日本人は赤信号で止まりすぎる。
ドイツに滞在していた頃、大学からほど近いバーで、友人と「ドイツあるある」について話し合ったことがある。インド人の彼は、「ドイツ人は皆、歩道の赤信号に従う」と言った。なるほど、インドでは歩行者用信号なんてあってないようなもので、車やバイクの間を縫って進むのが常識らしいことはすぐに想像ついた。
彼曰く、「赤信号は人間の認識能力のうちに存在するのであって、人のマークやら赤色が僕らの行動を規制することは、全く馬鹿げている。だから、『車が来ているな』と認識したら止まるし、そうでなけれ