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[スウェーデン] 文化


スウェーデンに実際住んでみて、得た発見と気づきをまとめます。

1 日照時間

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日本は秋口、5時半に日が登って18時に日が沈みますが、
スウェーデンは6時半に日が登って19時半に日が沈みます。(9月14日現在)
日照時間は今のところ少しだけスウェーデンの方が長いようです。

しかしこのちょっとした差と日没の遅さが人の体内時計にとても影響します
日が沈まないせいでなんだかお腹がすかないし、よく眠れません

そしてここからスウェーデンは怒涛のスピードで冬へと進み、
日本の数倍ものスピードで日照時間が短くなっていきます。
(12月は10時に日が昇って、15時には日が沈むらしいです)

気温はというと、9月20日現在は冬用の上着がないと外に出られません(残暑の概念は無い)。
なのでこの貴重な夏にスウェーデン人は、バーベキューや野外パーティー、テラスでフィーカを楽しむようです。

2 歩き煙草

日本では歩き煙草は大きな社会問題とされていて、駅の近くにスモーキングコーナーができていたり、多くのお店やオフィスで分煙が行われていたりと、喫煙者と非喫煙者への考慮がかなりなされているほうですが、(非喫煙者側の一意見)

スウェーデンでは室内での喫煙が法律上禁止されています。
煙草を吸いたい時はわざわざ外に出なければならないので、歩き煙草なぞさも当たり前のように行われているのが現状です。


3 キャッシュレス

スウェーデンに来てから一度も現金を使ったことがありません。
高度なキャッシュレス社会を身にしみて感じます。
例えば美術館の入園料、バスの運賃、コンビニで買うコーヒーも全て電子決済することができます(ただ日本によくある”割り勘”のとき、本当に面倒です)

もし旅行や留学で北欧にいらっしゃる方がいれば、スウェーデンはVISAかマスターカードが主流なのでVISAのクレジット/デビッドカードが準備するのがおすすめです。


4 Punctuality

スウェーデンの人はPunctualityを本当に(本当に!)大事にします。

その一例として、バスが毎日ほぼ時間通りにやって来ます。

バスも電車も時間通りきっちりやってくるし、遅延によるストレスを感じたことはありません。(ただ、定期を探してかばんをごそごそもたもたしていると、とりあえず乗ってといわんばかりに扉が閉められます)

先生が授業に遅刻してくることはまずないし、
カンファレンスも授業も時間通りに始まって時間通りに終わります。


5   パーソナルスペース

スウェーデンはとにかく“パーソナルスペース”を大事にします。
人との距離感をとにかく大事にする、穏やかな国民性です。

たとえば、大学内になにげなくあるテーブル付きのソファ、自習スペースは
半個室になっていて外からは中が覗けないようになっています。

スウェーデン人はよく“人見知り”と揶揄されますが、というよりは人との距離感をうまく捉えることのできる人が多いと思います。
過剰に干渉してこないし、かといって冷たいわけではなく、助けを求めた時は温かく受け止めてくれるし、とことん相談に乗ってくれます。

6    アフターピル

スウェーデンでは、薬局で容易に安価にアフターピルを購入することができます。
 
日本でアフターピルを処方してもらうには、病院を受診して診察料含めて数万円払わなければなりませんが、スウェーデンでは薬局で2000円くらいで売られています。(カゴ積みで、ドンキみたいに)

・女性のセクシュアルヘルスの認識
・この認識に基づく性教育に対する政策の充実
・先進的な避妊技術 
以上が関係しているようです。



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