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31歳の終わりに

明日で32歳になります。

わたしは友達が少ない内向的な性格なので、誰かにお祝いしてもらうような誕生日にはなりにくく、どうしても誕生日は「この1年、一体なんだったんだろう」と考えてしまうことが多いです。期末の時期と重なり、ちょうど振り返りをしやすいタイミングなのもあるとは思いますが。

で、31歳の1年間ですが。

前半はすこぶるしんどくて、塞ぎ込む日々が続いていました。というのも、職場のマネージャーとの相性が最悪で、毎週の1on1ミーティングが近づくたびにストレスを感じていました。

弊社は良くも悪くも人との距離が近く、顔合わせの自己紹介では、メンバーの生い立ちまで深掘りをするマネージャーも多いです。このマネージャーも御多分に洩れずこの傾向があり、最初の1on1の時点で、「あ、この人は無理だ」と思わせるぐらいにデリカシーや想像力に欠ける人でした。

最初の1on1でどんな話があったかを振り返ると…

・中高時代は帰宅部で友達がいない大人しい学生だったと回顧すると、「え、中学高校って一番友達ができる時期でしょう?そんなことある?!」と、小馬鹿にしたようにケラケラ笑う
・新卒の就活について深掘りしてきた挙句、「第一志望を決めないで就活するってある?」「当時の自分のことをどう思ってる?」「今から新卒時代のリベンジが出来るとしたらどうする?」と質問攻め

ちなみに、わたし自身は学生時代ぼっちだったことも今では良かったと思っているし、新卒就活についても大手企業へ総合職として入社できた点は成功だったと感じています。それなのに、ぼっちをバカにしたり、新卒就活が失敗だと言いたげなコミュニケーションには不愉快を通り越して怒りをおぼえました。

その後もわたしの生き方を否定するような言動が毎週の1on1で散見されたのですが、第三者がいないブラックボックスと化している空間での出来事を通報する気力もなく、ただただ半年間じっと耐えていました。半年後にこのマネージャーからは解放されましたが、「自分の物差しで他人を決めつけない」「天真爛漫と悪意なく人を傷つける無神経は紙一重だ」と、反面教師として学びました。

後半は、前半とは対照的に疾風迅雷の勢いで過ぎ去っていきましたが、「やっぱりわたしは人付き合いが苦手なんだな」という思いを強める出来事が所々にあり、飲み会へ参加した後に後悔することもありました。特に、飲み会で繰り広げられる仕事論や人生論は苦手です。「君の見た目で恋愛しないのは損」と酒の勢いに任せて説教されたときは、「うるさいなジジイ、今は令和なんだよ」と、内心ムッとしてしまいました。褒められた生き方ではないことは自分でも分かってはいるけれど、別にあなたに迷惑かけてないから良いじゃんと時々反論したくもなります。めんどくさいから反論しないけど。

そんなこんなで、明日からは32歳です。誰にも何にも縛られず、会社や実家との距離はほどほどにしたいです。大人数コミュニケーションも、両親のご機嫌取りも、わたしにとっては接待と同じです。自分にとってストレスが少しでも減る生き方を引き続き追求していきたいです。

ちなみに、1月から始めたダイエットは順調で、3.5kgほど痩せました。ただ、豆腐と野菜ばかりの夕食に疲れたので、今日は旬の天然真鯛とアサリでアクアパッツァを作りました。魚介の旨味たっぷりで、イタリアンパセリのアクセントも効いてて美味しかったです。最後はグルテンフリーのスパゲティを半人前投入したら、これもまた最高でした。

あと、ぼっちでも楽しく生きている人もいるよという趣旨の発信ができればいいなとも思っています。友達至上主義の社会に負い目を感じて、自分なんか無価値で消えてしまいたいと思い込んでいた10代の頃のわたしみたいな人が、一人でも少なくなる世の中になってほしいです。

(今日の一曲)
Invisible Sensation/UNISON SQUARE GARDEN

元気がないときに聴くと元気が少し出ます。2番から「だから、生きてほしい!」の歌詞までの流れが秀逸です。

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