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自分のアップデート



新しい靴と、パンツを買った。
髪色を新しくした。
新しいメイクをしてみた。


たったそれだけで、心が躍る。
「新しさ」が、わたしは好きだ。

東京にいるわたしにとって、日常で目にするものは、日々変化する。

例えば、表参道の一角。ポップコーン屋さんや、チョコの専門店、コスメのお店など、新しいものができたと思えば次に行った時には店が変わっていることも少なくない。行くたびに新しい何かがある。

デパートにも百貨店にも、次々と新しいコスメやデザート、洋服にシューズなど、お店は変わらずとも新作が立ち並ぶ日々だ。


しかし、わたしの意味する「新しさ」はそういうことではない。世間の人にとって新しいかどうかは関係ない。大事なのは、自分にとっての新しさである。


東京にいると、どうしても街は流行に左右され、何もしなくても流行が目に、脳に、心に入ってくる。自分で流行を追っているつもりはなくても、SNSで頻繁に見るデザインや色に、いつの間にか自分の買うものが寄っていたりするものだ。


心理学でいうザイオンス効果だろうか。繰り返し目にすることによって、最初はそうでもないと思っていた洋服や髪型が可愛く見えてきたりする現象が起きる。

けれど、いつも流行に沿っている必要は全くないと思っているし、流行を取り入れる、取り入れないは個人の自由。ただ、自分にとって「新しい」と思う何かを取り入れることには、とても重要性を感じる。

これまでモノクロばかりだった洋服たちに、カラフルな洋服を追加してみる。ずっと派手な髪色だった人が、落ち着いた暗髪にしてみる。いつもガトーショコラなどチョコ系を選びがちな食後のデザートを、爽やかなフルーツソルベに変えてみる。

こういう少しの目新しさが気分を変えてくれることはよくあって、カラフルな服を着てみると意外とイケるじゃん!と嬉しくなったり、爽やか系を食べてみるとこっちも好きだな、と発見したりする。

自分の知っているモノやコトに安心感と信頼があり、それを常に繰り返す人もいる。わかりやすい例だと、カフェやコンビニの新作をすぐに試してみるタイプか、いつも同じものを買うタイプか。

もちろん安定感のあるものも大事にしたいが、わたしはどらちかと言うとひとまず試してみるタイプ。

わたしにとって、目新しさを取り入れることは、つまり今後の自分の選択を広げることだと思っている。生きてる間、食わず嫌いはしたくない。なんでも試してみて、常に新しさを取り入れることで、自分をアップデートしていきたいな。あなたはどっち派?

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