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【体験談】スワンレディースクリニック出産レポ②

こちらの、通院レポート記事の続きです↓

入院から出産まで、そして退院までもとても快適に過ごせました。お伝えしたいことが多々あるのですが、また長くなるため、目次で必要な箇所を選んでいただけたらと思います。

ただ、勝手ながら、必見!院長先生語録だけは読んでくださったら嬉しいです。この先生だからこそ、私たちは2人目もお世話になろうと決めたからです。

設備や助産師さん、立地などが同じでも、先生が代わったら受診しなかったでしょう。それほど、岩本先生からは、熱い思いを感じ取りました。このような場ですが、御礼を伝えたいなと思います。

産後はアロママッサージもあったりと、本当に至れり尽くせりでした。マッサージなぞいらないよ!と思ってたけど、お部屋のオプションについてまして、受けてみたら産後の体には快適すぎました。。


入院① 2023年版 入院から出産までの流れ

私は2021年も出産していますが、2023年になってますます快適な制度に変わっていたため、2023年版で流れをお伝えします。

まず、初産か経産婦かで、入院する時間が異なります。入院は出産日の前日から、4泊5日。初産の場合は入院日の朝、経産婦は昼から入院となります。ちなみに部屋は当日決まりますので、朝、産院にお電話してグレードを確認してください。

入院後は荷物をいったん部屋に置き、分娩着に着替えて診察室に行き、子宮口を広げるバルーンを挿入します。この時から痛みをなくしたい場合は、追加オプションで痛みを取り除くことができます(新制度)。

バルーンが入ると、生理痛のような鈍痛があるため、全ての痛みを遮断したい!という方には、オプション追加も良いかも知れません。※私は追加しませんでした。

そしてこの後、すぐにLDR (分娩をする部屋。個室でかなり広い!)に移動し、無痛分娩のための麻酔を入れて、陣痛促進剤を服用していきます。下記のような状態となるため、部屋に戻ることなく翌朝の出産を迎えます。

よって、お水(500mlを2本)やゼリー、暇つぶし道具、モバイルバッテリーなどを持参します。(これ大事!)

これはまだ麻酔や点滴が入る前の状態。ご覧の通りLDRの雰囲気は落ち着いていて、アロマまで焚いてくれたりします。


というのも、2021年の頃はLDRで陣痛促進剤と、確か痛み止め?を飲み、夕食を取ったら自分の部屋に戻り、また深夜or陣痛が始まったらLDRに戻って麻酔を入れるという流れだったのですが…

これだと、陣痛が始まっても、痛みを我慢してしまう方がいたんだとか。深夜の、決められた集合時間まで頑張ろう!と……。

はい。それ私です。

第一子の頃は、部屋に戻ったあと陣痛が始まったのですが、悶えながらひたすら耐えてました😇😇😇結局半泣きでギブアップして、LDRにヨタヨタと移動しました。


ということで、現在は痛みを徹底的に取り除くためにも、最初から最後までLDRで過ごします。経産婦でも前日の14時過ぎから、翌朝の8時くらいまで滞在します。長いですよね。しかも痛みも感じず寝てるだけなので、暇なんですよね。暇つぶし道具が必要です。

この道具については、次のテーマの部分でまとめて紹介します。

そして、確か夜9時か10時過ぎに消灯となり、麻酔や点滴に繋がれたまま睡眠をとります。アイマスクがあると暗闇になって、眠りやすいかと思います。モニターなどの明るさを遮断するのにも役立ちます。

部屋の調光は調整してくれます。
これは第一子を産む3時間前。写真を撮れるほど、痛みも感じずに、ゆったりと過ごしていました。


この間も麻酔が効いているので、痛みはゼロ。
ただ、自分で動けず、トイレも行けないのでお小水を取ってもらい、足がベッドから滑り落ちたら持ち上げてもらうなど、棒人間となりながら、子宮口が完全に開くのを待ちます。

先生や助産師さんにたびたび様子を見てもらいながら、準備が整ったら破水をさせ、赤ちゃんが産まれるの待ちます。私は第一子は朝の5時、第二子は3時に産まれました。

この時、先生が状況を正確に見極め、生まれそうなタイミングの15分前くらいに教えてくれます。そのタイミングで、旦那さんに連絡を取り(※パートナーは、入院日は部屋のグレード問わず、立ち会いのために個室で待機・宿泊できる)、その次の連絡でLDRに来てもらいます。

