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アルバイト日記③

昨日ラーメンを食べながら話したこと。

私は辛いことがあったとき、それを消化するのにとても時間がかかる。
まずその日1日そのことで頭がいっぱいになり夜も中々寝付けない。

2、3日後も殆ど当日と変わらないように苦しむ。
大抵は1週間も経てば上書きされてそのことに支配されることはなくなる。
でも1ヶ月後や半年後ふとした時に、当時の記憶が鮮明に思い起こされてあのときの嫌な気持ち、それは主に羞恥なのだが、が同じ熱量で蘇る。

昨日も辛いことがあった。塾講師のバイト中である。

今中学生は期末テスト前のため授業はストップして塾で用意されたプリントの束に取り組んでいる。
今日の授業はそれについてわからないところを教えてあげるというものだった。

理科がまだ弱いから理科を教えてあげてね、と塾長に言われていた。
授業前に、理科どんな感じ?と聞いたら、(2対1授業なので)2人とも理科は大丈夫、それより数学の方がやばい、と言った。
私は生徒が数学をしたいなら数学をさせればいいかなと思って理科にそれ以上触れることはしなかったのだが、それで良かったのだろうか。
中学生はまだ「分かる」「できる」を単に答えを「おぼえた」と混同することがままある。現に私もそうだった。せめて軽く確認だけでもしてあげたほうがよかったのではないか。

それから数学をしばらくしていた。私が受け持っているのは皆中学3年生で、もう受験もそれなりに意識し始める時期なのである程度は自分で勉強しており、授業中も真剣に自分の勉強に取り組んでいた。

正直、私は教えている2人の生徒のうち1人とどうやってコミュニケーションを取ったらいいのか分かっていない。

その子(Aちゃん)が、今回のテスト範囲で言うと二次関数の応用の部分が苦手でまだ理解していないだろうということは分かっているからそこをもう一度復習させてあげられればよかったのだが、Aちゃんは与えられたプリントのできるところをとりあえず終わらせようとしていた。

私は指示するのも良くないかな、彼女なりの考えがあってしているのかもしれないしと気を遣って、黙っていた。

20分くらい経っただろうか。塾長がやってきてAちゃんにわからないところがあるなら今そっちを優先させなよ、せっかく先生(私)がいるんだし。と言い、苦手な二次関数をやるよう勧めた。

あ、今私使えないやつって思われたかな・・・
それくらい指示出せよ、もう勤めて1年以上経つんだから、って思っただろうな・・・


それから、じゃあ二次関数のここしようか〜と問題を指定した。
しばらくもう1人の生徒の対応をしていてAちゃんの相手をしてあげられなかった。

授業が終わる10分前くらいにようやく手が空き、Aちゃんのプリントを覗いてみたら最初の1問を解いてストップしてしまっていた。

結局、授業時間は15分くらい伸びてしまってAちゃんも集中力が切れて、内容が頭に入っていなかったようだった。



何もできないダメダメな日だった。Aちゃんの対応が遅れたのももう1人の子の問題で私が咄嗟に答えられなくて必要以上に時間をかけてしまったからだし。なんか、もう、全部ダメだった。きっと彼女たちからの信頼も今以上に薄れてしまっているだろう。

やっぱり私みたいに自分に自信がない人間が誰かを指導しようなんて、向いていないんじゃないか。彼女たちは別の先生だったらもっといい高校を目指せていたのではないか。


私は自分の経験から、自分が中学時代に間違った勉強をしていてそれを大学受験で失敗して初めて気づいて、すごく遠回りして苦しかったから、そんな子を増やしてしまってはいけないと思ったから、塾の先生になりたいって思った。

私は分からないこの気持ちが分かるから、寄り添ってあげたいって思った。

それでも、どうしても対人関係が苦手で、
相手が何を思っているのか分からなくて怖くて、萎縮してしてしまう。


塾の先生をもっとやりたいけど、メンタルがどうしてもいけなくて、辞めちゃおうかって思ってしまう。



きっとこういうことで悩むのって他から見たらすごく無駄に思われるんだろうな。
私ってどうしてこんなに、出来事一つ一つが深く心に刺さってしまうのだろう。
もっとタフになれたらいいのに。



・・・・


書いたことで客観的に見ることができて少しだけ楽になった。

こんなちっぽけなことで悩んでちゃダメだな。

それでもまだ完全に癒えてはいないからこの記事は少なくともしばらくは読み返せない。

支離滅裂な文章かもしれないけれど、ごめんなさい。

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