日記:ドSのフォロワーとSMバーに行って鞭打ち・蝋燭などを体験する(前)
はじめに
SMバーに行くことになりました(雑な導入)。
前々から遊んだり通話しているフォロワーと「次どこ行こっか」と話していたところ、変わり種でということでこうなりました。
本記事はこの体験談と、SMショーを鑑賞した感想や実際にSMプレイを体験して得た気付き、etc…を記載したものです。
なお、本記事には過激な写真等は一切ございませんのでご安心ください。
※3400文字くらい
本編
SMバーに行くぞ!
8月某日の夜21時頃、大阪のSMバーにフォロワーと行きました。一応はアングラ系情報の宝石箱「爆サイ」も調べたのですが、情報がほぼ無かったので全て出たとこ勝負です。
取り敢えず雑居ビル(ちなみに入居しているテナント一覧の時点でもう面白かった)の中に入り、該当階へエレベーターで向かいます。
怖いよ〜( ; ; )
階段を登って折り返し、更に階段を上って突き当たりを右に行くと扉がありました。外から中の様子を伺うことは出来ない作りですが、ここまで来たら突撃あるのみ。扉を開けて中へ入ります。
そしたら視界に「縄で縛られている背中に刺青を掘ったスキンヘッドの女性」が飛び込んできてビクッと身体が固まってしまいました。想定外の光景が飛び込んできたら一瞬動作が止まってしまうやつ。
その後スタッフさんから「いらっしゃいませ〜。何名様ですか?」と聞かれたので「二人ッス!」と回答し、席へ案内されて着席。二人掛けのソファーが満席とのことで、半円形状のソファーへ。
店内の構造としてはこんな感じです。
小さい四角形はテーブルです。ステージを囲むようにソファーと椅子が配置されています。ただしステージといっても絨毯が敷かれているだけです。席との距離感は近いです。
着席すると料金システムの説明を受けます。僕が行ったお店は時間制で、男性は一時間6000円で女性は1500円、ドリンクは別。ただしフリータイムであれば男性は1万2000円で女性は3000円。ドリンクはウイスキー、焼酎などアルコール飲み放題。
また各々のテーブルにスタッフさん(SM嬢)が付くシステムで、彼女たちへのドリンクはワンドリンク1000円。つまり内容は特殊ですがキャバレーみたいなものです。
SMバーでSM嬢と話すぞ!
SM嬢「普段言えない性的な嗜好の話をしたり、嗜好の合う相手がいればSMプレイをやったり、そんな感じです〜。それが普通の空間ですね」
確かに。店内を見渡せばステージでお客さんの男性がSM嬢を亀甲縛りしていたり、かたや別の男性客は女性客の太ももにロウソクを垂らしていたりしていました。
これもう半分サバト(悪魔崇拝の儀式)だろ。
ただスタッフさんの言葉通りで、これらが行われているからといって「おぉ」とどよめきが起こったり、店内の視線がSMプレイに集中するなどはありませんでした。これが「普通」なので。
男女客の比率は半々くらいで、年齢層は30〜50代くらいが主?でした。あくまで僕が入店した際のですが。
着席してから会話が始まります。
スタッフさん「お二人はSかMならどっちなんですか?」
これ夜のお店の鉄板ワードなんか?と思うくらい、会話の初手がこれで笑ってしまう。
ただ、正直僕は自分がSかMか分かっていません。
なので僕は「『チェンソーマン』ってご存知ですか?あれでデンジが椅子代わりになっている場面を見て"いいな〜"と思ったことはあります(オタク特有の超早口)。どうでしょうか?」と答えました。
そしたら「わ〜〜〜!素晴らしいですね!肉体的には分かりませんが精神的にはMだと思いますよ」と笑顔で答えられて「アザッス」となりました(フォロワーが横から「耳を責められて感じる時点でMだろ」と畳み掛けてきた)。
こういう返しがスッと出てくるのがSMバーならではなんだな〜と思いました。あとフォロワーは「ドSです!」と即答していて「自己分析徹底してるな〜」と関心しました。
仮面舞踏会が流行る理由、分かった気がします。
その頃、ステージでは男性客がSM嬢の亀甲縛りが完了し、電●を当てていました。
SMバーが盛況だぞ!
