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スターウォーズのせいでスペースオペラが死んでる。

あけましておめでとうございます。 みなさん年末年始はいかがお過ごしされましたでしょうか? 私はというと 映画映画寝寝寝酒寝酒映画パチンコパチンコパチンコパチンコタコ負け酒酒酒寝寝寝映画映画パチンコ寝映画酒酒酒寝パチンコ映画映画映画酒寝寝寝 みたいな感じでした。 昨今は動画配信サービスのおかげで家でも気軽に映画が観れて便利ですよね。 家族の団欒の1シーンとしてもやはり動画配信サービスは欠かせないものとしてその地位を確立しているといっても過言ではなく、年末年始も全国の

    • ディズニーとポリコレについて。

      実写版『リトル・マーメイド』にてアフリカにルーツを持つ女優がアリエル役に抜擢され、インターネットで物議を醸したことは記憶に新しいかと思います。 このように、「昨今のディズニー作品はポリティカル・コネクトレスを重要視し過ぎるあまり質が落ちている。」といった趣旨の言説を唱える方々が近年インターネットで散見されます。 この言説自体は言ってしまえばただの個人の作品の所感であるため、批判するつもりはさらさら無いのですが、このような突き放した発言をする方々の中にディズニーの歴史を分か

      • 大人の戦略ゲーム『アークナイツ』を知的に解説するnote

        紳士、淑女のみなさんはアークナイツという本格派タワーディフェンスゲームをご存知だろうか。 中国に拠点を置くゲーム会社Hypergryphが開発し、今年1月に3周年を迎え、日進月歩の成長でファンを次々と獲得している今大注目のソーシャルゲームである。 もちろんこのゲームには、それはもう数え切れないほど無数の魅力があるのだが、ゲームを彩るバラエティ豊かなキャラクター達の存在はその中でもかなり大きなものであると言えよう。 しかし、情けないことに一部の大人はそういったキャラクター

        • IMAXレーザーGTで映画を観た。

          想像してください。 目の前にあるのは札束の山。 ざっと500億円あります。 誰に咎められることもなく、これを自由に使える権利があるとしたら、貴方は何に使いますか? 大抵の人は、美味しいものを食べたいとか、高級車を買いたいとかとか、豪邸を建てたいとか、もっと俗世的なところで言うと、好きなゲームに課金したいとか、競馬で大博打を打ちたいとか、良い女を抱きたいとか、まぁそんなところでしょうか。 はい。 所詮、そんなところです。 ハッキリ言って、これらの欲望は500億円と

        スターウォーズのせいでスペースオペラが死んでる。

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        • 映画
          6本

        記事

          【FGO】初志貫徹、或いは原点回帰。

          どうも、“行き止まりの人類史”を6つもブチ壊しているにも関わらず、何の悪びれもなく、今ここで呑気に僕のnoteを読んでいる皆さん、こんにちは。 FGOの新章が配信されようとしているのに、何をのうのうとスマホを滑らせているんですが。 筋トレとかしなさいよ、筋トレ。 と言うわけで 2017年の年末に突然地球を漂白された我々は、彼奴らの猛攻に屈することなく、気が付けばついに7つ目の異聞帯へと足を運ぼうとしています。 どうでしたか? いろんな事がありましたね。 最後の異

          【FGO】初志貫徹、或いは原点回帰。

          新海誠、お前マジでいい奴だな。

          2011年3月11日。 中学生だった俺の目に映る民放の緊急速報。 押し寄せる波に攫われていく車、家。 何が起きてるのかも分からなかった。 出てくる言葉も無く、ただ見つめる事しかできなかった。 新年度、程なくして転校生が来る。 東北から来たという彼は車とバスケが好きな快活そうな男の子だった。 同じように車とバスケの好きだった俺の幼馴染と意気投合して、すぐに打ち解けていた。 一方で俺はというと、何もできなかった。 テレビでしか見た事なかった東北のあの光景が急にリ

          新海誠、お前マジでいい奴だな。

          今更FGO第一部が好きって話をさせてくれ

          この題名を見てここに辿り着いた貴方はきっとFGOが好きな方なのでしょう。 貴方はFGOの何が好きですか? キャラクター?バトルシステム?世界観? 僕は専ら、メインストーリーです。 最近はログインもおざなりになり、イベントもろくに遊べてない日々ですが、それでもFGOを好きかどうか訊かれたら胸を張って「好き。」って言うでしょうね。 メインストーリーが好きなので。 皆さんの「好き。」が果たして何なのかは知りません。 ですが、今から身勝手にも僕の「好き。」を語ります。

          今更FGO第一部が好きって話をさせてくれ

          『ジュラシック・パーク』が如何に当時最先端の映画であったかを振り返り、最新作に備えるためのnote

          ついに今週末、シリーズ最終章となる『ジュラシック・ワールド 新たなる支配者』が公開される。 このnoteでは記念すべきシリーズ1作目『ジュラシック・パーク』を振り返ることで最新作を最大限に楽しむ準備としたいと思う。 このnoteを通じ、1作目と最新作を比べてみるのも面白いかもしれない。 哲学的SFテーマ『ジュラシック・パーク』と聞くと、映画に詳しくない人はぼんやりと恐竜のパニックムービーだと捉えがちだが、実はそれだけではない。 この映画の本質になる部分は濃密な哲学的S

