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アジア各国のお祭り

ー唐津くんちー

毎年11月2,3,4日に佐賀県唐津市で開催されている唐津神社の秋季例大祭である「唐津くんち」について紹介します。
まず、唐津くんちとは各14町から出された木組みに和紙を何重にも重ね漆を塗った世界最大級の乾漆造りである曳山を引き子が引き各町を巡ります。
提灯により暗闇に照らされ輝く曳山が魅力の2日の宵曳山(よいやま)
明神台で行われる曳山が砂に食い込み動きにくい中で時間をかけながら引き込む大迫力の3日の御旅所神幸(おたびしょしんこう)
三日間の「くんち」が終わってしまう悲しさを含み静かに展示場の中に曳山が収められる4日の翌日祭からできています。

Karatukunti is fall festival at karatu shrine. It is held in Saga prefecture,Karatu every year. Each 14 towns have hikiyama. It is made of many Japanese papers. It is one of the biggest kansitu-zukuri in the world.

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2日 宵山(2番曳山 中町 青獅子)

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3日 御旅所神幸

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4日 翌日祭 (4番曳山 呉服町 源義経の兜)

歴史

唐津くんちは、唐津神社の秋季例大祭で16世紀末に始まり400年の歴史があるといわれています。14台の曳山は文政2年(1819年)~明治9年(1876年)までの57年間に造られました。当時は黒獅子も含め15台ありましたが、明治22年(1819年)の巡行を最後に姿を消しており、現在の14台で行われています。また、様々な文化財・遺産として登録されています。
昭和33年(1958)佐賀県重要有形民俗文化財
昭和55年(1980)佐賀県重要無形民俗文化財
平成28年(2016)ユネスコ無形文化遺産

曳き子と唐津くんち

曳山を曳く人のことを曳き子といいます。その曳き子と唐津くんちの一年間の行事を紹介します。
・1月新春囃子初め
1年間のくんち行事の安全祈願をした後に、曳山展示場内で曳山囃子が奏でられます。
・2月初寄り
今年1年の役員を決め、唐津神社で厄年メンバーのお祓いをします。
・3月唐津曳山囃子保存会
囃子の後継者の育成や保存を目的として発足し唐津くんちをPRするために全国各地のイベントへ遠征も行う。
・4月唐津神社春季例大祭
唐津くんちを半年後にひかえた29日に実施されます。展示場から曳山が鳥居の前に並び、この日だけは自由に触ったり子供を乗せることができます。
・5月親睦スポーツ大会
唐津くんち本番でも団結力とチームワークを発揮するために心を一つに「町の名誉と威信」をかけた戦いになっています。
・7月幕洗い行事
曳山の獅子や鯛といった本体の下部にまかれている幕があり、この幕を町田川で洗います。唐津の夏の風物詩の一つとなっています。
・10月初くんち
9日に1町ずつ囃子を奏で唐津神社に囃子を奉納します。
・11月唐津くんち
2~4日の三日間一年間の集大成を見せつけます。

↑2日 宵山 5番曳山 魚屋町 鯛

まとめ

唐津くんちには400年という長い歴史がありますが、今でも私の心を引き付けるとても魅力的なお祭りとなっています。ぜひ、一度行ってみてはいかがでしょうか。

Karatukunti has 400 years history, but it is very attractive festival. Would you like to go this festival?

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