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北海道一周旅<DAY1>函館

<DAY1>函館-3年ぶりの試され洗礼に震える-

羽田から1時間ちょい、着いたぜ函館!

機内トラブルでフライト中にWi-Fiが使えなかったことと「今日は雨雲すごかったから迂回しました☆」て機長アナウンス入ってやっと日本海が見えたと思ったら佐渡すっ飛ばして既に秋田だったことに絶望したものの、着陸直前に五稜郭が見えてシートベルトを引きちぎる勢いでぶち上がり、着陸直後は尾形百之助に仕留められて最高にぶち上がりました。

居合わせた尾形担らしきお嬢さんと撮影大会しまくった

函館空港はかなりコンパクトな空港で、同じ便で到着した人達はみんな速やかに移動してたんだけど、わたしだけ居残って例の映画(縦と横のやつ)のロケスポットや常設ギャラリーのアイヌ工芸資料を見学したり、観光案内のお姉さんと永遠におしゃべりしたりして早速大満喫。

少尉殿が独りであまりにもさみしそうだったので
連れてきた軍曹殿を勝手に増やしておいた

そしてここで市電1日乗車券やさまざまな施設利用に使えるチケットが付いた「はこだてスペシャルチケット」を買って、空港シャトルバスで宿のある五稜郭方面へ向かいます。


がしかし、この日の函館は激ヤバの暑さでして。

空港出た途端灼熱で「え…なんか…北海道てこんなに暑かったか…?もしかして実はここまだ羽田では?」て瀕死状態で宿に荷物を預けて。

「自転車もう使っていいですよ、荷物はお部屋に入れておきますね」て優しさいただいたんで、まずはレンタサイクルで宿から20分とGoogleマップ先生に教わった函館フェリーターミナルに向かいます。

でもね、聞いて。このお借りしたレンタサイクルが「このタイヤ、わたしの顔より小さいんじゃない?」てなるオシャレタイプだったんですよ。

「おっ、一応6段ギア付いてる!けどタイヤちっさ!シティ派〜!」てひとりゲラゲラしながら「まあ海沿い出たら景色も気持ち良いかな」ってちまちま走ってたんだけど、あれね、函館って湘南じゃなくて本牧なのね。行けども行けどもでっけえ道路とコンテナと工場ばっかりなの。てか指定ルートがずっと湾岸道路?で車が真横をビュンビュン通るし線路超えるから起伏も激しくて別の意味で震えた。海とか全然見えんし。てかよそ見してたら確実に轢かれっから。

いや〜これは試されてますわ〜てゲンジロちゃんより先にわたしが泣きながら走ってたら、そこに気が狂ったド派手な看板が見えて。

まじかよこんな所にラッキーピエロがある!そうだわたし今日まだ固形物食べてない!なんか食べたら元気になるかも!あと暑いし!助かる!てチャリごと突っ込む勢いで転がり込んだんです。

そしたら観光地でもなくランチピークも終わってる時間なのにかなりの行列で、なんなら函館空港より人いる!

しかもね、その店そんな行列状態なのにまさかのワンオペレジなの。他にはキッチン2人、あとなんか棒立ちの謎な人が2人いて。

えっあなた達は何を…あ〜〜〜研修生!それは仕方ない!てか大丈夫?食べ終わり食器めちゃ積みされてるけどバッシング手伝う?いや無理まず先に何か食べさせてくれ!て死んだ目で壁メニューとかポスターを見渡してたら「モバイルオーダーなら待たずに買えます!」て書いてあったからその場でアプリを落としてみたんだけど、「受け取り時間16:45〜」て表示されて窓からスマホ投げ捨てそうになったよね。

今から2時間後とかそんなことある!?!?