          『ジュラシック・パーク』が如何に当時最先端の映画であったかを振り返り、最新作に備えるためのnote

          信仰と『ソー/ラブ&サンダー』

          あなたが信じているものはありますか? それは宗教でしょうか?  家族でしょうか? はたまた、“推し”なんて答える人もいるでしょう。 ゴアにとって、心の底から信じていたものは神でした。 本作のテーマ『ソー/ラブ&サンダー』は、本作のヴィランであるゴア・ザ・ゴッド・ブッチャーの絶望から物語の幕が開ける。 娘を亡くし、途方に暮れ、唯一の信仰対象であった神に祈りを捧げるも裏切られる、そんなシーンだ。 なにも娘を亡くした事だけが彼の絶望ではない。 信仰してやまない神に見

          信仰と『ソー/ラブ&サンダー』

          友情・努力・勝利のホラー映画『ブラック・フォン』

          Q. そんな少年漫画みたいに清々しいホラー映画本当にあるんですか? A. 本当にあります。 その名は「ブラック・フォン」 絶賛公開中(2022年7月現在) ジュブナイル仮面のショタコンおじさんが少年を誘拐、監禁するホラー映画「ブラック・フォン」は、あくまでも誘拐された少年が主人公のジュブナイルである。 だから仮面のショタコンおじさんが何故少年を誘拐するのかとか、少年を誘拐して具体的に何をしたいとか、そんな無粋な情報は一切開示されない。  仮面のショタコンおじさ

          友情・努力・勝利のホラー映画『ブラック・フォン』

          実写版『鋼の錬金術師』という禁忌の映画

          時は2022年。 ワーナー・ブラザーズ・ジャパンは酷評の悪魔こと、実写版『鋼の錬金術師』の続編を、なんと二部作連続で公開するという暴挙に出た。 この出来事こそが、後の世に語られる「Ragnarøk(ラグナロク)」である。 ところで、ワーナー・ブラザース・ジャパンというと『デスノート』や『るろうに剣心』などの傑作実写映画を世に送り出した実績を持ち、世界にその名を轟かせる映画配給会社の日本支部というのが表の顔だ。  一歩、裏の顔は『テラフォーマーズ』や『ジョジョの奇妙な冒険

          実写版『鋼の錬金術師』という禁忌の映画

          また会おう、世界一の名探偵。

          これ? これはライネスとのダブルPUガチャで、回せば回すだけ間欠泉のようにドバドバとホームズが出てきたときの画像。 このときは自分の豪運よりゲームのバグを疑った。 19世紀、ゴールドラッシュに初めて出くわした開拓者もきっとこんな気分だったんだろうな。 まさしくこの時の俺は掘れば掘るだけ金が出る夢の大地に立っていた。 おかげで宝具6である。 ホームズが6人いるカルデアは、さすがの異星の神でも回れ右して逃げ出すだろう。 最終決戦のルールがファイブボンバーだった場合、まず勝て

          また会おう、世界一の名探偵。

          映画館で映画を“体験”しよう。

          トップガン マーヴェリック観た? ヤバいよね。 Rotten tomatoesで97フレッシュだってさ。 批評家から97%の支持集めてるってこと。 一般ファンからは99%らしい。 ヤバいよね。 ところで、何でここまで評価されてると思います?  脚本がいいから?戦闘機がカッコいいから? それもあるでしょうね。 でも一番の理由は みんな、映画館で観てるからなんですよ。 新作映画だから、原則みんな映画館で観てるってわけ。 トップガン マーヴェリックの「映画館の観客

          映画館で映画を“体験”しよう。

          感情論で紐解くファスト映画

          「ファスト映画は著作権法を違反した立派な犯罪である。」 模範解答としてはコレが正しいのだろう。 しかし 俺は映画ファンだ。 著作権法違反を指摘するのは何一つ間違いではないが、映画ファンならば、感情論で怒ってもいいだろう。 このnoteでは、敢えて感情論でファスト映画が何故駄目なのか紐解いていきたい。 あなたはミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』を観たことがあるだろうか? この映画の冒頭は、はっきり言って正気の沙汰じゃない。 炎天下のロサンゼルス・ハイウェイで、150人

          感情論で紐解くファスト映画

          ドクターストレンジと『幸せ』の話

          ドクター・ストレンジMoM(吹替)観たよ。 『幸せ』が一つのキーワードだったと個人的に思う。 以下、ネタバレあります。 先の闘いで1400万605分の1のifを見て、最善の一手を選んだストレンジ。 冒頭、そんな彼にとある市民が問う。 「この結末が最善だったのか?」 沢山の犠牲の上に成り立つ今の平和が最善だったのか。犠牲無くして手にすることができる未来もあったのではないか。 そんな幸せなifの可能性を問われる。 しかもこの直後、元カノにまで『幸せ』を問われるダブルパンチである

          ドクターストレンジと『幸せ』の話