2020年がはじまり、お正月気分が抜けないうちに、世界情勢が大変なことになってしまいました。

アメリカが戦闘状態でもない主権国家イランのNo. 2のソレイマニ司令官を殺害。
さっき入ってきたニュースで、イランがイラクにある米軍基地に報復の攻撃をしたそうです。
アメリカとイランの戦争が開戦した、と見るべきだと思います……😢

それでも、まだイランは米軍の軍事施設への攻撃に限定すると明言し、これ以上のエスカレーションを求めていないと訴えているようです。
アメリカがエスカレートした反応をするようなことがあれば、戦争状態になってしまいます。自制心をもって対応できるかが重要な局面とのことです。

日本の置かれている立場

昨年6月に、日本の安倍首相はイランを訪問し、アメリカとの仲介役を担おうとしましたが、半年ちょっとでこんな事態に。
そして、年末に国会で審議もせず、閣議決定だけで決めた自衛隊の中東派遣は取りやめない、と言っています。

最新のニュースでは、イランはアメリカの同盟国にも「各国の領土が米国による攻撃に使われた場合、イランの反撃の標的になる」と警告しています。
日本にも米軍基地がたくさんあります。日本も当事者になり得るのです。

今こそ「外交の安倍」の力を発揮して戦争を止めてくれ！

今、日本がすべきことは、自衛隊を中東に送ることじゃないと思います。
イランから見たら、アメリカと同盟国の日本の自衛隊も敵とみなされるでしょう。

日本は、アメリカとイランの両国と友好関係にあり、首脳陣にパイプがあります。
昨年7月の参院選の自民党の政見放送では、「外交の安倍」を自負して、トランプ大統領との仲の良さをことさらにアピールしていました。
今こそ、安倍首相はその外交力をいかして、トランプ大統領に「自制心を持て、戦争は止めろ」と言うべきです。

戦争は外交の失敗、と言われます。外交力をアピールしていたんだから、そのくらいのことはやってみせろ。
もし、戦争を止めたら世界中のヒーローになれます。憲法改正よりよっぽど重要で名誉なことだと思います。

考えられる日本の私たちの暮らしへの影響

イランという遠い国の話だから日本は関係ないわけではありません。

戦争が激しくなったら、東京オリンピックどころではなくなってしまうでしょう。
イランは「アメリカに協力したら同盟国も標的にするからな」と警告しています。
このまま行ったら間違いなく東京五輪なんかいいターゲットです。

というか、オリンピック中止、くらいで済めばかわいいもんで、
日本は中東の湾岸地域からの石油の輸入の8割を依存しており、イランがホルムズ海峡を封鎖したりすれば、日本の石油供給が絶たれます。

かと言って日本は原発も問題だらけですし、3.11やその前から次世代エネルギー開発にもっと投資していたらこんなに心配しなくても済んだのかもしれませんが……
昨年は、グレタに怒られ、化石賞という不名誉な賞も受賞している我が国のエネルギー政策も、もう逃げずに根本的に考える時なのかもしれません。

とにかく、私たちの生活にも影響が出てくる話ですので、
まずはみんなで戦争反対！と声を上げ、安倍首相のお尻を叩きましょう。

#政治的には中立だが平和を支持する

#NoWar #USvsIran #戦争反対