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「見る」「聴く」をきっかけに、体感を大切に。そしてアウトプットで誰かのきっかけに。Hills Breakfast vol.106レポート

本日9月30日の朝は、オンラインで開催された
Hills Breakfast vol.106に参加。

Hills Breakfastとは?

Hills Breakfastは、
多様なテーマのゲストスピーカーが、
自らのアイディアや活動を
1枚20秒のスライド20枚、
6分40秒の持ち時間
で話し、
そこにいるひとりひとりの好奇心を
刺激するトークイベント。

だれでも参加できる開かれた場所であり、
私も毎回多くの刺激や気づきを
得ながら参加しています。

今回のスピーカーさん

登壇されたスピーカーさんは以下4名。
各スピーカーさんのところの埋め込みツイートは
スピーチ時の実況です。

末冨 亮さん(プランナー)

建築からVRの道へ進んだ末冨さん。

街や建物のモデリング、空間デザインなど、
VRが共有する街のイメージ。
リアルでの経験のバーチャルでの追体験。

リアルと行き来し、世界とつながる
バーチャルの可能性をお話しいただきました。

熊倉 晴子さん(森美術館アシスタント・キュレーター)

森美術館のアシスタントキュレーターとして
活躍する熊倉さん。

キュレーターの主な仕事である
展覧会の企画とリサーチ。

ただ作品を見るだけではなく、
作品に秘めた背景を聴かせてもらうなどして
より深く、作家やアーティストを知る。

「生きている作家と一緒に展覧会をつくる」

展覧会全体の雰囲気まで含めて、
つくっていくという役目。

公開されている作品だけを見るのでなく、
こういった役割が持っている人がいて、
企画されていることを知って鑑賞すると
また見方も変わってきますよね。

村上 滋郎さん(美術家 /長井ブルワリークラフトマン代表 /東北芸術工科大学美術科洋画コース専任講師)

山形の風景を描きたい。
その想いを持ち、2013年にUターンで
山形に戻った村上さん。

薪ストーブの設置
山形のローカルな食文化としてのビールづくり
工場のリノベーション
ほうきづくりのバトンを渡す、金井神ほうき

など、山形でのさまざまな活動。

それぞれの関係性は決して強くはなく、
一見風景を描くこととは
関係なさそうなことでした。

だけど、それはご自身なりの、
オリジナルの「山形で風景を描く」でした。


髙松 聡さん(写真家/アーティスト)

先日まで開催されていた個展
「FAILURE」について。

撮ってきた写真を公開し、共有する。

人は生で見ているものを100とすると、
写真や映像で見るものは10ぐらいだとのこと。
本当に、十分に伝えるのであれば、
24Kや32Kの技術が必要とも。

それでも、見ることは、知ること。
たとえ10であったとしても、
見ることできっかけを提供する。

そんな想いの強さを
スピーチから感じました。


途中のブレイクタイムには、
中山一朗さんのレポートも。

今回は、配信拠点となった森美術館から、
登壇終了したばかりの熊倉さんの
ナビゲートにより『STARS展』を
紹介していただき、
トークの間を楽しませてもらいました。

アーカイブもこちらに公開されています。

「見る」「聴く」をきっかけに、体感を大切に。そしてアウトプットで誰かのきっかけに。


今回もオンラインでの開催となった
Hills Breakfast。

多くの方がYouTubeでのライブ配信で視聴参加し、
ヒルズカフェであれば満員になるほどの
熱気がオンライン上に溢れました。
YouTubeチャットも盛り上がりましたね。

実は今回、配信拠点となった森美術館で
運営のお手伝いに入っていたのですが、
運営メンバーの皆さんと久々に会い、
高い熱量を感じながら一緒にサポートしました。

皆さんのスピーチを聴き、
そして今回久々に運営のお手伝いに入って
髙松さんのスピーチで言うならば
「見る、知る」の大切さ。

そして、リアルで体感することの強さを
改めて感じる場になったように思います。

技術の発展によって、リアルでの体感の
「100に近い」ところまでは
知れるのかもしれません。

ですが、それでもリアルで体感することには
かなわない部分もあるのだろうな、と。

「見る」「聴く」をきっかけに知り、
リアルの体感を大切にしていきたい。
そして、その体感をアウトプットして、
また誰かのきっかけにしていきたい。
そんなことを考えた、今回でした。

次回のHills Breakfastは10月開催。
引き続き、オンラインでの開催を予定しています。

開催の場をオンラインに移し、
新たなステージに移行した
この朝のパワフルな時間。

毎回、どんな刺激があるのか楽しみですし、
私も当日の実況ツイートやここで書くことを通じ、
この場を引き続き、支えていきます。

皆さん、ありがとうございました。

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