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応用情報受験~支援士登録の流れ

支援士登録までの流れを紹介
いつから勉強したのとかどういうの見たのとかそういう話

略歴
2023年春 : 応用情報合格
2023年秋 : 情報処理安全確保支援士合格
2024年4月 : 情報処理安全確保支援士登録予定

応用情報技術者

購入するべきもの

特にありません。
割と早いうちからメルカリだかAmazonの中古だかよくわからない場所で数年前の本はいくつか買ってましたが、いらなかったと思います。
各分野について説明する分厚い本が複数売られていますが、少なくとも応用情報技術者の試験では不要です。過去問をやりましょう。
過去問解説を読んだ方が圧倒的に効率的だし、理解も進みます。

勉強方法

応用情報はご存じの通り午前と午後の試験があり、午前で合格しないと午後の採点すらされないので、まずは午前で合格できる力をつける必要があります。そして、IPAの午前試験は過去問から選択肢も含めてそのまま出題される問題も多いので、解いて覚えれば覚えるほど有利です。
ということで2022年の12月ごろからおなじみの応用情報技術者試験ドットコムで午前の過去問をやり始めました。試験日当日までずっとやってたので5カ月くらいお世話になったと思います。

やり方ですが、最初のうちは80問のセットでやるのではなく、↓のような分野ごとで問題を解くというのを繰り返しました。理論やってセキュリティやってDBやってマネジメントやって…とバラバラでやっても次見たとき覚えてないので、それなら理論→理論→理論→…と同じのを繰り返して定着したら次の分野へという形でやった方がいいじゃないというので進めていきました。
間違えた問題や分かりにくい問題のみを集めて重点的に復習できるようにするとよいです。ユーザー登録はしなかったので、一時期iPhoneのスクリーンショットですごいことになっていました。

冬の間にはこの分野別のものを終えて模擬試験形式の1セット80問を毎日解くという流れに移りました。当然全部見たことある問題なんだしというのもあってか最後の方は15分で80問解いて8割9割正解みたいな正答率でした。

分野別のものが終わったくらいで午後試験の問題も見始めます。
午後試験についてはプログラミングの知識がなければ情報セキュリティ、経営戦略、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント、システム監査の文系セットになると思います。過去問の解説も先の応用情報技術者試験ドットコムにあるのでこれを見て理解するというのでOKです。
この文系セットは午前の知識があれば助かるくらいの知識量しかいらないので、慣れてきたら午前に注力するといいと思います。

申込み関係

応用情報というかIPAの試験の受験には申し込みが必要ですが、カスです。

2023年12月の表記

申込受付期間(予定)とかいう表記でいつから受付なのか不明という仕様になっています。
適当な間隔で見ていた結果2023/1/17(火)に7,500円振り込んでました。

試験当日

2023/4/16(日)の試験会場は青山学院大学 相模原キャンパスでした。
JR横浜線の淵野辺駅から歩いて行ける場所です。

青山学院大学 相模原キャンパス

あまり早く着いても教室には入れてくれませんが、この時期なら寒くもないし外で適当に勉強してれば問題ありません。
試験は午前が9時半から12時の150分、午後が13時から15時半の150分となっています。とはいえ80問のうち見たことのある問題がかなり多いのと、見た瞬間に「これはわからん」となる問題もあるので、1問当たり1分もかかりません。そもそもこんな選択肢の問題は知らないものを考えてもわからないし受からなければ地力不足です。
1時間くらいすると途中退室ができるのでとっとと引き上げましょう。1時間ぴったりだと途中退室者がパラパラいるくらいです。

近くのエスポット(スーパー)でおにぎりを買って大学内の椅子で食べつつ午前の解答速報を作ってました。12時まで試験なのに11時5分に解答速報書き始めるのはなかなか良かったと思ってます楽しいね。