それでもなんとか意地で25分くらい並んで、やっと順番来てチャイチキセットをオーダーしたら今度は「フードは30分程お時間かかりますが」て言われて。

「いやそれはさすがに!さすがにどこかにお知らせしておいてほしい!知ってたら並ばなかった!並ばなかったよお姉さん!いや〜これは試されてますわ〜(25分ぶり2回目)」とつっこむ電池ももはや切れたので「一番早く出るメニューは何ですか」って聞いてドリンクって言われたからジンジャーエールだけ頼んで鬼軍曹顔で飲んで5分で店出てきた。いや〜これは試されてますわ〜。

「ジンジャーエール(略)こんな味だったっけな」がすぎる

その後ターミナルへはものの数分で着いて(マジで直行すればよかった)、入ってすぐゲンジロちゃんに会えたので多少元気を取り戻したものの、当然レストランはラストオーダー終了、空腹を抱えながらここからまた鬼西日の中をチャリで戻る(途中Googleマップ先生に反抗して勝手にルート変更した結果、エレベーターなしの歩道橋をチャリ持って上がる羽目になった)というコントを繰り広げたりしてました。

結論:本数あんまないけど路線バスかタクるのが正解
脳内でずっとN島みゆき様が熱唱してて気が狂いそうだった

でもここまで我慢の甲斐あって、五稜郭に戻って飛び込んだあじさい本店で旨さ悪魔的な最高塩分とアルコールを補給できたので生きててよかったです。

お腹すきすぎてたまご映えさすの忘れてごめんなさい

という訳で本日初の固形物をようやく得てから宿の人に「えっターミナルまで行って来たの!?この自転車で!?!?」てドン引きされつつチェックイン、シャワってさっぱりしたら空きっ腹にビールを入れてたこともあって色んな事がもうどうでも良くなってしまい、今日はもう閉店しかけたんだけど、この後に本日のメインイベントが待っていることを思い出し、支度して市電に乗って向かいます。

いきなりラッピング車両に会えたのでガッツポーズした

本日のメインイベントこと函館港まつり初日の花火大会。去年は雨天延期してて今年どうなるか心配してたんだけど、お天気はともかくまあ人がすごくて、電停周辺はもちろん来る車両来る車両インドの電車状態で、数本見送ってやっと乗れたと思ったら今度は非冷房車両で。「またしても!試されてる!」て車内で溶けながらもなんとか人の形を保ち十字街電停で下車、ここからはみんなが向かう花火会場のベイエリアへは行かずちょっとした登山をします。

Q.「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」
A.「一度上から見てみたかったんすよね~」

そう、この花火を函館山展望台から見ることにしたんです。

実は最初函館の宿をこの近くに予約してて(宿泊者専用屋上テラスという特等席から花火を見る予定だった)、でも例の五稜郭みどころめぐりに参加するため宿変したのでそこはもう使えない。花火とコラボするGLAYのFC会員なら専用スペシャルシートがあったけど会員じゃない。かといって普通に見てもおもしろくないしおそらく周辺は大混雑だし、だって花火が見えるベイエリアの海側特等席は今からじゃ薩摩のボンボンじゃない限り買い占めたりできないでしょ?

とはいえそもそもフェスでしか花火を見てこなかった人生なので、全国各地の花火大会にはどれくらい人が集うのか未知数すぎてちょっと怯えながらロープウェイに乗ったんだけど、展望台に着いたら思ったより人いなくて快適!あと夜景が超綺麗~!てごきげんになってフェスっ子御用達のミニ椅子をセッティングして売店でゲットしたサッポロクラシックをプシュったらちょうど花火が始まって。一応縦の花火と横の花火を、いずれも音が出ます。

インスタストーリーズ用としてしか撮影してなかったから画質悪くてごめんなさいね、でもめちゃめちゃ良かった~~~!!!憧れの函館夜景と花火をセットで見られてもう大感激。

打ち上げ花火、上から見るのも候補に入れるといいよ!て典道となずなと少年たちと岩井俊二監督にも教えてあげたい。

しかもこの日の翌日が満月とのことで、海沿いに見えた月が本当に綺麗でちょっと泣きそうになったもんね…だって今日は本当にいろんなことがあったから…こんなに試されて…まだ初日なのに…

「月が綺麗ですね」のアンサーが
「死んでもいいわ」なのホント天才
いつか昼登山リベンジする誓いを立てながらパネル回収

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