中2・小6の子どもたちと離れて、私ひとりで実家に帰って暮らしていたころのこと。

母と沖縄に遊びに行きました。
私が独身時代に屋久島で登山をしたとき以来の二人旅です。

これまで数え切れないほど訪れた沖縄のオススメを複数挙げて、母に行きたいところを選んでもらいました。

母が特に喜んだのが、石垣島でのカヤックツアーと竹富島でのレンタサイクル。

電動自転車のおかげで、母も島中を走り回ることができて大満足です。

「うちみたいな歳の人、おらへんね。若い人ばっかり」
「お父さんとやったら、こんなん絶対でけへんわ〜」

母はアウトドアが大好きなのですが、父は昔からインドア派。
だから夫婦で旅行となると、歩く距離の少ないシニア向けのツアーになるんですよね。
（当時、母は68歳・父は76歳）

私との旅では、母は大好きな運転で好きなところに行けて、レストランを選べて、シニア向けにはないアクティビティができて……、とても楽しかったようです。

ペーパードライバーの私にしても、母が運転してくれたおかげで、存分に楽しめました。
（いつもの家族は パックツアーで周遊 or ホテル滞在型）

花火大会に続いて母親孝行ができたことが、とても幸せな夏でした。

子どもたちと会えずに寂しい想いをしていた私の精神的なバランスを、母がとってくれたことにも感謝です。

「私が私である」ことの確信へ導く魔法使い
御影石 千夏

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