午後は少し考える問題もあったので15時前くらいまでは試験会場にいました。やはり筆記なので表現を見直して後はお祈りという感じになります。

試験後

試験後数日内に午前解答(IPA公式)、午後解答(非公式)が出るので自己採点をします。とはいえ午後のは結局どこまで採点者が点数をくれるかの要素がでかいのでお祈りになります。
合格発表2日前に午後解答(IPA公式)がでますが、同じことです。
筆記部分はIPA公式回答に完全に一致していないと×ということはないので、とりあえず何でもいいから書くという気持ちは大事です。これはIPAの試験に限った話ではありませんが。

合格発表後

2023/6/29(木)の12時ちょうどにマイページが更新され、結果が見れるようになりました。
午前が77.50点(62/80)で午後が69点で合格でした。午後は自己採点より高め
12時になってすぐ更新すると何とか見れますが、その後はアクセス集中でまともに見れなくなるので注意。結局13時過ぎまで落ちてたらしいです。

2023/7/19(水)に合格証書を受け取りました。

最近大臣変わったねこれ

情報処理安全確保支援士

購入するべきもの

こちらも特にありません。ただ、応用情報よりかは何か適当な分厚い本が1冊あってもいいかなという感じ。読むとしたら過去問演習をしてからでいいと思います。先に知識があるなら別ですが、知識がないままあの手の本を読んでも寝るだけです。
一応分厚い本1冊は普通に、「うかる! 情報処理安全確保支援士 午後問題集」はDMMブックスのセールで安くなってたので買いました。

勉強方法

午後1午後2という枠組が滅びて午後試験が1本化されるという発表が2022/12/20(火)にあり、この影響を受ける最初の試験が秋試験でしたが、やることは変わらないだろうと思い、情報処理安全確保支援士過去問道場で午前問題を解き、午後問題を始めるという応用情報技術者の時と同じ流れで進めました。
ただ、午後についてはここには解説がなかったので自分で作ることにしました。これが2023/7/30なので実質8月から午後の問題を解き始めたことになります。1日1問くらいを目安に作成していき、最新の令和5年春にたどり着きました。まとめはこちら

本題とは関係ないですが問題解説はたくさんあればあるほどいいと思っています。この解説作成時にも思ったこと&普段の不明点の検索でも思うことですが、1つの何かわからない内容を調べて出てきた内容の理解ができないことってあると思います。単語を検索するとWikipediaだとかどこぞの会社のサイトが出てきて詳しく説明してくれますし、今だとChatGPT君なんかが説明してくれますが、「いやわからん」となることはあります。さらに調べていくと違う書き方で説明してくれる場所が見つかり、そこを見たらやっと理解できる→理解してから元の解説を見るとこれも理解できるみたいな流れになることもあります。たった1行の解説でも理解につながることがありました。なので、最近の問題については解説をしてくれているサイトはありますが、皆も作っていこうな

この試験は2023/10/8(日)でしたが、2023/10/1(日)に別の資格試験もあったのでそれと並行してやる形になっていました。
春の時点では「2週連続は…」という気持ちもありましたが案外何とかなるものです。

申込み関係

23023/7/17(月)に7,500円振り込んでました。だいたい応用情報技術者と変わらないので流れるままに。

試験当日

場所は関東学院大学 関内キャンパスで、情報処理安全確保支援士の受験者しかいないようでした。JR根岸線と横浜市営地下鉄ブルーラインの関内駅からすぐそばです。
試験時間は午前1が9時半から10時20分の50分、午前2が10時50分から11時30分の40分、午後が12時半から15時の150分です。
午前1は免除ですが早く着いたので、中に入ってたら追い出されました。素直に10時半くらいに着くとよいと思います。
目の前が公園とはいえIPAの高度試験を受けるような見た目の人たちが大量にうろうろしているのは治安的にどうなんだ?という気持ちはありますが、関内回りの治安なんて今更そんなことで悪くなるわけないので問題はありませんね。

