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基本的に隠れていることばたちについての覚え書き

東京にきて1ヶ月弱。本日の地下鉄にて、ギターを背負い仁王立ちする女の子。吊り革などに一切触れず、直立不動の姿で化粧をしている。丈が長めのパーカーから細い脚を出している。なんて体幹なのだ…。祭り状態(新宿や渋谷など、毎日がお祭りのような街のこと。毎日が、地元の祭りよりも多くの人々が闊歩している街のことを指すが、東京にある場所はほぼほぼ当てはまるため、祭り=東京という計算式が存在する)の土地でサバイブしてきた東京の若者たちよ。ここにきたばかりのわたしは思うのです。このようになりたいけど、なりたくない…。

わたしの大好きな金子由里奈さんが、固有の言葉についてのエッセイを書いていたのを読んで、わたしもわたしだけの言葉があるなと思ったので一応記録程度にまとめてみた。わたしの身体にも、もちろんいろんな言葉が満ちている。みんなもそうなのだろう。こいつ何を言っているんだ?と思うことがあれば、このページを読むか、直接聞いてください。


箱庭状態
地球というのは、人間より遥に高次元の生命体が行っている実験のフィールド。
そして自分はその実験の経過を観察していく上で、他のもの、場所、人間によって何らかの作用をする・される ものの一つである という思想になっている状態。

みゆき
スタンダード状態。
うつ状態であるという意味。
「今みゆきです」という使い方になる。
鳥居みゆきの「ヒットエンドラーン!」というネタが語源。

祭り
主に新宿のこと。毎日、地元の祭りより人が多いため。
地元の祭りより人が多い場所は「祭り」になる。

シンプルメン
訳もなく踊り出したくなるまたは踊っている状態を指す。
新宿や渋谷でよく踊っている人(名前の看板があったため、調べてみると無職男性ティックトッカー出会った)をみると、「お、シンプルメン状態だな」と思う。

ひよこランド
幼稚園。黄色の帽子を被り、先生(親ドリ)を先頭に散歩しているのを見かけると、気分が上がる。ちなみにこの場面にたまたま遭遇することをひよこフェイトと呼ぶ。

ニコチャ
煙草休憩。

ポメ妖
大学時代に生まれた言葉。
ポメラニアンを見ると幸せな気持ちになれるため、自分もポメのような存在になりたいという願望が生まれた。みんなを幸せにするための人格。ポメラニアンの妖精の略。

ストリートコート
ラブアンドベリーというゲームに「ストリートコート」というステージがあり、わたしの手持ちカード的に、このステージで高得点を叩き出すコーディネートができなかった。本当はもっといい服装がしたいのだが、時間がなくバタバタして適当な服装をして外に出てきたしまった場合に用いる言葉。TPOに合わない服装の時も使える。
ふと外で自分の姿を見て、「なんか今日ストリートコートだ」など。

夢島
夢の島熱帯植物館のこと。行きたいけどなかなか行けないので、本当に夢の島のような気がしている(存在しないという意味で)。
最近夢にも出てくるので、夢島。
行きたいけど様々な理由で行けていない(行けない)場所の総称。

バグステ
階段を上り下りしている時、視覚で認知している段数と、足が踏みしめようとしている段数に違いが生じている状態のこと。
それでうわっ!と落ちそうになったり、着地時に違和感が残っている時。
脳のバグの一種だという認識なので、バグステップ。

開栓
普段あまり考えないようにしている部分のことばかり考えてしまう時のこと。
蛇口が馬鹿になっているような気持ちになる。
こういうタイミングで眠ると、大体のことはリセットされるので、このタイミングでの睡眠は「修理」と呼ぶ。壊れた蛇口の修理という意味。
また、眠れば治るとわかっているのに寝ない・眠れないことでますます蛇口が悪化することを「マイマイフィーバー」と呼ぶ。

時速コンビニ
カネコアヤノ『コンビニ』に合わせて歩行すると、一番気持ちがいいリズムと歩幅とスピードになるので、『コンビニ』を聴きながら歩くことが多い。この時のスピードを表す。普通にコンビニを聞いて歩いているという状態も指す。

大家犬(おおやわん)
大家犬は、わたしが以前住んでいたアパートの大家さんが飼っている犬。
四年ほど住んだのにも関わらず、毎回吠えてくる犬である。
こちらの主張としては、犬さん(わんさん)に歩み寄っていたつもりだ。
こちらがプラスの気持ちを持って歩み寄っても効果がないこと。
勉強の成果が芳しくない時も大家犬(おおやわん)と使えるなと気づいた。

ドラマチックラブ
最高の気分。ラブで満ちている状態。
主に「ドラマチックLOVE」を聞いている時の心理状態を指す。
最高の気分の時や、嬉しい時に「今ドラマチックラブだわ」などという風に使う。

パン視
パン屋にて、パンを選ぶ時のような視線。
染谷将太の視線は、かなりパン視。
わたしは不意にパン視を向けてくれる人のことがかなり好き。

タサ具
対立する二つの勢力の中でどちら側にもつかないこと。
どちらの100パーセントの味方にもならないこと。
八方美人がかなり近い言葉だが、若干ニュアンスが違う。
誰にでもよく見られたいという動機ではなく、どちらにも100同意しないという自分の意志があって成立する。場合によってはその意見を自分の意見で塗り替えることもある。タマゴサンドの具の部分が、わたしにはそう見えているため、そう呼んでいる。

排尿テロ
音姫をつけずに尿を足すこと。
わたし自身はあまり気にしないのだが、この世界には排尿音を気にする人が多いのだと最近知った。
排尿のことを、用を足す、という表現にまだ疑問がある。
音姫をつける習慣がいまだに定着していないため、一日一回は音姫をつけずに排尿してしまう。流す時に、つけ忘れたなと気づく。
会社は、オフィス内にどどんとトイレがあるため。100%テロを回避する方法はないのである。わたしではなく、それは会社の人がだが。わたしは排尿テロを起こす側の人間であるため。

コズミ力(こずみりょく)
何かはわからない、得体の知れないもの、しかしおそらくプラスなものがみなぎってくる感じ。山戸結希監督「ホットギミック ガールミーツボーイ」の『宇宙感じるよ!』という台詞が語源。
最近は「コズミってる」という使い方をしている(誰が伝わるの?)
マリオで言うところのスター獲得状態に近いと思うのだが、スターを獲得したことがないので、コズミ力=スターなのかは不明。

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