すると、来てもらって5分くらいでスルッと産まれました。立ち会う側も楽ですし、こちらも棒人間になっている姿を晒し続けなくても良いわけです。笑

特に、2人目の出産の際は上の子も立ち会ったのですが、ママが痛みに苦しんでいるのを見たり、長時間異質な空間にいると、パニックになって泣いてしまうかも、と心配していました。しかし、先生が的確なタイミングで合図をしてくださったので、上の子が狼狽えだす前に出産を迎えることができました😆

当然、いきまなければ産まれませんが、その際の痛みはありません。陣痛さえ分からず、合図をもらって全力でいきむ、という感じ。

いや、私は陣痛を感じたい!という方は別ですが、痛みを感じたくない、という方には、痛み0、ストレスフリーで出産を迎えられるため、完全無痛計画分娩はとってもおすすめです。

産後は写真を撮ったり、赤ちゃんを抱っこしたり。必要な検査を済ませたら、麻酔が切れて落ち着くまで、数時間はLDRで待機します。この間、旦那さん&息子は部屋に戻って寝ておりました。

朝の3時。2歳の上の子も立ち会ってくれました。私もフツーに汗さえかかず、ニコニコ余裕な顔です。すっぴんではありますが。


この後、幸せムードな中、お産より辛いよ…ということがありました。麻酔が切れる時の症状なのか、すごく寒くなったのです。ブルブル。

そこで電気毛布をもらって、クルクル巻きになって寝ていたら、今度は猛烈に暑い😇そして麻酔が切れて、我慢できないほどの尿意が…😇慌ててナースコールをしたという恥ずかしいお話しです。

と、些細なトラブルはありましたが、陣痛に耐えて出産することを考えると、寒いとか暑いとかは気にならない程度の症状でした。


この後、LDRから個室に移動します。朝の8時までに個室に戻れれば、朝ごはんを食べることもできます。私は、第一子の時は車椅子で個室に戻りましたが、第二子の時は足のふらつきもなく、産後5時間ほどで朝ごはんをモリモリ食べていました。

ここまでは痛みはありません。
ここから先が、どんな分娩でも通るかなと思う痛い話になります。

しかしその前に、まずはお部屋と持ち物から。

入院② 部屋設備とおすすめの持ち物

結論、お部屋は下から2番目以上の、シャワーが個室に用意されている部屋をおすすめします。D1:スーペリア(22,000円/日~ 洋室)、ではなく、C:デラックス(33,000円/日 洋室)から、です。

お部屋のグレードと金額は、下記公式サイトページの下の方を確認ください。


シャワー付きを勧める理由は、おそらくですが、D1のお部屋は産後ケア等にも使われている簡易的な部屋であること、また、シャワーが共同になることから、お風呂の時間が決められていることです。

加えてLDRと新生児ルームと同じ階にある(と思われる)ので、物音が気にならないかな?と思いました。

※この辺り、気にされる方は最新情報を直接産院にご確認ください。

お風呂くらい慌てず入りたい…特に産後、会陰切開の痛みもある中のシャワー、思うように体が動かなかったりします。好きな時間に入れるという点は、ストレスフリーな体験には必須かなと思います。

第一子のときは、デラックスルーム。第二子はラグジュアリールームとなりました。それぞれ第二希望だったお部屋です。ラグジュアリーは、レインシャワー?天井からのシャワーと普通のシャワーとが備え付けてあって、簡易腰掛けもあり、ラグジュアリー🥺でした!!

ネット上にはたくさんお部屋の写真が出ていること、私は綺麗な状態のお部屋を撮りそびれたことから、部屋の写真はありません。。

部屋には基本的なアメニティは全て揃っており、自分の下着+退院の時のお洋服さえあれば入院できます。以下は、LDRや部屋で過ごす上で必要と思ったものです。

⭕️ないと困る
・お水。2リットル×数本
・モバイルバッテリー
・暇つぶしの本とか
・赤ちゃん&自分の退院時のお洋服
・会社で必要な書類


⭐️おすすめ
・好きなインスタント飲み物。ポットがあるので、ノンカフェインコーヒーを持参。
・↑を飲むためのコップ。ティーカップも1つありますが、パートナーと飲もうとすると足りないため
・着圧ソックス。産後にむくみました。
・冷えピタなど

上から補足が必要なものを説明します。

まずはお水。部屋には500mlが入る冷蔵庫がありますが、お水は1本?2本?しか用意がありません。
都度、1階のロビーの自販機に買いに行っても良いのですが、手間だし、産後はちょこちょこ動きたくない…。

