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名も無きなみだ

やまなみ工房ドキュメンタリー映画 「地蔵とリビドー」野外上映会 ⚠️一部ネタバレあり やまなみ工房は社会福祉施設であり、利用者それぞれが好きなコト、モノと触れ合いながら過ごす。 しかし世の中でそれらは"アート"として評価され、施設利用者は時としてアーティストなのだ。 このドキュメンタリー後半にさしかかり、1人の男性(映画の登場人物としてはアーティストだろう)が施設利用者としての作業をする様子が見られる中、私の目から何故だか涙が溢れていた。 止まらない涙、理由のない涙は私

    • 陽だまりがひだまりになる話

      陽だまり太陽の光が作り出すあたたかい場所を指します。  その陽だまりが、太陽じゃない光によって作られていた"ひだまり"だった場合、あなたは何を感じますか? 太陽じゃなくてもあたたかくて、居心地の良さを感じられればそれは"陽だまり"なのか、 太陽の光だからこその"陽だまり"であるため、太陽光じゃなければそれは"ひだまり"だとしても"陽だまり"ではないのか。 私は間違いなく後者の考えを抱いてしまいます。 たとえ人工の光が太陽と同じ温度で同じ明るさで数値的に太陽に値するとして

      • 人−愛=?

        私を大きく揺るがすものの一つがこれ、 "恋愛的感情"である。  私は、作品と呼べる程の美学がそこにあるかは到底自信は無いが1人の表現者である。偉人が残した作品を演奏という形で伝承するタイプではなく、自分の中で溢れ出す「定まりなきもの」に何らかの美学を構築、投影するタイプのそれだ。 作品を作る中で重要なのは自分の内に秘める感情イメージなわけだが、どうしてそれらが「喜怒哀楽」の4つなのかを疑問に思うのだ。そう、「愛」が何故無いのかと。  私は自分の心の中に、愛によって生まれ

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