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「かし原の塩羊かん」

“あの塩羊羮”と再会した。

出会いは数年前、法事で泊まった旅館でのことだ。部屋に入るとお茶と一緒にスティックタイプの小さな塩羊羮が置かれていた。食いしん坊の私は腰を下ろして早速それを手に取った。正直なところ、羊羮のことは「地味なお菓子」と思っていて特に期待はしていなかった。

袋をあけてひとくち齧った瞬間、衝撃が走った。美味しい。とても美味しい。ほんのり塩加減が絶妙だった。あんこが苦手な家族の分までちゃっかりいただいてゴキゲンだったのを覚えている。

先日スーパーの和菓子コーナーをなんとなく見ていると、あのパッケージが目に飛び込んできた。あのときの塩羊羮だ。こんなところで会えるんだ!一パックかごに入れた。

帰宅して早速ひとつを開ける。開けやすい包装なのも嬉しい。一口目。あの味と再会の瞬間。あぁ~~~これだ~~~~っと懐かしくもあり新鮮でもあり。

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この包装が優秀で、食べかけを置いておくこともできる。とっても便利。ますます好きになってしまった。

パッケージを見て「かし原 塩羊羮」で検索すると、愛食者も多いようでまた嬉しくなる。(食べた商品をググるのは私の趣味のひとつ)

「あの塩羊羮」を「かし原の塩羊かん」と呼べるようになるなんて。これからは置き菓子の定番に仲間入りだ。



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