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ピラミッドへ エッ?ガイドが来ない!?エジプト旅行記③【2024.1/12〜28】

1/15  ピラミッド スフィンクス 大エジプト博物館

現地日本語ガイドとは、
ホテルロビーで
朝8時に待ち合わせの約束だ。

事前に旅行会社からもらった
日程表にもそう書いてある。

ところが約束の8時を過ぎても、
ガイドが現れないではないか!

現地緊急連絡先に電話する。
こんなこともあろうかと、
esimには音声通話もセットしておいた。

現地連絡先の担当から
ガイドに連絡を入れさせた。
いったいどうなっているのだろう?

結局ガイドが現れたのは、
9時過ぎだった。

理由を聞くと、
道が混んでいたのと
日本の担当者から
集合は9時だと言われたと言う。

我々は8時だと
日程表にも書いてあると言っても、
誰のミスだか判明しないし、
ここで原因究明に時間を費やすのも
馬鹿馬鹿しいので、
なんだかすっきりしないまま、
まずはやって来たマイクロバスに乗りこんだ。

他に同乗者がいるかと思いきや、
他の客はいない。
我々だけの貸切のようだ。

エジプト旅行しょっぱらから
一騒ぎあったが、
カイロ国際空港からピラミッドのある
ギザに向かって車を走らせ、
やがてピラミッドが建物の間から見えだすと
自然と我々の機嫌も直ってきた。

道中ガイドからピラミッドやスフィンクスの
説明があった。
我々も事前に本で勉強してきたが、
情けないことに
古代エジプトの王の名前すら
覚えられないレベルだ。
ガイドも説明するが、
さぞかし手応えが無かったことだろう。

どんより曇った車の窓ガラス越しに
道すがらわかったのだが、
カイロの特に下町の道路は、
かなり大きな交差点でも信号が無い!

車線もあるようで無いから
幅つめ追越し当たり前!

そんな左右前後から車が迫る中、
大通りでも歩行者は
ところ構わず横断する!

そのうえ車もバイクも
やたらクラクションを鳴らす!

バイクはノーヘルだし、
車だってシートベルトしてない!

見れば騒音と排気ガスと砂ぼこりの中、
商売人は車道歩道関係なく
地べたに商品を並べて
商売している!

場所によっては大音量の拡声器の呼び込みがエンドレスで各店舗からがなり立て続ける!

これらが重なって、
車に乗っていると感じないのだが、
バリアフリーなんか無い段差の多い街を
歩き回っていると、
もう本当にぐったりさせられる。

でも間違いなく足腰は鍛えられる!
新陳代謝は抜群に良い!
日本に帰ってからの
刺激の少なさ物足りなさは
いったいなんだろう?

やがて車は
ピラミッドの入り口付近に着いた。

チケットはガイドが用意してくれる。
空港のようなセキュリティチェックがあり、
荷物はX線検査される。

もちろん何事も無く
ピラミッドの敷地内に入る。

ピラミッドを背にカイロの街並み
あの中に混沌の全てがある
とうとうやって来たピラミッド
やっぱりデカいです
近づくと巨大な石の積み重ねだ

いよいよピラミッド内部に入る。
これからはガイド無しで、
我々2人で入る。

ここがピラミッド内部への入口
この辺はまだ広いが
途中ですれ違うのも大変な急な階段
上昇通路を登る 狭いのですれ違うのは大変
帰りに水筒を上から下まで落とし
蓋を壊し、使い物にならなくなった!
ここからは身を屈めて行く
一番奥の王の間 蒸し暑い 
警備員が写真撮影を迫りカネをせびる
ラクダに乗ってピラミッドビューポイントへ
これは別料金だった でも良い気分!

ピラミッドを見て、次はスフィンクスだな、と思って期待していると、
道路際に車を止め、
あれがスフィンクスだと言う。
えー?!そばまで行かないの?
そばで見たい!とガイドに言うと、
あまり時間が無いみたいなことを言う。

でも我々ははるばる来た、
それは無いだろう!

なんとか車を回し
河岸神殿を抜けて、
スフィンクスのそばまで来た。
なんだか落ち着かない気持ちで、
とにかく慌ただしく写真を撮った。

スフィンクスを後ろから見忘れた!

本当はもっとのんびり自分たちのペースで
見たかったが、
ツアーはみんなそうなのか、
時間割りがどうしてもガイド主導だ。

1人で観光するのが大変だから
ガイドを頼むのだけれど、
自由が減るのはツアーの欠点かもしれない。

当初の予定には無かったのだが、
大エジプト博物館に行きたいと言うと、
追加で行くことにした。

だからスフィンクス急いでいたのかなあ?
ガイドのお名前はアボさんといい、30歳台。
お子さんもおられるという。
歳は違うが、なんだか気が合いそうだ。

日本語をなぜ習ったのか、
尋ねてみると、ガイドの仕事のため、
と当たり前な答えだった。
しかしカイロ大学でエジプト史を勉強し、
自分の生まれ故郷エジプトに
並々ならぬ誇りと情熱を持っていた。

ラムセス2世の巨像
日本も大エジプト博物館に援助している

大エジプト博物館は
ピラミッドがあるギザから近いのだが、
度重なるオープン延期で
現在も正式なオープンははっきりしない。

今は暫定オープンで、見るものも少ない。
建物とミュージアムショップは立派だったが、
買いたいものは見つからなかった。

展示物もまだ修復中のものがかなりあるし、
やがてピラミッドから歩いて
博物館に行ける橋も出来るという。

有名なツタンカーメンの黄金のマスクを
展示しているエジプト考古学博物館から
最終的には全て移設されるらしいが、

その際には改めて見に行きたい!

さすがに腹も減って来たので、
ガイドお勧めのレストランで遅めのランチ。

エジプト料理は、予想に反して美味しい!
オーガニックかどうかはわからないが、
店によるんだろうけれど、
日本の野菜より味が濃く、
スパイスの味付けも控えめで食べやすい。

ガイドのアボさんが連れて行ってくれた
レストランはどこもおいしかった。

改めてエジプトの農業は
ナイル川の恵みであり、
力強さを感じる。

エイシ(エジプトひら焼きパン) 
スープほっとする味付け
どの小皿も美味しい!
豆のトマト煮 ひたすら美味しい!
ケバブ エジプトにもある
ミントティーは紅茶にミントが入っていた
この時点では生フルーツを避けていた
ガイドのアボさんが買ってきたコシャリ 
今回食べた中で一番おいしかった!
香水瓶やパピルスの店にも連れて行かれた
が、結局何も買わなかった
その夜泊まったホテルから
ライトアップのピラミッド見えました!

明日はカイロ空港から国内線で
アスワンに飛ぶ。
早朝4時の出発なので、
ホテルライフもそこそこ、
早めに寝た。

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