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【完】運転免許一発試験合格体験記③「本免許」取得まで

先日、教習所に通わずに免許センターのみで免許を取得する、いわゆる【一発試験】で受験をし自動車免許を取得しました。受けた免許センターは千葉の幕張免許センターです。
そこで合計3記事に分けて、その体験談を記録していきます。本記事では仮免許取得まで行った対策、技能試験合格までの試行錯誤を公開していきます。
また「運転免許一発試験合格体験記①」では、なぜ私が一発試験で免許を取ろうと思ったのか、実際に何回試験を受けたのか、費用、期間等を。
運転免許一発試験合格体験記②」では、仮免許取得までの体験記を公開しています。こちらもぜひ読んでいただけると嬉しいです。


まず最初に行ったこと

①練習スケジュールを立てる

仮免許の段階とは違い、本免許工程では試験以外にもやらなければならないことがいくつかあります。それが以下です。

  • 路上練習(技能試験日から直近3ヶ月以内に5日間、1回1時間程度)

  • 特定教習※取得時教習の受講(危険予測+高速教習+応急救護)

路上練習は、技能試験時に練習報告書を提出する必要があります。自家用車があるため車はいつでも乗れるのですが、夫も当時免許取得後3ヶ月と、助手席に座ることができません。そのため私の場合は隣県に住んでいる義母に協力してもらい練習しました。

また、特定教習は技能試験後に行うことも可能なのですが、技能試験前に行っておくと技能試験合格当日に免許交付をしてもらえるため、幕張免許センターに出向く回数を最小限にしたい私は、技能試験前に受講することにしました。

というわけで、スケジュールは以下です。とにかく早く免許を取りたいと思い気合充分です。笑

11月19日 路上練習1
11月20日 路上練習2
11月21日 学科試験受験+路上教習(路上練習3)
11月23日 所内教習(路上練習4)
11月25日 特定教習※取得時教習
11月26日 路上練習5

②スポット教習の申し込み

本免許工程でもわかば自動車学校さんを利用させていただきました。上記スケジュールにも載っていますが、本免許の技能試験では一般道を走る工程と、最後に縦列駐車/方向転換の課題を行います。そのため、本番コースを走る練習ができる路上教習、縦列駐車と方向転換の練習ができる所内教習の2回教習の予約をしました。

②特定教習(取得時教習)の予約

特定教習は、それを一般の方に行っている教習所が県内にいくつかあるのですが、最も予約が取りやすく近くにある横濱ドライビングスクールさんにお世話になることにしました。予約はお電話で問い合わせ、そこで日程調整を行い完了しました。

学科試験

試験対策

本免許の際も、わかば自動車学校さんが提供してくださったWebの試験対策ページを活用させていただきました。本免許の学科試験では、仮免許の学科の範囲と重複する部分も多いためそれの復習、そして新しい範囲もあるためそちらを重点的に対策していきました。特に、95問あるうちの最後の5問は1問2点の運転シチュエーション問題があるため、そこを落とさないようにしっかりと色々なパターンの問題を解きました。
ポイントとして、本免許から出てくる試験範囲は教本に書いてあることを丸暗記してもあまり試験に出る範囲が多くなかったため、とにかく一問一答を多く解くほうが効率的に試験対策ができるなと思いました。

受験1回目(合格🌸)

仮免許のときよりも若干計画的に試験対策もでき、手応えを感じた状態で当日を迎えました。2023年11月21日の朝8時半からの受付、時間になったら2階に案内され、9時すぎより試験開始。試験時間は50分で100点満点中90点以上正解で合格でした。結果は合格🌸。学科試験は仮免許に続いて1回で合格を勝ち取ることができました。今回も同時に10名ほど他に受験者がいましたが、合格は私ともう一人のみ。中には当日朝に近所の学科試験対策場で試験問題と答え(であろう用紙)をもらってそれを試験前に丸暗記している受験者もいましたが不合格のようでした。そういう手段もありますけど、やっぱりしっかり勉強するに越したことはないなあと思いました。
技能試験の試験日の予約をとり、試験説明を受けてその日は終了。午後から路上教習を受けてその日は帰宅しました。