そんな感じでワイワイと盛り上がっていると、続々とお客さんが入店してきます。僕とフォロワーは二人の分際で一番でかいソファーを使っていたので、二組のお客さんと相席になり、SM嬢も二人付いて一気に大所帯になりました。
40〜50代くらいの男女二組で、どちらも常連ではないが不定期で来ている感じでした。
「僕ら初めてなんですよ〜!」と彼らに言うと色々と教えてくれました。一番印象的だったのは「初対面のSとMが出会っても簡単にSMプレイに発展しない。それを分かっていない人間(特に男)が多い」と言うものでした。
掘り下げてお話を伺うと、SとMはあくまで属性であり、その前に人間同士の信頼関係や、どちらかに社会的信用が無いといけないよ、ということです。
「SMの社会的信用」ってなんすか?と掘り下げると、つまりは「腹パン界隈では有名で実績も多数ある」とかそんなんです。どの世界でもまず実績が大事で「俺Sなんだよね笑」だけでは意味なし。しっかりコミュニティや界隈内で活動しろと。
僕はハッとしました。「SとMでなら相性がある程度は合うのでは?」と無意識に思い込んでいたからです。こういう無意識の自己認識が誤っていると気付かせてくれる、人生の先輩たちへは感謝の言葉しかありません。
正直ちょっとだけ「SMバーに行く人間てw」とも思っていましたし。どこに行っても人生の先輩の教えには耳を傾けるべきでしょう。自分を深く恥じた次第です。
ハプニングバーで飲んだ(会敵した)オス軍団にこの言葉を伝えたいな。
これだけ書くと僕だけ喋りまくっていた感じなのですが、フォロワーは服装がチャイナドレスで顔面も強いので、男性陣からめっちゃ質問攻めとか嗜好を聞かれたりでモテモテで笑いました。
おっさんA「SかMならどっち???」フォロワー「ドSでーす!」おっさんA「へ〜笑。俺ドMなんだよね笑」おっさんB「俺も俺も!笑」フォロワー「そうなんだ〜」
おっさんB「SMプレイに興味あるんでしょ?笑」おっさんA「やってみたいことある?笑」フォロワー「今日は二人で来たからいいでーす!」
さっきまでの「教え」はどうしたんだよ。なあ。感動を返せよ。
常人では浮かばないサイコな家具
みたいな感じで盛り上がっていると、席についていたSM嬢が「児玉さん、足元を見てくださいよ!」と声をかけてきました。
目線を下ろすとなんか格子状になっていて、格子の中には空間が広がっています。なんだこれ?「相手の太ももが当たらないように配慮した感じですか?」と返します。
SM嬢「人間を入れるんですよ〜」
文章だけだとイメージしにくいと思うので写真を載せます。
つまり、この中の空間にMを入れてS側がなんか色々と楽しむそうです。
""ホンモノ""やん。負けました。
感動したのは格子の設計。男性のふくらはぎも余裕で入る。どういう生き方してたらこんな発想が浮かぶんだ???もちろん!テーブルはガラス張りです。
SM嬢が「本当に満員の時はM男をここにぶち込みます」って言ってて思わず爆笑してしまいました。ハプニングバーに行った時も「本当に満員なら男は壁に立たせてチ●ポ品評会させてます」って言ってたな…。
「これって市販品なんですか?」とSM嬢に聞くとフォロワーに「ンなわけねぇだろ!!!」って肩パンされて泣いていると(特注品とのこと)、SM嬢から「あ、そろそろSMショーの時間ですよ!」と言われました。
ウォーーー!!!
おわりに
タイトルのことも実際にやったんですが、そこに至るまでの過程でまあまあの分量になったので分けることにしました。
SMショーをしたSM嬢さんから色々SMについて教えて頂いたことや、SM道具についても色々お話を伺ったので気力があれば続きを書きます。
SMショーが始まる頃には、亀甲縛りからの電●プレイをしていた男女は隅っこの「一番暗い席」に消えて乳繰り合っていました。
なお、SMバーの個室トイレに「鍵は開けたままにしてください」と貼り紙がありました。理由は察してください。
次回記事
最後まで読んで頂きありがとうございました。
以上
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