第一子出産の時は、喉が渇くたび、買いに行っていました。第二子のときはその反省を生かし、2リットルペットボトルを6本持ち込み。1本残したくらいで、毎日飲料水にしたり、コーヒーを入れるのに使いました。お水はあると良いです。

また、LDRでもお水が必要です。500mlを2本程度持ち込めば良いかなと思います。また、半分寝たきりの状態で飲むことになるので、下記のような、ペットボトルにつけると、寝ながら飲めるストローがあると便利かなと思います。


続いてモバイルバッテリーです。こちらは、LDRで活用します。充電器があれば良いかと思いきや、コンセントが遠かったりするので、手元ですぐ使えるモバイルバッテリーが良いかと思います。

そして暇つぶしの本や、パソコン。
これは人によりますが、私は第二子の時は、LDRで暇すぎて…本を2冊持ち込み、1冊は読み終えてしまいました。


上の子が生まれて2年、こんな穏やかに過ごした暇時間はあったでしょうか…。積読本を消化できました。

あとはコップですね。
お部屋によっては、ティーカップとスワンオリジナル紅茶←これが美味しい!がありますが、それ以外にはうがい用の洗面コップしかありません。
もしパートナーが長時間面会するとか、おチビちゃんと過ごすようでしたら、簡易的なコップがあると良いかと思います。

さいごに冷えピタ。これは必要な人、不要な人と分かれると思いますが、私は偏頭痛持ちだったので念のため持参しました。これが大活躍…

産後3日目くらいから、母乳を作るために胸が岩のように硬くなり、眠れないほどで、悶え苦しんでいました。その時に冷やすと良いということで、ひたすら冷えピタを貼っていました。

ただ冷えピタは冷えすぎてしまい、あまり良くはないとのことで、助産師さんに申し出たら、小さい保冷剤を渡してくれました。しかし、すぐ溶けるんですよね。

部屋の冷蔵庫には、冷凍機能はなく、真夜中に何度もナースコールするのが居た堪れて…冷えピタを貼って凌いでいました…あとは足がむくんだ時にも、ちょっと貼ってみたり。

胸の痛みがどの程度出るか、浮腫むのか?などは、産まれてみないと分かりませんが、私はあって良かった持ち物の一つでした。

入院③ 産後の方が辛い!?😇

先ほどの冷えピタの話にもつながりますが、お産が無痛だったので、お産を乗り切れば痛みなどない😆と思っていましたが、大きな誤りでした…。

  • 産後の会陰切開の痛み

  • 産後の胸の痛み

この二つに襲われました。

麻酔が切れた後から、徐々に切開の痛みが出てきて、円座クッションがないと座れない中、赤ちゃんを抱っこして重みが掛かって痛い…🥺とか

急に胸がパンパンに張って目が覚めて、搾乳機で絞っても痛すぎて眠れない、とか。


私は出産さえ終われば、痛みはないと思っていたので、まさか産後の方が辛いとは思いませんでした😭ただ、痛み止めや抗生物質の薬もありますし、助産師さんには24時間コールをして、搾乳のお手伝いなどをしてくれるので、少しでも辛い時は遠慮せずコールをしたほうが良いかなと思います。

入院④ 助産師さんとのエピソード🥺

産後、数え切れないほどのエピソードがあります。第一子出産の時は、痛みに悶え、夜中に眠らない息子に疲弊し、ホルモンの変化なのか、涙が止まらず…

そんな中で、助産師さんには大変助けられました。先生も良い方でしたが、助産師さんもこちらに寄り添ってくれる親切な方が多かったです。

だって、こちらは人生はじめての体験で、無痛とはいえ体もボロボロで、お世話も恐る恐るオムツを変えたり、吐き戻しにオロオロしたり、授乳がうまく出来なくて、会陰の痛みに悶えたり…そんな緊張感を持っているのに対し、彼女たちは毎日の仕事で、多くのママさんと毎日毎日接しているはず。

普通だったら、日々の仕事、として思い入れが入らなくなると思うんですよね。

でも、第一子のときも第二子のときも、大変優しく接してくださいました。第一子のときなんて、泣きながら辛いとか怖いとかを訴えたら、話を聞いてくださり、退院後も何かあれば連絡くださいね、と声をかけてくれたり。