実技試験

試験対策  1.路上教習

2023年11月21日の14時から、海浜幕張駅に待ち合わせをしました。時間になると教官の方が教習車でお迎えにきてくださいました。教習では、実際に試験でも使われる幕張免許センターの周辺の一般道を、本番と同じ流れで走る教習を行いました。練習時間は約2時間、実は実技試験で使われるコースは合計8パターンもあるそうで…そのうち、頻出の3パターンを実際に走りました。最初の1回は教官の方の運転でチェックポイントをレクチャーいただきながら走り、あとは運転を交代し私が運転してその3パターンの道路をそれぞれ1周ずつ練習しました。路上でのポイントも都度教えてくれてとても助かりましたが、仮免許のときとは違いコースを丸暗記することができないためなんとなく体感を掴む程度、また当日は学科試験のための勉強で夜更かしもしていたので…個人的にはあまり集中できず終了しました。

試験対策  2.所内教習

2023年11月23日の8時45分、西浦和駅のロータリーでお待ち合わせでした。時間になると、仮免許の際の所内教習のときと同じ教官の方が教習車で迎えにきてくださいました。15分ほど走ると、所内コースを想定した練習場に到着。そこから約2時間の練習時間で、縦列駐車と方向転換それぞれを繰り返し練習。もともとペーパードライバーで、縦列駐車も方向転換も、10年前自動車学校でやったっきり一度もやっていなかったので、とにかくポイントを丸暗記することに努めました。親切に教官オリジナルの方向転換指南書もいただくことができ終了しました。ポイントもとても多かったので、後日家の駐車場をつかって練習も行いました。

試験対策  3.義母との自主練習

上記の教習も、1回の路上練習に加えてよかったためあと3回自主練習の必要がありました。隣県に住む義母に自宅に来てもらい、自家用車をつかって自宅付近の一般道を使って練習しました。自家用車がベンツのSUVで、それにおなじみ【仮免許練習中】プレートを前後に貼って一般道を走ったため、周囲からの「ベンツに仮免許貼ってるうwww」の視線を感じすごく恥ずかしかったです笑笑。助手席に乗って協力してくれた義母には大感謝です。

合格のためにどんなポイントを抑えるべきなのかについては別の記事にまとめる予定なので、そちらも読んでもらえると嬉しいです。

特定教習※取得時教習

横濱ドライビングスクールさんは、通常なら数日かけて行う特定教習のスケジュールをぎゅっと1日にまとまったカリキュラムを提供してくださり、スピーディーに講習を受けることができました。
当日は10時から講習開始でしたが、まずは危険予測の路上教習。3人の受講生まとめて教習車に乗り、交代で運転をし教官からフィードバックを受けました。その後高速道路講習。こちらは実際の道を走るのではなく、教習所内にあるゲーム機を使って講習しました。お昼からは高速道路に関する学科と、応急救護講習を行い17時ごろ、修了証明書を受け取り終了でした。

講習では、私と同じようにうっかり失効してしまい一発試験で再取得を目指している方とご一緒したので、いろいろお話することができました。中には、すでに本免許技能試験を3回受けているが不合格、来月末で仮免許の期限が切れてしまう方とかもいました。同じ幕張で試験を受けている方でしたのでとても参考になった反面、難関であることを改めて認識しました…あの人、結局免許とれたのかなぁ。気になります。

受験1回目(不合格💦)

仮免許とは違い、当日走るコースは番号掲示等はありません。この日(2023年12月4日)は午前中の試験の予約をしていたので、8時半からの受付に間に合うように免許センターへ行きました。

仮免許のときよりも受験者が少なく、この日は私入れて受験者は2名でした。2番目でしたので、試験が始まると1番目の方が運転する車の後部座席に着席。どうやら1番目の受験者の方も初受験っぽく、試験中は余裕そうに「もっと走りますか?いつ終わります??」と試験官に話しかけて注意を受けていました。色々とポイントが抑えられていないことがあったため、最後の縦列駐車/方向転換まで行かずに発着点にもどってきたのでその方は不合格になったようでした。

そしていよいよ私の番。初の本免技能試験ということでこれまたすごく緊張しました。試験は、見出し通り不合格だったのですが、コースの後半まではおそらく合格点あったと思います…が、おそらく2回連続で30km/h、40km/hの道路で速度超過してしまいました。教習のときに「ここの道路、スピード出せそうだけど30km/hだから気をつけてね」とアドバイスされたのを見事に失念してしまいました……速度超過の減点だと、10km/h超過した時点で確か20点減点になるので、そこで減点超過になってしまったんだと思います。試験後いただいたアドバイスはこちら。

