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世界を広げてくれる出会い

読書日記やブックガイドを読むのは好きです。
なぜならば、そのまま生きていたら人生で出会うはずの無かった本と出会える場所だから。本とのマッチング。

日本では1年に約72000冊の本が出版されているらしい。
1ヶ月で約6000冊、1日で約200冊。
売れた本は書店に残るし、取り上げられるから手に取る機会があるけれども書店の隅にある本や戻されてしまった本、昔の本は出会うこともなく過ぎ去ってしまう。

『人生を狂わす名著50』は、有名な本も沢山選ばれている。そのはずなのに50のうち6しか読んだことがなかった。どこかで見ていたとしても通り過ぎてしまっていたんだろう。
ただ、その6が、『図書館戦争』シリーズと『そして五人がいなくなる』『グレート・ギャツビー』『ぼくは勉強ができない』『こころ』なのだ…どれも思い出深いし、わたしの人生を狂わせたとも言えるので、残りの44もかけがえのない読書体験をくれるんじゃないかと今からわくわくしている。

実は、この本をずっと前に読もうと思っていた。それは有川ひろさんが帯コメントを書いていたから。有川さんの関わった書籍を読破しようなんて思っていた中高生時代。なぜか手に取ることなく大学生になり、#読書の秋2021 で思い出されたけれど、読んでよかったな!と思う。

本書は本読むのが苦手だ、と思う人にも読みやすいと思う。漫画もラインナップされているし、難しいと思う本でもこういう観点で学びや気づきがある!ということをあらかじめ知っておくことで肩肘張らずにページを捲ることができるんじゃないだろうか。例えばここから選んで読んでみて好き!と思ったら「次の本」としても3冊提示されているのでそこから本の世界を広げることができる。
どの本にもまだ知らない世界が待っていそうだから、何から読もうかと新たな悩みができそう。いちおう、メモとして近いうちに読もうと思った書籍を置いておきます。

『眠り』村上春樹(文藝春秋)
◎『愛という病』中村うさぎ(新潮社)
『眠れる美女』川端康成(プチグラパブリック)
◎『おとなの進路教室。』山田ズーニー(河出書房新社)
◎『時間の比較社会学』真木悠介(岩波書店)
『アウトサイダー』コリン・ウィルソン(中村保男訳・集英社)
◎『夜中の薔薇』向田邦子(講談社)
◎『東京を生きる』雨宮まみ(大和書房)
◎『チョコレート語訳 みだれ髪』俵万智、与謝野晶子(河出書房新社)
◎『氷点』三浦綾子(角川書店)
◎『約束された場所で』村上春樹(文藝春秋)
『存在の耐えられない軽さ』ミラン・クンデラ(千葉栄一訳・集英社)

…しばらく選書には困らなさそう。
だけどまずは『人生を狂わす名著50』そのものがそばにいれば心強いし、もっとたのしい読書時間になる。三宅香帆さんの書籍は文学や国語がもっと身近に感じられるのでおすすめです!☻

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