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『私と、まきじゃく。』#2

2024年5月、『回り道』の上演が決まったことを記念して始まった、劇団員の方たちへのインタビュー連載。
「私とまきじゃく」をテーマに、各々のまきじゃくに対する想いや次回作に対する意気込みをお届けしています。
第2回のインタビューを受けてくださるのは杉山さんです!
劇団主宰の川上さんの大学時代の同期であり、大学時代から一緒に演劇を創っている方です。
劇団まきじゃくでは主に制作や音響・照明などの裏方を担当してるとのこと。
演劇や劇団まきじゃくへの想い、次回作への意気込みを聞いていきます!!

劇団まきじゃく 杉山さん

協力して一つのものを創り上げる達成感って楽しい

―――それでは、よろしくお願いします!

杉山:よろしくお願いします!

―――さっそくなんですが演劇をはじめたきっかけを教えてください。

杉山:高校の頃に好きなYoutuberがいて、「劇団スカッシュ」っていうんですけど、その人たちが演劇をやっていて、憧れというか面白そうだなあ、楽しそうだなあと思いながら見てたんです。それがきっかけで、大学生になったら、サークルで動画制作と演劇の2つをやってみようと思って始めました。
実際やってみたら、演劇の楽しさが動画編集よりも上回っていて。それでいまは演劇ばっかりやっているっていう感じですかね。

―――なるほど。どういったところに演劇の楽しさを感じたんですか?

杉山:演劇の楽しさは達成感と強いやり切った感だと思うんですよね。準備期間や当日の拘束時間も長いのもあって、文化祭の準備期間のような楽しさがあります。みんなで話し合って一つのものを創り上げるという、スポーツの練習とはまた違った、「「協力して創り上げた感」」が楽しいですね。

演劇の楽しさを語る杉山さん

―――演劇では裏方を担当しているそうですが、裏方ならではの楽しさはありますか?

杉山:音響や照明をやっていると当日に役者とタイミングを合わせてることがあるんですけど「ああ、気持ちいい!」って感じるほどバチっと合うことがあって。そのときはザワザワしてる場内がシーンとして空気感が変わるんですよね。それを感じれることが、裏方やってる面白さだったり楽しさだったりしますね。

ピンスポットが当たる舞台の様子

居心地のいいメンバーと唯一無二を創れる場所

―――「劇団まきじゃく」に参加するきっかけはありましたか?

杉山:大学のサークル時代から川上が主宰をやってる下で演劇をやる機会が何度かあって、その時から川上が演劇の構想をしてる段階で話してもらえることが多くなったんですけど、その話を僕も面白そうだなあと思っていたんですね。
この人に付いていったら面白いことできるんだろうなあという気持ちで、ずっとずるずる付いていってたらサークルの枠越えて演劇始めちゃったって感じです(笑)

学生時代の主宰・川上さん(左)と杉山さん(右)

―――実際活動していて「劇団まきじゃく」はどのような場所だと感じていますか?

杉山:仕事に熱心でしっかりやるいい人たちが集まった居心地がいい現場ですね。
演劇って自己満足って言われてたりして、分かりづらい劇とかってあるんですけど、まきじゃくにはそれがなくて。そこがまきじゃくのすごい好きなところです。
まきじゃくにはストレートに面白い劇が多いと思っていて、そこがまきじゃくっぽさだなと。

―――「劇団まきじゃく」での思い出を聞かせてください。

杉山:最新の「新しい生活様式」がやっぱり面白かったですね。今までは借りてきた台本だったんですけど、今回初めて1から脚本家の人に書いてもらったことによってすごいまきじゃくらしさがでたと思っています。

2023.03 第4回公演 『新しい生活様式』

―――オリジナル作品を創りあげるって大変そうですけど、面白そうです!

杉山:川上が脚本家の人と話し合って、劇団の雰囲気を脚本に落とし込んでくれたんですよね。だからこそ、いま一緒に創り上げてる人たちとの唯一無二の劇ができた気がして楽しかったですねえ。いつもの倍楽しかったです(笑)
このときは当日、音響のオペレーションをやっていたんですけど、初めてオペレーションの忙しさより劇の面白さが貫通してきたんですよ!セリフがすごい刺さってきたりして、まきじゃくとして演劇をやる意味を感じた公演でした。

公演当日の様子

演劇の現場のリアル感をより多くの人に届けたい

―――次回公演で挑戦してみたいことはありますか。

杉山:自分は動画編集もできるので、当日の雰囲気が残るように、動画で見ても伝わるような撮影をしたり、映像を作ったりしたいと思っています。
生で見ると空気感が違って伝わってくるものがあるんですけど、それを少しでも映像でも伝えることができたら、遠方に住んでる方や当日来れなかった人など、より幅広い人に演劇を楽しんでもらえるようになるんじゃないかなと。
やっぱり演劇はドラマとは違って現場のリアル感がすごくあるので、そのステージのリアルを伝えたいですね。

―――では最後に、意気込みをお願いします!

杉山:川上に付いていけば面白いものがみれると思っているので、このままついていきたいと思います!(笑)

公式キャラクターまきじゃくくんと共に意気込みを語る杉山さん

―――これからも面白い作品、楽しみにしています。演劇の裏方やまきじゃくの魅力が伝わるお話ありがとうございました!

杉山:ありがとうございました。


🌸公演案内🌸
『回り道』
日にち:2024年5月5日(日)/6日(月・祝)
会場:下北沢東演パラータ
入場無料(フリーカンパ制)です!

全4編の盛りだくさんなオムニバス短編集です。
皆さまの日常のモヤモヤを晴らして、背中を押せるような演劇となっています😊
ぜひお越しください!
↓下のフォームからご予約いただけます↓
https://t.co/yPrzZEjfyx

【劇団まきじゃくの最新情報はこちらから】
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