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もう怖くない〜老後資金2,000万円問題の場合

不安を解消する方法」「恐怖をコントロールする方法に続く感情の対処法シリーズ。

今回は、《老後資金2,000万円問題》に適用してみましょう。

【参考図書】苫米地英人(著)『「感情」の解剖図鑑

「恐怖」に対する反応のひとつが「fight-or-flight(戦うか逃げるか)」。

現代を生きる私たちが、「どちらかを一瞬で決めなければ生き残れない」ほど厳しい状況におちいるのは、災害時くらいでしょうか。

ゆえに、苫米地博士は、「現代人にとって、恐怖は、基本的にはあまり必要のない感情であるといえる」と書いておられます。

でも……
「怖い」って感じること、ありますよね。

必要がないはずの感情なのに、どうして私たちは「恐怖」を感じるのでしょう?

「怖い」と思っているから怖い


「怖い」と思っているから怖いこと、ありますよね。

飛行機や雷が怖いのは、「落ちたらどうしよう」という「不安」が強すぎて「恐怖」になっているケース。

リスクを詳細まで把握して適切に対処すれば、怖くなくなるはず。

「わからない」から怖い


人通りの少ない夜道を歩いているときに、後ろから足音が近づいてきたりすると、怖いですよね。

でも、追いかけてきたのが家族や友人だったりすると、
「なんだ、あなただったの」
とホッとする。

「これ、落としましたよ〜」
自分の財布を手に追いかけてきた人だったりしたら、
「わ!ありがとうございます」
一瞬にして体温が上がり、感謝の気持ちがあふれ出るはず。

「知らない(と想定される)人に追いかけられたら危険なことが起こりうる」と考えているから、恐怖を感じているんですよね。

でも、知らない人じゃないとわかれば、怖くない。

「老後資金2,000万円問題」も同じ


「老後資金が2000万円も足りない!?それは大変だ!どうしよう……」

大きな数字を「知らない人」のように感じて怖がらないことが大切です。

何をどう計算して2000万円なの?

まずは、一次資料にあたります。

 65 歳以上、妻 60 歳以上の夫婦のみの無職の世帯では 毎月の不足額の平均は約5万円であり、まだ 20~30 年の人生があるとすれ ば、不足額の総額は単純計算で 1,300 万円~2,000 万円になる。

金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書 「高齢社会における資産形成・管理」


2,000万円の根拠となっている上記の条件は、あなたに当てはまるでしょうか?

・何歳まで仕事をする?
・金融資産はどのくらい?
・毎月の生活費はどのくらい?
・健康状態は?
・この世を去るのはいつ?

どれも人によって違うんですよね。

「わからないから怖い」、ただそれだけ。

ちゃんと言語化すればいいんです。

・いつまで働きたい?
・そのためにはどんな無形資産(スキル・能力・経験・人脈など)が必要?
・それらの無形資産をどうやって身につける?
・人生で最も大切にしていること(最高の価値観)は何?
・それを満たすために、毎月どのくらいのお金が必要?
・有形資産(金融資産・不動産など)はどのくらい必要?
・どうやって有形資産を築く?
・健康に歳を重ねるために今から何をする?

「人生の最期」だけは誰にもわからないですけれど、ね。

それ以外のことは、「わからない」ですませず、まずは現状把握。

自分が本当に必要としていることを言語化してみるだけでも違います。


\幽霊の 正体見たり 枯れ尾花/


お金のことだって、知識を得れば
「なーんだ、そういうこと」
と怖くなります♪

お金の話は、また別の機会にできればと思っています。


人生で最も大切にしていること(最高の価値観)に興味がある方は、よかったらワークシートを解説動画をご活用くださいね▼


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