一番大きな減点項目は自覚あられると思いますが速度超過でした。住宅街や学校のそばの道路では30km/hだったり40km/hの道路もありますので気をつけてくださいね。安全確認等はしっかりとできていましたよ。

という感じで、割と本免の試験官のほうが寄り添ってくれるというか、仮免のときみたいに完璧な運転を求められないのかも。と思いました。これは対策編の記事でも書こうと思いますが、そもそも右左折して道路が変わったあとは、制限速度の標識が必ずあるはずなので、それを見る癖をつけよう…と思いました。次回の試験予約をして帰宅しました。

受験2回目(不合格💦)

2023年12月20日に2回目の受験をしました。この日は午後から予約していたので13時からの受付に間に合うように免許センターに行きました。受験は1番目でした。

今回は絶対に速度超過しないぞ。というのと、縦列駐車と方向転換を忘れかけていたので前日にYoutubeをみて復習してから試験に挑みました。この日もかなり緊張していました。が、1回目で手応えがあったので合格できるのでは?とも考えていました。しかしながら、今度は開始早々、路上コースを半分も走ることなく発着所に戻されてしまいました。。自覚がまったくなかったので頭の中は??でした。いただいたフィードバックはこちら。

左折時に左に寄りすぎて、電柱との距離が5cmもなかったですよ。気づいていましたか?とても怖かったです。それで試験中止としました。

なんと私、試験に必死すぎて(速度を守ることに必死すぎて?)すごく視野が狭くなっていたようです。。やばいですよね。。でも、1度限りのチャンスと考えるとこうなってしまうこともあるのだな…と思いました。

試験対策  4.義母との追加自主練習

2回連続で、縦列駐車/方向転換の課題にも行くことができず不合格をもらってすっかり自信がなくなってしまいました。なのでもう一度義母に頼み練習の機会をもらいました。
今回の練習は、ちょっと遠かったですが幕張の実際の試験の道路まで出向き、コースを走り練習しました。

受験3回目(合格🌸)

練習はしたものの…さらに期間は空いてしまったので本当に自信がないまま当日(2024年1月11日)を迎えました。どうせ今日も落ちてしまうのかなあ。とネガティブな思想が頭をよぎりつつ、一生懸命落ち着いて頑張ろう。ということで試験を受けました。試験の順番は1番目でした。

幸運にも1回目に受けたときと同じコースで、試験中は割と落ち着いて要られました。「ああ、ここで速度超過したんだなあ。」と冷静に考えながら30km/hの道も29km/hを維持しつつ通ることができました。思い当たる減点項目がないまま場内へ。発着所に戻る道が場内入って左だったのですが「左に行ってください」と言われたので、また落ちたのか…と思いましたが、発着所にもどるのではなく所内コースに案内されました(どっちも左だったのね)。私に課せられたのは左方向変換。ミラーで脱輪状態を見れる簡単なほうの方向変換だったので、落ち着いてクリアできました。最後発着所に戻り、試験官のほうへ行くと「OKですよ🌸」と!!!!!ついに合格することができました泣

そのまま、特定教習の修了証を試験官に渡し、免許発行手数料を支払い、古い期限切れ免許を返納。新しい免許に貼る写真を撮影して無事免許交付を受けました。ついについに一発試験での免許獲得が叶いました。

まとめ

こうして、2024年1月11日に無事本免許を獲得できました。仮免許獲得から本免許獲得まで約2ヶ月半でした。
また、費用としては合計49,050円でした。

  • 学科試験(2,550円)

  • 技能教習(36,600円)

  • 技能試験(3回で7,850円)

  • 特定教習(14,000円)

  • 免許証交付手数料(2,050円)

また、今回の本免許受験を通して感じたことは以下です。

・(私の場合)試験の空気感に慣れることと、その上でほどよい緊張感をもって挑むと合格できた※仮免許のときと同じ
・仮免許のときの試験官のほうがキビシイかも。完璧な運転求められた
・本免許の試験官は割と歩み寄ってくれる系の方が多かった
・不合格をもらったあとの帰路はかなりつらいw

と、3記事にわたり体験記を公開してきました。いかがでしたでしょうか?技能試験のポイントについては、また沢山書きたいことがあるので別の記事で書いていこうと思いますので、気になる方はそちらも読んでもらえると嬉しいです。ここまでお読みいいただきありがとうございました!

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