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『あした世界が終わるとしても』感想メモ

見出し画像出典:あした世界が終わるとしても(アニメ公式サイト)

こんな感じの話

・それぞれ相対する人物がいる二つの世界をめぐるアニメーション映画
・主人公のまえにもう一つの世界の自分が現れ、別の世界について知る

感想のようなもの

一歩ずつ歩み寄り、新しい関係を築き始めようとする真と琴莉の二人を引き裂くようにもう一つの世界であるβ世界の真と”知能搭載遠隔人型兵器マティック”が現れる。自らがα世界で生き、相対するβ世界での自らの生死が対応しており、β世界の危うい状況に二人は巻き込まれていく。

SFの定番ともいえるパラレルワールドをテーマに大切な存在について描いた作品であり、キャラクターの感情表現はいまいちながらも、よく動く戦闘シーンと、β世界の神秘性を高める演出が良かった。
しかし、2Dチックな3DCGに違和感があり、あまり作品に入り込むことができなかった。

α世界とβ世界の設定と、人間と五感共有し性能を発揮するマティックという設定は結構好だが、主人公に運命をゆだねるしかないという状況と、琴莉を想う主人公の成長はこういう作品にありがちで奇抜さがなかったように思える。

ラストには良くも悪くもハッピーエンドが見えてはいるが、どうしても都合がよすぎるんじゃないかという気持ちがぬぐい切れなかった。

強引に思えるハッピーエンドに納得できるならばよいが、この作品のハッピーエンドがあまり好きだと思えなかった。残念である。

好きポイント

・告白できない
・あやつられるリコ

こんな人におすすめしたい

・壮大なラブストーリー好き
・パラレルワールドに理解がある
・CGアニメーションも大丈夫


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