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オタクのバイブル 『君のことが好きだから』

 多くのオタクのバイブルであろう『君のことが好きだから』。それは、私のバイブルであり、この曲に出会って、私の価値観である「オタク論」が出来上がった。
 今後、自分の「オタク論」を書くにあたり、主軸となるものなので、まず、記事にしておきたい。

1.『君のことが好きだから』とは?

 『君のことが好きだから』とは、2009年に発売されたAKB48の14枚目のシングル『RIVER』のカップリング曲で、アンダーガールズ(選抜に入れなかったメンバー)が歌った神曲。48グループの楽曲の人気投票では最高2位で、今でも人気がある曲。
 アンダーガールズとはいえ、多くの人が、名前や顔を知っているメンバーが歌っていると思う。とりあえず、最高なので聴いてほしい。

【歌詞】
君がしあわせだったら
この時間が続くように
ずっと ずっと ずっと 祈っているよ
風に吹かれても
僕がその花を守る

愛とは返事を
求めない声さ
一方的に贈るもの
太陽の下
笑って
歌え!踊れ!
自由に!

君のことが好きだから
僕はいつもここにいるよ
人混みに紛れて
気づかなくてもいい
君のことが好きだから
君と会えたそのことだけで
暖かい気持ちで
いっぱいになる

君が悩んでる時は
ただ黙って聞きながら
雨を避(よ)ける傘を傾けよう
落ちるその涙
見えない指で 拭(ぬぐ)って…

恋とは静かに
広がってく波紋
その中心は君なんだ
悲しみなんて
負けずに
夢の空を
見上げて!

君のことを思う度
巡り会えたその偶然
人生で一回の
奇跡を信じてる
君のことを思う度
僕は神に感謝してるよ
振り向いてくれるのは
永遠の先

君のことが好きだから
僕はいつもここにいるよ
人混みに紛れて
気づかなくてもいい
君のことが好きだから
君と会えたそのことだけで
暖かい気持ちで
いっぱいになる
永遠の先


2.歌詞に表れるオタクの心情

 この曲には、オタクの心情が上手く言葉になって表現されていると思う。初めて聴いた時、私が今まで推しに対して想っていたことは、こういう感情だったんだ!と感情を言葉として理解できたことに感動した。


 例えばこちら、

■推しの幸せを願う気持ち
■思うようにいかないことがあった時には、力になりたいという気持ち

君がしあわせだったら
この時間が続くように
ずっと ずっと ずっと 祈っているよ
風に吹かれても
僕がその花を守る

■ 推しがいる生活の充実感

君のことが好きだから
君と会えたそのことだけで
暖かい気持ちで
いっぱいになる

■ 推しと同じ時を生きて、出逢えた運命への感謝

君のことを思う度
巡り会えたその偶然
人生で一回の
奇跡を信じてる
君のことを思う度
僕は神に感謝してるよ


3.オタクの「愛」はこうあるべき

 オタクの心情が歌詞として書かれていると述べたが、その中でもこの曲は、オタクの「愛」とはどういうものか書かれている。

愛とは返事を
求めない声さ
一方的に贈るもの
君のことが好きだから
僕はいつもここにいるよ
人混みに紛れて
気づかなくてもいい

 そう、この曲には、

「愛」=「見返りを求めない好意」

と書かれていると思う。
 「推す」というもののなかには、レス・認知が欲しい、繋がりたいといった気持ちもあると思うが、それは、
「恋」=「見返りを求める好意」
だと私は思う。

 そして、私は、推すとは「見返りを求めない気持ち」であるべきだと思い、これをバイブルとして推しを推している。
 もちろん、恋心など持って推してもいいし、それは個人の自由だが、私は「見返りを求めない気持ち」という考えが好きで信念として生きている。


4.おまけ:太陽の下、笑って歌って踊る女の子は無敵

太陽の下 笑って 歌え!踊れ!自由に!

 私は、世界で一番エネルギーを有するものが、化石燃料でも原子力でもなく、「太陽の下、笑って歌って踊る女の子」であることを知っている。
 私の思い出補正がかかっているからかもしれないが、どんなに疲れているときでも、この曲を聴けば絶対元気が出る。とにかく見ていて楽しい!
 そんな彼女たちは、笑顔が、歌が、踊りが下手でも、輝いている。無敵なのだ。『言い訳maybe』や全盛期の夏曲もそう。
 きっと、太陽光エネルギーを彼女たちが反射して、私たちに届けてくれているんだと思う。感謝。

 あぁ、遠慮のいらない現場で、全力で叫んで、大声でコールして、喉潰してー!!