見出し画像

コーチをどうやって選ぶのか? その2

「コーチングには興味があるのだけど、たくさんのコーチの中からどうやって自分に合うコーチを探して、選べばいいのだろうか?」
このような疑問をお持ちの方もいると思います。そこで、自分に合うコーチを選ぶ5つのポイントをご紹介いたします。


■自分に合うコーチを選ぶ5つのポイント

1.コーチの価値観や生き方に共感できる

 「コーチとの相性」を測る一つに、コーチの価値観や生き方があります。「この人の生き方には共感できるな」「納得できるな」「信用できるな」というコーチを選ぶといいでしょう。
 例えば、人には「前向きな人」「後ろ向きな人」「批判的な人」など、いろんなタイプの人がいます。コーチのブログやSNS、書籍などを見れば、コーチの人となり、考え方がおおよそ分かります。
 私の場合は、物事を前向きに解決していきたいので、できるだけそのような言葉を使うことを普段から意識しています。

2.コーチの雰囲気が自分と合っている、しっくりくる

 コーチングは、クライアントとコーチの1対1の対話です。コーチングを受けて、自分自身と向き合い、自分の中にある答えを見つけるためには、ありのままの自分でいることができて、不安、恐れ、悩みなど、本音が話せることはとても大切な要素です。
 そのためにはコーチと話をしてみて、自分と「雰囲気が合う」「リズムが合う」「しっくりくる」「安心できる」コーチが適しています。
 例えば、コーチには「ポジティブでガンガン行くタイプ」「相手のペースに合わせてゆっくり進めるタイプ」「目標達成に向けて背中を強く押すタイプ」「優しく寄り添って、自分が進むエネルギーが出るまで待ってくれるタイプ」など、さまざまなコーチがいます。
 対話の雰囲気やリズムが合ったほうが話しやすいものです。体験セッションを受けてみて、確認してみることをお薦めします。

■体験セッションのお問い合わせは


3.目指したいテーマの経験、実績がある

 「コーチ」といえば、真っ先にイメージするのがスポーツのコーチです。スポーツのコーチはその世界で何かしらの結果を出していることが多く、専門性が高いです。専門的な知識や経験がある、選手が挫折しそうなポイントが分かる、それをリカバリーできる。だからこそ、コーチと言えるわけです。
 ビジネスコーチも同じです。チームビルディングなら管理職の経験、プロジェクトの成功ならマネジメントの経験、ビジネスで成果を出したいならビジネスの経験など、コーチングで実現したい理想、あるいは、解決したい問題に対する経験値や専門性、実績があることは、コーチの必須条件と言っていいでしょう。
 また、これは個人的な意見ですが、成功体験だけではなく、失敗体験や悩んだ体験があることも、コーチ選びの大切なポイントかなと思っています。コーチングは「まだ実現していない理想を、具現化する」ために行うものです。「まだ実現していない」ときの悩みや苦しみを知っているコーチのほうが、細やかなフォローをしてくれるでしょう。

■今西正和プロフィール


4.コーチング料金に納得感がある
 
コーチングの料金はコーチによってさまざまです。数千円の人もいれば、数万円の人もいます。コーチングの料金は安ければいいというものでもなく、高ければいいというわけでもありません。あまり安すぎると「効果があるのかな?」と不安になります。だからといって、生活費を削ってまでコーチングに費用をかけるのも問題があります。
 物事を成すためには、相応の投資が必要なことも事実だと思います。また、相応の時間が掛かるのもまた、事実です。無理をして継続できないのなら意味がありません。継続性も踏まえつつ「なるほど、こういう考え方でこの料金なのだな。それなら、納得できるな」のような、納得感があるのが理想です。


5.資格がある

 コーチングは資格がなくてもできますが、傾聴力や質問力などのコミュニケーション能力があったほうが断然スムーズです。トレーニングを積んだ証である資格も、コーチ選びの参考になるでしょう。
 ただし、資格だけではうまくコーチングができないのも事実です。経験のない理論や知識よりも、実務経験のほうが大切です。
 これらの要素を確認するために、価値観、実績、料金、資格は、ホームページや案内を見れば分かることも多いでしょう。では、コーチの雰囲気が合っているかは、どのように判断すればよいのでしょうか。
 もっともよいのは、実際に体験してみることです。コーチングは継続して関わることが多いため、判断に迷います。それだけに、多くのコーチが体験セッションを行っています。

<コーチの資格>
 コーチングは、民間資格が乱立していて、簡単な講習を受けるだけで取得できてしまうものから、数千時間の実務経験を得ないと取得できない資格まで千差万別です。また、一度取得すればよい資格と、定期的に能力試験をして更新しなければ資格が維持できないものもあります。
 コーチの保有資格はコーチを選ぶ上でのひとつの基準となりますので、十分にコーチの質を評価していると思われる代表的な資格をご紹介します。
 以下の3つの団体が認定する資格は、コーチング資格の中ではかなり難易度が高く、多くの訓練時間が必要な資格です。もちろん、資格を有しているからといって良いコーチであるとは限りませんが、ひとつの指標にはなるでしょう。

■International Coach Federation(ICF)国際コーチ連盟が認定するもの
 ・アソシエート認定コーチ(ACC)
 ・プロフェッショナル認定コーチ(PCC)
 ・マスター認定コーチ(MCC)


■CTIジャパンが認定するもの

 ・CPCC(Certified Professional Co-Active Coach)


■生涯学習開発財団(株式会社コーチ・エィ)が認定するもの

 ・(一財)生涯学習開発財団認定コーチ
 ・(一財)生涯学習開発財団認定プロフェッショナル・コーチ
 ・(一財)生涯学習開発財団認定マスター・コーチ


いかがでしたでしょうか?
WEBサイトなどで、コーチのプロフィールや人となりを確認し、信頼できるか、高いスキルがあるかを見て、その後、実際に「体験セッションを受けてみる」、そこで、自分に合うコーチか、『スキル』と『人間力』の両面から確認することをお薦めします。

【参考】クライアント体験談


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?