正直、対応が素晴らしすぎる助産師さん(親身になってくれる)と、普通の対応をされる助産師さん(こういうものですから大丈夫!気にしないで!など。気にしないでと言われても、こちらは何も分からないから不安な気持ちは拭えない)がいましたが、総じて対応は良かったです。

前回は違った気がしますが、今回は『私が担当なのでこちらの内線にかけてね』と言ってくださることが2回ありました。もしかしたら、産後ケアのご対応と、新生児ママのご対応を、分けるようになったのかも?しれません。基本的には同じ方が来てくれたりして、そうすると経緯がわかっているので安心して相談できました。

第一子出産のとき、右も左もわからずオロオロし続ける私とパパに掛けてくれた言葉。
今思えば、私、何でそんなことで悩んでたんだ?と思うけど、当時は不安と怖さと自信のなさしかなく、追い詰められてボロボロ泣いてました。

命を預かる不安。小さいフニャフニャの生きものを抱ける喜びと、それを上回る圧倒的な責任感と、不安。

だからこそ、助産師さんに優しくしていただけた上で、部屋やお食事のストレスがないのは本当に良かった。


基本的に夜間同室も、別室も自由なのですが、夜寝れない生活に慣れようとトライしたら、ボロボロ泣いてしまったという感じです。第一子のときは全てが初めてでオロオロ。

でも第二子の時は、これはチャンス!数年ぶりに1人で寝れる時間最高!!!と言わんばかりに、毎晩預かってもらってました笑

ちなみに第一子も第二子も、パパとママの血液型の組み合わせ?の兼ね合いもあり、黄疸が出ました。入院中は光線療法をして、退院翌日にフォローアップで再検査(無料でした)をしました。

上の子も連れて行ったのですが、上の子を見て可愛いいー🥺と言ってくださり、スワンベイビーなんですと伝えると、じゃあここにいる赤ちゃんたちの先輩だね!と。

検査中の待ち時間も、先輩!先輩!って可愛がってくれて、上の子も楽しそうにしていました。こういったところも、スワンさんの良さだなあと思います。

入院⑤ ここが好き!スワンさん!

長くなりすぎました。ここまでのポイントを箇条書きでまとめます。

  • 診察の待ち時間が少ない

  • 設備が綺麗で落ち着ける

  • 診察の際は、ドアを開けると先生がいつも立っていて、挨拶をしてから着席してくれる。座ったままカルテを見ながらどうぞー、ではありません。

  • 心配事があっても、すぐ対応してくれた

  • こちらの些細な不安にも、大丈夫大丈夫!と言わずに検査したり、薬を出してくれる

  • 一部だが、クレジットカードが使えるようになった

  • 出産の痛みがなく、お産がとてもスムーズで安心できる

  • 先生が出してる本がまた泣ける…(後述)

  • ご飯が美味しい!ボリュームたっぷり!

  • そのご飯も、追加料金を払えば、大人も子どもの分も提供してくれる

  • 部屋がとにかくホテル並みに広くて綺麗
    窓が大きいのと、カーテンが遮光ではないので、カーテンを閉め切っていても明るい。授乳の時はカーテン閉めますもんね。こんな些細な気遣いが嬉しい。

  • アメニティが豪華。ミキモト?の化粧品だったかと。

  • 手ぶら入院できる。産褥シーツもあります。

  • 最後に家族写真を撮ってくれる

  • 1ヶ月検診の時に、現像した写真と、産まれてすぐの足形がついた台紙をくれる

あと、これはしょうもないエピソードですが…

上の子かパパのどちらかが泊まれるお部屋だったので、1日だけ上の子とお泊まりをした際に、壁にべた付けされているベッドの下に、車のおもちゃを滑らせて入れてしまったんですね。

ベッドの下が空洞になってて、車輪のついた車のおもちゃが入り込んでしまった感じ。当然大騒ぎで泣くので、ベッドを動かしました。キャスターがついてたから動かせたんです。

ベッドの下、掃除しないだろうから汚いよなあ、嫌だなあ、と思ったんですが、埃もゴミもないじゃないですか!これにはとっても驚きました。
多分チェックアウトの後、ベッドの下まで清掃されている?のかなと思います。素晴らしいです。

