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『私と、まきじゃく。』#4

2024年5月、『回り道』の上演が決まったことを記念して始まった、劇団員の方たちへのインタビュー連載。

「私とまきじゃく」をテーマに、各々のまきじゃくに対する想いや次回作に対する意気込みをお届けしています。

第4回のインタビューを受けてくださるのはさいかいさんです!
次回公演より劇団まきじゃくのスポンサー会社となる株式会社DOKOSOREの代表を務めている方です。

演劇が自社にいい影響を起こすと感じ、支援を決めたとのこと。
演劇や劇団まきじゃくへの想い、支援を決めた理由を深掘りしていきます!!

株式会社DOKOSORE代表 さいかいさん

ゼロからイチを量産する会社


ーーーそれでは、よろしくお願いします!

さいかい:よろしくお願いします。

ーーー株式会社DOKOSOREはどのようなことをしている会社か教えていただけますか?

さいかい:エンジニア集団として動いている会社で事業は大きく分けて2つあります。1つは、企業から依頼があった業務システムの受託開発です。業務の効率化を図るシステムを開発しています。
もう1つは、うちはアイデアがどんどん湧いてくる組織ですので、そのアイデアを法人化し売却するということをしています。
なので、何をしている会社かと聞かれると「ゼロからイチを量産する会社」と言えますかね。

ーーー「アイデアを法人化」という部分を詳しく教えていただけますか?

さいかい:アイデアを出して、そのアイデアを形にするものづくりをし、営業を伸ばしてあとはやりきるだけというサイズまで会社を大きくするんです。その会社を事業として売るということをしたら面白いかもしれないという想いから取り組んでいます。
いまこの事業がちょうどスタートラインで、これをするために受託開発を並行してやっている形です。

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面白いクリエイターと一緒に働きたい

ーーー今のところ業務内容は全く演劇に関係ないように思いますが、「劇団まきじゃく」に出会ったきっかけは何だったのでしょうか?

さいかい:最初は一緒に働けるデザイナーを探していたんです。そのとき、メンバーの繋がりで紹介してもらったのが川上くんだったんですよ。話していたら、自分で演劇を趣味でやってるというのを聞いて「なにそれ!!」と興味をもったのが始めですね。

演劇と出会った衝撃を表現しているさいかいさん

ーーーなるほど。演劇を知ったのは偶然だったんですね。

さいかい:そうですね。元々僕たちのやりたい「ゼロからイチを創る」ために幅広いクリエイターが必要だと考えていて、そのクリエイターを集めるために会社でアートをやったらどうかなと思っていたんです。
そのヒントにしているのがチームラボで。あそこはキラキラしたかっこいい美術館のような展示をすることで、クリエイターがたくさん集まっているんです。集まることで結果的に技術力が上がり、その力でシステムを開発することで収益を上げているようなんです。
なので、アートは採用に繋がるのではないかと考えていました。

―――そのような考えの時に、演劇というアートに出会ったわけですね!

さいかい:ただクリエイターを集めるのではなく、面白いクリエイターと働きたいんです。面白いというのは、自分と美学というかセンスのような価値観が合うということなんですけど、そのような人と働くと何がいいかって、生産性が上がることなんですよ。そういう人が創るものはやっぱり自分に刺さることが多いんです。どうやったら採用前にそれが分かるのかということも考えていました。
これを「演劇」では実現できるような気がして「劇団まきじゃく」に出資を決めました。

演劇は幅広いクリエイターが集うアートだった

―――「演劇」どのような点に魅力を感じたのでしょうか?

さいかい:川上くんと出会ったときに演劇はすごく深いという話を聞きました。音楽や体での表現も必要で、照明・音響などの技術、脚本から編集も必要になるので、「演劇は幅広いクリエイターによって創られている」と知ったんです。そこがすごく魅力的で、自分がやりたいと思っている世界と近いものを感じました。

ーーーどのように演劇を通してクリエイターを集めていくのでしょうか?

さいかい:演劇でDOKOSOREの世界観を表現していきたいと考えています。演劇は価値観のフィルターにとても有効なのではと思っているんです。こちらが発信したものを「面白い」と共感してくれた人を採用すれば、自ずと価値観が近い人が集まると思っています。まきじゃくとはその世界観を一緒に創っていきたいです。

演劇の魅力を語るさいかいさん

ーーー他のアートに比べて「演劇」の利点は他にありますか?

さいかい:幅広いクリエイターによって創られているので、単純にクリエイターに出会える数が多いと思っています。あと演劇は伝える方法が広いですよね。絵画などは2次元ですけど、演劇は3次元で表現することができて、5感全てを使って伝えることが出来る点が、価値観の合うクリエイターを集めるには合っているのかなと思っています。

―――演劇を採用に繋げるというお話、革新的で面白かったです。今回はありがとうございました!

さいかい:ありがとうございました。まきじゃくとDOKOSOREで創る世界観をぜひ楽しみにしていてください!


🌸公演案内🌸
『回り道』
日にち:2024年5月5日(日)/6日(月・祝)
会場:下北沢東演パラータ入場無料(フリーカンパ制)です!

全4編の盛りだくさんなオムニバス短編集です。
皆さまの日常のモヤモヤを晴らして、背中を押せるような演劇となっています😊
ぜひお越しください!
↓下のフォームからご予約いただけます↓
https://t.co/yPrzZEjfyx

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