旅して糸日誌7
2023年7月30日
午前中は、昨日のクソカワ落としで、流されて絡まった葛の繊維を水に浸けておいたので、染め場でたらいに水を張り、綺麗にする。苧麻や赤麻も、水に浸けていたので、いろいろ苧引き。
11時頃暑くなってきたので、川へ。朝は寒くて冷えてしまいそうだったので、陽が高くなるのを待った。
ひとまず、I輪。
発酵具合は良さそうだけれど、水分が少ないカサカサの印象。大丈夫かな。
バリバリに避けてしまい絡まりがち。
午後も川へ。今度は残りの2輪。やっぱり裂けてしまうし、岩に座って腰を屈めて川へ手を入れる体勢を続けるのであちこち痛くなるし、水は冷たいし、気持ちが負けかた時、お日様が葛苧を照らし始める。あぁ綺麗。写真は1番の瞬間を逃してしまったけれど、葛がきらきら光って思わず笑みが出てしまう。
草の上に広げたものの、夕立があり、軒下へ干す。
夕飯は温泉横の食堂へ。おうどんを待つ間、今日の作業を振り返り、節を乗り越えられず裂けてしまうことなどを弘子さん話すうちに、私のやり方が間違っていたことが判明。小さなことのようで大きなこと。話してよかった。明日の葛苧に期待。
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