こんな風に壁付けされていて、奥に入り込んだおもちゃを出すには、ベッドを動かすしかなかった…


清掃面や、カーテンの気遣いなども含めて、良い病院だなあと思いました。詳しくは最後に述べますが、悪かった点で言うと、

  • 費用は高額。50万円などの補助なしの総額で、120-140万くらい。

  • たまに受付と先生がおっしゃることに食い違いがあった。入院時の宿泊の可否など。

  • 助産師さんも、人によっては普通のご対応

  • ナースコールをしても、秒で来てくれるわけではない。結構忙しそう。

  • 入院中はイベントが多くて、こちらも結構忙しい←笑 沐浴講座やマッサージ、検査、ミルクの指導、ご飯やおやつの配膳などで、寝たきりでは過ごせられません。

  • Google口コミによっては辛辣な意見もある。おそらく事実だと思いますが、搬送が関わるような緊急対応や産後ケアなどはいまいちなのかも?ここは必ずご自身で先生としっかり話をしてください。

  • たまに前回の経緯を忘れられてることも(※不安なことはこちらから申し出る。卵巣の腫れってどうなりましたか?とか、赤ちゃんの脳の様子はどうですか?など)

と言うところです。最後に、本当に気になった点だけ詳しく述べさせていただきます。

総括① 【必見】院長先生の語録

この先生だから安心できる、と思った語録です。ちなみにほとんどが出産の時で、それぐらいしか先生と雑談するような暇がないため、出産時の語録になります。

一言一句を再現できないため、かなりラフな表現になっていることだけご容赦ください。

痛みは我慢しなくて良いんだよ。例えば頭が痛い時に、薬を飲まずに頑張って耐えてても、誰も褒めないでしょ?早く薬を飲んだら?ってなるでしょ?出産の痛みも、軽減できるならそれに越したことはないと思うんだよね。

本当にそうやん!と思ったこと。

この痛みが一番痛いですからね。これさえ耐えれば大丈夫。大丈夫ですよ〜動かないでね〜大丈夫ですよ〜

背中に麻酔を入れる時の言葉。これさえ耐えれば本当に楽なんだな!!!と思わせてくれたのと、落ち着いた声色で安心しました

2021年の時は、そこまでこだわってなかった。痛みを緩和できたら良いかな、ぐらいで。でも、それを変えて徹底的に痛みをなくそうと思い、システムを変えた。(前はLDRから部屋に戻ったけど、今はLDRですぐ麻酔を入れるようにした)

今回は部屋に戻らないんですねーと言う話をした時。こだわりを窺い知れました。

お産はどれだけ経験しても、一人一人違う。だからやりがいがあるし、いつまでたっても未熟だし、もっと経験を積まなければ、と思う。これが例えばサラリーマンで、同じ仕事を繰り返すだけの毎日だったら、つまらないと思う。

この方すごいなあと思ったエピソードです。

だからこそ、この仕事はAIにはできない。

生成AIが流行り出した2022年〜。この発言で先生に惚れました🥺笑


かなり回し者みたいなっていますが、一番上の例えはみなさんにも響いたのではないでしょうか?旦那さんが無痛分娩の費用に納得してくれないとか、痛みを我慢することで母親になる、と思っていらっしゃる方がいたら、そんなことはない!とお伝えしたいです。

だって、痛いの嫌じゃないですか。技術で乗り越えられるならそうした方が良い。私も一抹の不甲斐なさ?を感じてましたが、この一言で救われた気持ちになりました。

それに、産後のダメージが少ない方が、絶対に生まれてきた赤ちゃんにも優しくできると思います。メンタルがボロボロの中、体も痛かったら辛いですよね。

無痛分娩のおかげで、私は産後翌日からパソコンで作業したり、本を読んだり、朝はゆったりと過ごしたのち、昼から赤ちゃんをお迎えして、赤ちゃんと穏やかに過ごせました。

院長先生がこの産院を作るにあたり、様々な思いやエピソードが裏にあるのですが、それを知れるのがこちらの本です。

ちなみに、買わなくても、産院の待合室に置いてあります。が、ゆっくり読みたい方、もっとスワンさんを知りたい方は、買ってみてはいかがでしょうか。

私はこの本をパラパラと読んで、泣きました!笑
どこに産院を出そう?と思って、調べたら東京都北区はいちばん産院が少ないから、お役に立てるかも、とか。土地を買うための融資をもらいに、銀行を自分で回ったお話とか。

そもそも医学部なんて考えてもなかったのに、ご家族のご出産に立ち会ったと言う原体験から、急に進路を方向転換して、医学部を目指すことになったお話とか。

こう言う思いがあっての、設備や、制度や、システムなんだなあと納得することができました。

総括② 果たしてお値段は?

