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コーチングで、コーチは何をするのか?

コーチングセッションにおいて、コーチはクライアントに対して、問題を解決するための答えを教えたりアドバイスしたりしません。コーチはクライアントに寄り添い、クライアントが100%自分と向き合うことができる、安全・安心で、そして自分自身を勇気づけることができるスペースを創ります。

コーチは、クライアントの話(心の声)を聴き、クライアントに質問を投げかけ、クライアントの変化を感じ、そして、クライアントを認知し、勇気づけるのです。そして、そのようなコーチの関わりによって、クライアントは自分で答えを見つけることができるのです。

それでは、具体的なコーチングの1シーンを見てみましょう。
※このシーンはクライアントに許可を取って掲載しています。

シーン:新しい扉が開く瞬間

コーチ「今日は、どうされましたか?」
クライアント 「仕事が進まなくて・・・ スランプに陥っています」
コーチ 「スランプ?  今、胸を手で軽く押さえておられますが、 何を感じているのですか?」
クライアント 「何かが詰まっているような感じが します」
コーチ 「何か、つらそうな雰囲気が私に 伝わってきます。
もし、よろしければ、 その詰まった感じの場所に、自分の 意識を向けていただけますか?」
 

しばらくして・・・

コーチ 「何か、少し変化したような雰囲気が 伝わってきたのですが・・・」
クライアント 「胸の奥深くから、何か、ピューっと、 熱いものが湧き出してきました」
コーチ 「ピューとですか・・」(爆笑)
クライアント 「あっ・・! わかりました! これだ!」
コーチ 「表情が大きく変わりました! 『これだ』ですね。何か閃きましたね!」

<解説>
 このコーチングセッションでは、仕事において、まわりの人の目が気になり、「結果を出さなければならない」、「きちんとしなければならない」というクライアント自身の思い込みが、クライアントを苦しめていました。

それらがクライアントの胸のあたりの不快感になって表れていました。
コーチは、クライアントが100%自分自身と向き合うことができる安全・安心な場を創り、自分自身の内側に意識を向けるように促しました。

そして、クライアントが自分の胸のあたりに意識を向け、不快感としばらく向き合っていると、胸の奥深い場所にあった、自分自身の仕事に対する熱い想いに気がつき、仕事を通して実現したい世界に対する願いが溢れ出てきたのでした。

クライアントが自分一人では気がつくことのできないものに、コーチが寄り添うことで気づくことができたセッションでした。

いかがでしたか?
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