から、同じ分野の私立大学の研究職へ転職。

民間企業での経験を買われた形で採用されましたが、給与面では多少の減収はあったものの、研究に専念できる環境に惹かれたと話していました。


大学職員D氏(33歳)

美術館での学芸員経験を活かし、大学の博物館施設の学芸職に転職。

公募への応募者が少なかったこともあり、比較的スムーズに内定を得ることができたようです。

このように、専門性を持った社会人経験者の大学職員への転職は、一定の需要があります。

いずれも大学職員への道を選んでよかった!という声ですが、実際大学職員になって後悔する人も一定数います。
大学職員なんてやめとけ!という感じですね。
そんな方の意見も知っておくべきです。

大学職員の魅力とは

大学職員への道を選ぶ人が多い理由は、大学職員がいかに恵まれている職業かというところが理由になります。

実際に大学職員として歴の長い私の独断と偏見ですが魅力を4つほど紹介しておきます。

休みが多すぎる

大学職員の夏休みはかなり多いです。

この夏休みだけを取っても大学職員への道を選ぶ人も多い。


年間120日以上の休日は当たり前、学生が休みの春休みは夏休みは2週間程度まとまって休みがある大学が多いです。

実際私の夏休みについてはこちらを参照ください。

安定している

これは賛否あると思いますが、私の呼んでいる大学職員とは総学生数4000人以上の優良大学です。

名前を聞いたこともないような Ff ラン大学の職員になってしまうとこの安定さは失われてしまいます。(正しくは今は良くても将来的に後悔する)

将来的に人口減少の影響が大きい大学業界と言われていますが、何かを提供したり販売する以上人口減少は全ての業種にとって大きな打撃です。

影響がありながらも現在大規模な大学であればほど大きな影響はない、近年も人口減少は著しいですが大学進学率がそれ以上に上がっているためダメージをカバーできています。

これから大学職員への道へ20代で飛び込もうとする人はかなり大学の将来性を見込んで大学選択をする必要があります。

その指標の一つとして総学生数も私は使っていました。

または大学の財務諸表を確認し安心して将来働ける大学かもしっかりと見極めてくださいね

私は元銀行員ですので大学の財務諸表はたくさん読んできました

そして最低限の情報を誰でもわかるようにコンパクトにした記事はこちらです。

給料が高すぎる

何と言っても大学職員の魅力はこれでしょう。

この高い給与から大学職員への道を選ぶ人が続出しています。

ただこれは上位大学に限るということを何度もお伝えしていますが注意してください。

確かにランキング上位に乗ってきている大学は有名私立大学であり平均年収1千万円を超えることも普通にあります。

事務職で年功序列でワークライフバランスが整っており年収1000万はかなり魅力的です。

しかし繰り返しますが上位層の大学に限るということを忘れないでください。

実際私は上位大学で働いているため給与は高いのですが、大学職員になるならしっかりと大学を選ぶことをおすすめします。

ちなみによく聞かれるのでこちらで私の給料を公開しています。(数年前の情報ですが)

年功序列である

大学職員のへの道を踏み入れる上で年功序列というのは一つの魅力的なキーワードです。

出世競争がなく横並びで仲良くみんな給料が上がっていくわけですから。

そしてこれは大学職員という高い給料だからこそ実現していることでもあります。

不動産や金融機関の営業職に疲れて年功序列を求め大学職員を目指す人に多い傾向ですね。

一方で公務員のように仕事ができる人ほど仕事が集まってくるのも大学職員の特徴です。

仕事をどれだけしてもどれだけサボっても年功序列で給料は同じなんですから

真面目で仕事ができちゃう人ほどこの年功序列というのは魅力的でもあり自分を苦しめることでもあるのです。

大学職員への道を踏み入れる前にこの電話しっかりと理解しておきましょう。


大学職員への道を目指すと決めた時の準備

大学職員への転職を目指すなら、以下の準備が重要になります。

より具体的な準備ステップをお伝えします。

・自身の強みや専門性を認識する

まずは簡単なセルフチェックから始めましょう。
就活で言う自己分析です。

  • 自身の最も得意な専門分野は何か

  • その分野で実務経験や資格は持っているか

  • 転職先の職種で求められるスキルは何か

上記の観点から、自身の強みと課題を冷静に分析してみてください。

専門性の棚卸しと言える作業で、即戦力や改革力を求められる大学職員では必須です。

強みは面接で自信を持ってアピールできますし、課題に気づければ不足している経験や資格の取得に取り組めます。

志望する分野の知識を深める

次に志望分野の知識を深める具体的な方法を紹介します。

  • 大学の公開講座や市民講座の受講

  • 学会やシンポジウムへの参加

  • オンラインの専門講座の受講

  • 最新の専門書や論文の購読

この分野で活躍する大学の先生の名前も調べ、研究内容を把握するなどして知識を蓄積していきましょう。
面接では研究についで、深い理解度が問われるので、日頃の学習が重要になります。
※学術系や産学連携を希望する場合は深堀りされると思っておいてください。