全ての領収書がないので、辿りきれないのですが…
確か、入院〜退院だけで、総額120万くらいだったかと思います。ここから、産科医療補償制度加入分娩機関で出産した場合の、50万が差し引かれます。

また、事前に分娩予約金などを支払います。こちらが総額で65万円。出産時の費用に充当されます。

分娩予約金 150,000円(妊娠11週6日まで)
分娩保証金 250,000円(妊娠29週6日まで)
無痛分娩予約金 250,000円(妊娠35週6日まで)

https://www.swan-lc.com/family.html

50万円の補助+持ち出し65万円で、合計105万円。
さらに退院時に、お部屋代や薬などの代金の精算があり、こちらが確か第二子の時で、追加で30万円ぐらい支払ったかと思います。合計で135万円程度ですね。

これは、良い部屋だったことや、上の子のご飯やパパのご飯を追加しまくったこと、祝膳も息子の分を追加したことなどが要因かもしれません。

こちらに加えて、通院時の費用が別途かかります。決して安くはないのですが、これが年に1回の家族で行く海外旅行だとすると、きっと同じくらいになりますよね。

出産は旅行と違って人生に何度もなく、上の子にママが苦しむ様子を見せることなく立ち会ってもらえて、ママもストレスなく過ごせた対価としては、納得できる金額かと思います。


総括③ マイナス評価の部分は?

最後になりました。
ベタ褒めしすぎてますので、素直にデメリットと感じたところや、ん?と思ったエピソードを伝えます。

このエピソードで、この産院ではないかなと思う方もいらっしゃるかもしれません。ネットには私のような、とってもよいレビューばかりで不安になるかと思います。そんな方に率直な感想が、少しでも参考になればと思います。

上で述べた点などを、補足したいと思います。

たまに受付と先生がおっしゃることに食い違いがあった。入院時の宿泊の可否など。

スタッフさんが多いからか、情報共有が行き届ききっていないことがあるな、と感じました。例えば、産まれた当日は、旦那さんと上の子2人は同時には泊まれない部屋だから、産後(早朝)〜面会開始の13時までは一度外に出なければならないです、と聞いていたのですが、そんなことはないですよ、と先生。

おかげでパパと上の子は、私の部屋ですやすや眠れましたし、私も体力が戻るまではLDRでゆっくりすることができました。

早朝に一度外に出る必要があるから、マックに行くか?とか、いろいろ作戦を立ててたのですが、病院を出なくて良いと知ったのが当日でした。


たまに前回の経緯を忘れられてることも(※不安なことはこちらから申し出る。卵巣の腫れってどうなりましたか?とか、赤ちゃんの脳の様子はどうですか?など)

これは、第一子の時は赤ちゃんの脳に水が溜まっていると言われたこと、第二子の時は、私の卵巣が7センチ近くまで腫れていると言われたことがありましたが、その経緯を忘れられている?と思ったことがあります。

患者さんはたくさんいますし、ひとりひとりの細かい症状まで記憶はしていないでしょう。ですが、個々人の経緯一つ一つまでケアをしてほしい!だってお金払ってるんだし!と思う方には、もしかしたら物足りないかもしれません。

あくまでこちらから、気になる点は申し出る。卵巣の具合はどうですか?とか、脳ってどうですか?とか。するときちんと状況をご説明してくださいます。


このように、デメリットかなと思ったこと、あれ?と思ったことがないわけではありません。お会計の項目が誤っていたとか、お会計をお願いしますといわれて診察券をスキャンしたら、会計情報が入っていなかったとか。

あくまで双方同じ人間として、ミスもあるし、忘れることもあるし、でも他の体験はそれらを上回るし、と思える方なら、ぜひこちらにお世話になることを強くお勧めします。


まさかの10000文字越え…長々とお付き合いくださりありがとうございました。世の中に出ているレポートとは違う観点で、体験談をメインに入れ込んだらこんなに長くなりました。

これも、AIでは書けない領域ですよね?
これから何かの体験をシェアしていく際には、この内容は当事者にしか書けないのではないか、と思わせる視点で筆を取りたいなと思います。

改めまして今回きっかけを下さいました、Tさま。
重い腰を上げる機会になり大変感謝しております。どうかお産に挑む皆様の、少しでもお役に立てることを願って、やっとやっと終わりにしたいと思います。

ありがとうございました!

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