関東学院大学 関内キャンパス

午前2は試験時間が短いこともあって途中退室不可です。見慣れない問題も多かったですがまあそこはお祈りということで。一応解説はこちら
過去問から出てる割合が高いことはわかるかなと。

午後は統一されたということで形式が変わってたのと、問4が書き手にかなり委ねる系の問題だったので割と悩んで書きました。せっかくだし最後までいましたよ。

試験後

応用情報技術者同様に答えが出ます。午前はギリギリクリアしてたので、午後の特に問4がうまく採点者に刺されば勝ちだし、刺さらなければ負けと思いながら過ごしました

合格発表後

2023/12/21(木)の12時に合格発表があり、午前2が64点(16/25)、午後が72点で合格でした。
合格証書は2024/1/17(水)に発送するらしいです。地震の日ですね。

情報処理安全確保支援士登録

情報処理安全確保支援士の登録には金もかかるし書類も必要です。
維持費が3年で14,5万円かかるというのは有名な話ですが、登録でも2万円くらいかかります。登録するメリットがあるかどうかは個人によるとしか言えないですね。

登録は登録の手引きに従って行います。
必要なものは
① 登録申請書&現状調査票
② 誓約書
③ 情報処理安全確保支援士試験の合格証書のコピー又は合格証明書の原本
④ 戸籍の謄本若しくは抄本又は住民票の写し(原本)
⑤ 登録事項等公開届出書
⑥ 登録申請チェックリスト
です。昔の登録手順を書いたHPなどを見ると法務局で取れる登記されていないことの証明書を準備していましたが、不要になっています

よくあるご質問 Q2-16

① 登録申請書&現状調査票は↓のような申請書で、右上に「2024」と書いてあるようにpdfなのにユーザーが入力できる不思議技術でできています。
保存したらまずAdobe Acrobatで開きます。記載を進めて一番最後のページの申請書印刷を押してpdfにするなり、プリンターで印刷するなりしてください。一度Edgeやらで開いて保存したものをAdobe Acrobatで開いても記入できないようです。
住所に半角文字は使えません。また、電話番号に「-」は入れられません。

また、P2以降には収入印紙やアンケートなどが付いています。
一般計量士の申込で収入印紙を郵便局で買ったことがありますが、また行くのかという気持ちはあります。

支払証明をスクリーンショット撮って印刷したらA4にでかく印刷されたのでめっちゃ折りたたむことになりました


② 誓約書は↓のようなもので、Wordファイルがあるので素直に入力しましょう。氏名は自筆なので印刷してから書きます。右上の日付は2024年1月20日としておきました。合格証明書も受け取ってるはずだし。


③ 情報処理安全確保支援士試験の合格証書のコピー又は合格証明書の原本は文字通り合格証明書です。後者の合格証書のコピーというのは、受け取った証明書を失くしてIPAにお願いしたら出てくるやつです。まだ失くすも何も受け取ってないから関係ないですね。


④ 戸籍の謄本若しくは抄本又は住民票の写し(原本)も名前の通りですが、一番楽なのは住民票の写しだと思います。コンビニエンスストアのプリンターにマイナンバーカードを持っていくと250円で出力できます。マイナンバーが印字されていないものが必要とのことなので、そのように設定しましょう。
全然関係ないですがマイナンバーカードの技術にはSHA-256が使われているらしいです。支援士受ける前だと何のことかさっぱりな内容ですね。


⑤ 登録事項等公開届出書は↓のようなもので、Aを選ぶと〇をつけた内容がIPAのHPに晒されるらしいです。氏名やなんやかんやがIPAのHPに書いてあると箔が付くような人は公開していけばいいし、そうでもない人は別に公開する意味はないと思います。


⑥ 登録申請チェックリストは↓のようなもので、過不足のないように確認をするためのものになります。これも送らないといけないらしいので印刷しておきましょう。


おしまい。
チェックリストを入れて簡易書留で送ったので3/30に簡易書留で登録証が届きました
3年に1回の講習と毎年の講習を受けていきましょう

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