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『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』 | 好き(自分の実存)を仕事にする価値観の危うさ|きのう、なに読んだ?
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』 。 「疲れてスマホばかり見てしまうあなたへ」。 タイトルと帯文が「私に話しかけてますね…?」と思うほど刺さりまして、他の本を差し置いて読んでしまいました。 本書は明治時代から現代まで人々が「働く」と「読書」をどう捉えてきたか、変遷を分析したうえで現代の状況を捉え直しており、非常に面白かったです。読書論というより「働き方」論、社会論の趣です。 著者の三宅さんは、明治から時代ごとのベストセラーや人気映画・ドラマからその時代の「働き方観
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