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容量がいい母。容量が悪い私。

父が傘寿(80才)を迎えたのを機に、生活をダウンサイズしシンプルにすることを決めた両親。自宅、車、家財道具の処分とそれに続く引越しを二人で淡々と済ませ、ようやく新生活が整ったところ。私はというと、幸いにも3週間のリモートワークの承認を上司から得て、比較的長めの一時帰国を果たした。

帰国の目的は、
高齢の両親と過ごす時間を持つこと。
両親の新生活に不自由がないかを確認すること。
今後、私に何ができるかを見極めること。

私の両親は、年齢の割に心身ともにしっかりしている方だと思う。今回の帰国では、それを再確認すると共に、彼らの良いところに気づくことができた。今回は母についてまとめてみようと思う。

私の母はとにかく容量がよく、行動が早く、手が早い。

具体的には、
わからないことがあったらすぐにネットで調べる、お店などでは店員さんに聞く。外を歩く時にはいつも最短距離を歩く。一歩たりとも余分に歩かない。電車を降りる時にはエレベーターの場所を電車の中からチェック。
やると決めたらすぐに行動する。やりたくないことはやらない。
例えば、健康のために食事を変える、運動をするということはないが、
ヨガが好きだからジムに行く、野菜が好きだからサラダを食べる。
草花の手入れを欠かさない(好きだから)。冷蔵庫の中もクローゼットも綺麗に整理整頓(その方が物の管理が楽だから)。iPadの中のデータも綺麗に整理整頓。クレジットカード払いしたものは日々チェック、と枚挙にいとまが ない。

一方の私というと、容量が悪く、行動が遅く、手も遅い。

私はあまり人にものを聞くのが得意ではない。時間をかけて自分で答えを探そうとするのでやることが遅い。やると決めても中々行動にうつせない。失敗を恐れているつもりはないけれど、やり直して時間をかけるよりは最初から完璧にやりたい、と思って中々始められない。iPadやLaptopのデータもかなりぐちゃぐちゃ。冷蔵庫やクローゼットも物で溢れている。いつも探し物をしている。やりたいことがたくさんあるのに、中々行動に移さないので、いつも頭の中が迷いでパンパン。

改めて思ったのは、いかに私と母の性格や行動様式が違うかということ。最近、「やりたくないことをやらない」、と決めたのでそれは大きな進歩だと思っている。

こんな容量がいい母に育てられたのに、母の良さを受け継がず、真似することもなくここまで来たんだな〜。

母は23歳の時に私を産んだので、当たり前だけれど23年後には私も母の歳になる。この先の23年を、そして私自身の残りの人生をもっと楽しく充実させるためには、母の行動様式を見習いたいと今更ながら思ったのでありました。

帰国の目的の達成具合。
高齢の両親と過ごす時間を持つこと。ー>達成済み。またちょこちょこと帰ってこようと思う。
両親の新生活に不自由がないかを確認すること。ー>今のところ問題なしだけれど、今後の変化には気をつけようと思う。
今後、私に何ができるかを見極めること。ー>まだまだ両親から学ぶことがあると確認。

いのち短し、さっさと行動しよう。by こねこねこ







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