ES(エントリーシート)通過率を上げる

大学職員への道を目指す上ではまずES(エントリーシート)を通過させないといけません。

しかし、大学職員は倍率が高いためこのES(エントリーシート)で弾かれることが多いのです。

私は大学職員のES(エントリーシート)を40以上出して、30以上の面接試験に望んています。

つまり通るES(エントリーシート)とそうでないES(エントリーシート)には特徴があることを自ら学びました。

まるまるコピペもしていい大学職員のES(エントリーシート)はこちら⇓


志望理由をつくる

大学職員は給与がよくて、ホワイトでワークライフバランスがよくて…というように仕事に対するやりがい以上に条件面が先行します。
そのため【志望理由なんてない!】という人が続出します。
私もその1人でした。
大学職員の志望理由を考えるだけではなく、しっかり通る志望理由にするためにできることや、やったことをこちらにまとめてます⇓


関連する資格の取得を検討する

志望職種や分野によって、資格取得の検討が必要になる場合があります。

  • 研究職や教育職の場合:修士号や博士号の取得

  • 医療系の場合:看護師や臨床工学士などの国家資格

  • 公務員の場合:公務員試験の合格

  • その他:公認会計士、技術士、学芸員資格など

資格の取得には時間と費用もかかるので、計画的に取り組む必要があります。
取得を経験できれば、大きな武器になることは間違いありません。

インターンシップへの参加

大学職員への道の近道はインターンシップかもしれません。

転職先の大学で実際にインターンシップができれば最適です。

  • 大学の公募インターンシップに応募

  • 大学の先生に直接インターン受け入れを打診

  • 長期インターンが理想だが、短期でも参加経験は有利に

インターンを通して大学の雰囲気を体感し、現場の職員と交流できれば、職場の実態や業務内容をリアルに知ることができます。

また、インターン経験があれば、大学職員への道へ進む際に面接で高評価を受けやすくなるメリットもあります。

志望大学の動向をウォッチする

常に最新の大学情報をキャッチアップすることも大切です。
具体的には以下の方法があります。

  • 大学ウェブサイトの公募情報と教育・研究関連の最新ニュースをチェック

  • 大学の広報誌を定期購読する

  • 大学主催の公開イベントに参加し、最新の取り組みを確認する

このように大学の動向を追うことで、自分に合った公募情報を見逃さずにスムーズな応募ができます。

また大学の方針を理解し、志望動機を説得力のあるものにすることもできるでしょう。

このように、大学職員への道は、具体的な実践の積み重ねが転職活動の鍵となります。

一歩一歩、着実に前進していけば、きっと大学職員への夢は実現するはずです。

焦らず、準備を怠らずに続けていきましょう。

大学研究を行う上では、大学職員の面接対策を行うことで見えてくる場合があります。

なぜなら大学職員の面接は業界理解を問う質問がたくさん飛んでくるから。

私は大学職員の面接を30回以上受けてきた経験があり、そちらを余すことなく共有しています。


大学職員として挑戦したいことをきめる

大学職員として挑戦したいことがないまま面接試験に臨んでいる人もたまに見かけます。

言い換えると、大学職員としての将来のビジョンです。

働くからには高い目標と志を持って働くべき、これはどの仕事にも当ては。でしょう。

しかし、大学職員への道を選択する方の多くは高い給与や安定した環境、ワークライフバランスを求めているためこの「仕事で挑戦したいこと」は二の次になっていることが多いです。

実際私もそうでした。

だからこそこの面接対策をしていく中でしっかりと自分のビジョンを考える時間を作ることをおすすめします。

実際に大学職員に就職してしまった後はなかなかこのビジョンを考える機会ってありませんから。

空想や非現実的なことでも結構です、とにかく「大学職員として挑戦したいこと」について1時間で十分です、網とペンを持って真剣に考えてみてください。

意外とここで決まった挑戦したいことが働く上でのモチベーションになったり面接を通過するための鍵になることが多いです。


さいごに、大学職員への道を目指す方へ

ここまでいろいろ大学職員への道を選択する方々にメッセージをお伝えしてきました。

私は大学職員になる前から、大学職員について研究し実際職員になってからも採用担当したという立場から「大学職員への道」について考える機会は多かったです。

色々お伝えをしてきましたが結局「どの大学を選択するか」が大学職員への道の最大のポイントです。

大学は外から見る世界と、実際に就職してからの中からの世界は全く違います。

就職活動で色々調べて入社するけれども実際「働いてみないと分からない」とみんな口を揃って言うのと同じです。

大学職員も同じ「働いてみないとわからない」のです。

だからこそ後悔のない大学選びをしてください。

ここまで色々大学を選択するための指標や判断事項をお伝えしてきましたが、やはり大学職員の求人票を見分けることが一つの重要ポイントです。

すでにご存知だと思いますが 大学職員への道 という 求人が集まったサイトがあります。

上位層の大学職員へ転職するためには、高い学歴と専門知識が不可欠です。

加えて、熾烈な競争を勝ち抜く必要があるため、自身の強みをアピールすることが重要となります。

年齢制限や地方大学への転職の難しさなど、様々な壁もありますが、夢を諦めずに挑戦し続けることが大切です。

また大学職員の求人を見分ける「目」を持っておくことも重要です

そもそも大学職員の求人は少ないため、大学選択をしている時期にたまたま出てきた求人に飛びついてしまうとブラックな大学職員となりかねません。

しっかりと休日判断や求めてる人物像採用スタイルの動向によってその大学職員の求人が、良い求人なのか?ブラックな求人なのか?見極めた上で大学選択してくださいね。

その点私は大学職員の面接を30回以上受けてきましたので、人よりも大学職員の求人を見慣れています。

最低限の求人票の見極め方、私が見ていた点などはこちらで参照してください


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