私を操るために行くのは、小さな狭い世界
昨日、遅番終わりで帰ってきてから、服作りの続きをした。
型紙は朝のうちに引いておいて、今度は生地に写して、カットする作業。
そんなに器用な方ではないため、手こずりながら、少しずれちゃったりもしながら、なんとかカット。
カットする時、くるくる回ってカットできるカッターを使うのだけど、これが気持ちよく、楽しい。
さくさくさく、本当に切れているの?、と思ってしまうくらい、さくさくさく切れる。
夢中になってしまい、寒い部屋の中で暖房も点けずに作業していたからか、一旦終わると身体が熱いことに気づく。
体温を測ると微熱くらい。
ヒートアップしてしまったみたい。頭もぼーっとする。
こんなことがよくある。
何かを始めると、世界が目の前だけになってしまう。時間は無限にあるのでは、と錯覚する。
そのくらい夢中になって何かをすると、大抵熱を出す。昔は知恵熱だね、なんてよく言われた。
大人になってからも、ついついコントロールできなくなり、自己管理甘いなあ、と反省する。
それでも、没頭する時間が私には必要で、いつもあれやこれやと考えてしまう私にとって、モノづくりのこの狭まった世界での時間は、頭をクリアにしてくれる。
おかげで昨日はぐっすり眠れた気がする。
微熱もさくっと下がった。
仕事に行くまで、また作る時間を過ごす。
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