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第9章 無事にリフ島への飛行機の日程変更ができた話-カメラマンがバニラ農園と出会う物語③-

朝10時ごろ。
安藤さんの息子さんのディラン君と安藤さんとヌメア市内のエアカレドニア本社に向かいます。

本来であれば今頃リフ島にいる時間。
ディラン君もそのために学校を休んでくれていたので今日はフリーという事で一緒に行動します。
ちなみに彼は今18歳で高校生です。
運転試験もこれから行くそうです。

混んでるかなーと思ったけど、そうでもなかった。
市役所のように発券機で券を受け取って呼ばれたら並ぶ方式だ。

私たちの番号が呼ばれ受付へといく。

私たちの希望は金曜土曜への変更であるがしばらく15分くらいやり取りをして、受付の方が明日でも良いか?と聞いてきたのでOKし、木曜金曜の日程へ変更となった。

エアカレドニア本社

無事Eチケットも受け取り、お昼ご飯にとアンスヴァタ地域の海沿いのレストランに行く。

本日のおすすめ ガーリックチーズトースト

そのほか、ディラン君はハンバーガーセット。私と安藤さんはピザをシェアした。
さすがは18歳。ポテトのおかわりも平らげていた。
私も20代だったら・・・。

ハンバーガーにかぶりつくディラン君

と、ここでエアカレドニアからメールが。

「フライトがキャンセルになりました」

何だって!?
わざわざ窓口に行って、受付の人から木曜金曜はどう?
と聞かれて予約したのに。何てこったい。

金曜土曜のフライトでご主人のエリックさんが電話で予約してくれた。
最初からこのプランで良かったのに、、と思いながらも受付の方も気を利かしてくれたんだと思い、Eチケットを再度発券してもらうためにもう一度行くことに・・・。

無事変更は完了し、安藤さんの自宅に戻る。

天候は雨。
安藤さんの知り合いの農園の方がバニラを育てているとのことで見せてもらうことになった。

とても大きな土地をいくつも持っている

家族で経営しているのだが、お母さんが社長。
息子さんのファビアンさんが主に野菜やフルーツの栽培を担当しているよう。バニラは専業ではなく、一角で栽培しているとのこと。

農業に関してはライセンスも取得しており、バニラの栽培だけでなくバニラの加工方法も熟知しておりキュアリングも完璧だ。

左ディラン君 右ファビアンさん と、庭の警備犬
とにかくとにかく犬が多い


犬は10匹くらいいるんじゃないかと。
これだけ広い土地なので畑荒らしなど治安を守るための番犬隊だ。
チワワは家から出てきた(笑)

希少種バニラPmpona種

去年は70本くらいしかできなかったようで、主に卸しているわけではない。
出来上がったPomponaは量が少ないから家で食べたり近所に配っているそう。

社長のマダムがグアバのコンフィチュールを作った際にPomponaを使ったものを味見させてくれた。

グアバのコンフィチールにPomponaを使ったようだ

美味しく頂いたが正直グアバの味が強くて、イマイチ一口では分からなかったが、香りは十分にあった。
配合を聞くと、グアバ4キロ、砂糖1キロにバニラ2本を使用したとのことで、2本も入れた割には・・・?という感じではあった。

ただよくよく聞くと、沸騰するまで鞘のままそのまま入れて、沸騰後に鞘を割ってビーンズを取り出して入れたとのことなので、それで味が弱かったのかなと推測。

去年の残りも見せてくれた。

ラム酒にラム酒に漬けた去年のPompona

写真では分かりにくいが、太い。
半分に切っているようだが1本丸々だったら何gあったんだろう。

彼のはバニラ園ではないが、個人でお願いができないか交渉をする予定である。


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