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師走、走れ!

「今年ももう終わりですね」という言葉がこんなにも重々しく、いくつもの意味を含んで言われる年というのは無いだろう。
11月も半分を折り返した。師走がやってくる。
クリスマスは、今年もやってくるのだ。ここ数年、ハロウィンという「外に出る」イベントの影にひっそりと身を隠しているクリスマスが、あなたのお宅に、心に、再び特別な意味を持ってやってくる。
まずはそれを祝おう。
次に祝うのは、年末である。2020年だって終わるのだ。2020年的なものが発生した初めての年、として2020年は間違いなく世界史に残る。
でもそんな2020年も、いつも通り終わる。思えば、1999年も、20世紀最後の年も、終わったのだ。今年の終わりはいつも以上の安堵と緊張感を持ってやってくる。
そしたら次に祝うのは、新年である。あけましておめでとう、と会う人に言う。それは本当に、本当におめでたいことなのだ。

2020年、あなたは何を祝っただろうか。何か心に残る、大きな出来事はあっただろうか。どんな人にも、2021年は新しいものとして平等に与えられる。俺は年末年始が楽しみで仕方がない。

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