Sato Toshio

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最近の記事

トラックにはねられた!

 さっき、トラックにはねられた。  怪我はなかった。  朝から春風駘蕩たる晴…… https://satotoshio.net/blog/?p=37464

    • 嫌な野郎と朗らかな娘

       私の直前の客は、ただでさえ色の悪い渋皮面を不機嫌そうに歪めた灰白髪の男だった。 https://satotoshio.net/blog/?p=37309

      • ユーザ、ユーザー、ドライバ、ドライバー、レーダ、レーダー……伸ばさない・伸ばす

         標記のことについて、少し知っていることをメモしておきたい。  実は私は、このことに関する結論めいたことを知ってはいるのだが、その結論というのが「どっちでもない」という、結論とは言えないものであることをあらかじめお断りしておく。それには、わけが…… https://satotoshio.net/blog/?p=37122

        • 射撃に関する落想

           定年で自衛隊をやめてしばらく経つ。  体力練成なんか今更真っ平やりたくないし、野球もサッカーもバレーも、スポーツなんか全部嫌いだから、そういうものから解放されて毎日実に快適でラクチンだ。  だが、時々、射撃がしたいな、とボンヤ…… https://satotoshio.net/blog/?p=37109

        トラックにはねられた!

          一昨日最新刊が出ていた。今回も楽しかった。 https://amzn.asia/d/eXk5Hm7

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          コッホと悦痴

          ローベルト・コッホ生誕日  今日の「Doodle」は、ローベルト・コッホ祝福、とある。明日12月11日がローベルト・コッホの生誕日であるかららしい。  改めて言うまでもなく、コッホはドイツの医師であり、結核菌の発見者として知られる。だが、その赫々たる業績とは裏腹に、彼は最初から学者として約束されたレールを歩んだ人ではなかった。村の若い開業医として、彼にもまた、蹉跌し、迷い、求道する日々があった。それを乗り越えて、世界に燦然と輝く微生物学の金字塔を打ち立てたのがコッホその人

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          スウェーデン

           ついにあの、永世中立の王国スウェーデンが、「もう中立やめますッ!」と、ブチギレてしまった。  スウェーデンのNATO加盟 全加盟国が承認へ 32か国へと拡大(NHK、令和6年(2024)02月26日(月)19時14分)  無論、ウクライナ紛争の影響によるものだ。  勿体ない。スウェーデンは、実は戦闘機を含め……

          スウェーデン

          デケェ囁き声

           あれはたしか、定年で自衛隊を辞める1年くらい前、最終ポストの、情報セキュリティや守秘の責任室長(情報保証・保全室長)をしていた頃のことだったか。新コロの猖獗っぷりたるや、もはや最大火力と言ってよいほどの猛威を極めていたが、紙の秘密文書を司らなければならない仕事の特性上、テレワークへのシフトが難しく、私はガラ空きになってしまった通勤電車で毎日朝晩通勤していた。  その日、私は早めに仕事を切り上げ…… https://satotoshio.net/blog/?p=36709

          デケェ囁き声

          ほんのわずかの時間くらい

           東京勤めが長い。埼玉の住居から都心まで満員電車で通勤するようになってから、はや20年以上が過ぎた。  ここ数年感じることだが、満員電車に乗り降りするときや、混雑した駅のホームを歩くときに、ずっとスマホを操作している男が多く、これが前にいると実に迷惑極まる。スマホの操作に夢中になっているため、降車する客の邪魔になる場所に立ってしまっていたり、2秒3秒、歩き出しが遅れて、後ろの人の邪魔になっている。ホームを歩きながらスマホを操作している男も、どうしても歩度が遅くなり、混雑時な

          ほんのわずかの時間くらい

          ジェーン年鑑の思い出

           新聞の軍事に関する記事などで、データの出典元として、かつてはよく「シプリ年鑑」などとともに「ジェーン海軍年鑑」という書名が記載されていたのをご記憶の方も多いと思う。  実は、「ジェーン海軍年鑑」という書名の本は…… https://satotoshio.net/blog/?p=7

          ジェーン年鑑の思い出

          給料一件顛末

           今の会社に雇い入れて貰ったときに給料の相談をした。  会長は私が提出した当時の源泉徴収票などを仔細に検分し、「あなたが今貰っている程度までなら払える」と言った。が、私はあべこべに、慌ててこれを辞退し、「その半分でお願いします」と値切ってのけたものだ。これを私は、前代未聞の珍事だと評価している。給料を貰う側が値切るなんて、実際珍事だろう。  会長も耳を疑ったようで、「ハァ?!何を言ってる。……どういうことだ」と尋ね返してきた。  これには理由がある。自衛官は50代前半で

          給料一件顛末

          妄想・老人自衛官

          https://satotoshio.net/blog/?p=35743  防衛力の増強を打ち出した政権は人材確保のため自衛官の採用可能年齢の上限を撤廃する法律改正を行った。これで、法理上は90歳でも100歳でも自衛官として採用できるようになった。  意外にも、将来に希望の持てぬ老人達が志願に殺到してきた。防衛省としては定年で退職した元自衛官の志願を内心目論んでいたのだが、思いのほか一般の定年退職老人たちまでもが群れをなして志願票を投函してきた。  老人たちの心中はとい

          妄想・老人自衛官

          自衛隊の戦い

           私は自衛隊にいた40年もの間、ミもフタもない端的な言いかたをすれば、人殺しの仕方を一貫して鍛え続けていたわけであるが、どの自衛官もそうであるように、それによって人を殺したことはない。  だがしかし、そうやって対人戦を鍛え続ける一方で、自衛隊は常に人ではない他の何かと戦っていて、今もそれは続いている。  思いつくまま挙げれば「ウイルスとの戦い」「牛との戦い」「鶏との戦い」「トドとの戦い」「鹿との戦い」などがある。  こうした人外のものどもとの戦いの中には、珍しいところで

          自衛隊の戦い

          なんでボイス

           私如き素人からここまでの報道を見ると、海保機長が指示を取り違えたということで概ね決着なのだろうと感じられる。  他方、航空機のようなハイテクの塊の管制が、未だにボイスで行われていることに疑問を覚える。  ボイスで、しかも管制英語のみで行われるものだと聞く。様々な機器を搭載しづらい小型機やヘリコプターなどでは特にそうなのだろうと想像する。さなきだに、取り違えは起こるべくして起こる。  個人的に私などは、今の仕事の時間感が乗り物の操縦とか戦闘のようなリアルタイム性を要求さ

          なんでボイス

          「強靭」「したたか」「しなやか」考

           「アイツはなかなかしたたかな奴だ」という時、そこに込められた意味合いは、多くの人にとって「なかなかのハード・ネゴシエーターで、立ち回り素早くかつ抜け目なく、少し狡猾なところもある」というようなことでまずニ致はあるまい。  だが、「したたか」は漢字で「強か」と書く。「向う脛をしたたかに打った」などという用例では、そのまま「強く打った」という意味になる。その意味からすると、「なかなかしたたかな奴」というのは「アイツはなかなか強い奴だ」ということであって、「立ち回り素早く抜け目

          「強靭」「したたか」「しなやか」考