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夜中のこと

4時頃にぱっと目が覚めたのは、外から聞こえた大声のせいだろう。

またしても嫌な夢を見ていた。悪夢というほどてはない、嫌な夢。過去に出会った人達が近代的なビルの内部に集められて、歩きに歩いてなにかの講演を聞かされるのだが、周りについて進んでいたのに、私は途中で道を間違えたようで100階から階段を降り続ける羽目になり、やっとの思いで地上に辿り着いたところだった。

夢かと安堵したのも束の間、外から聞こえる怒鳴り声。男女の痴話喧嘩のようだった。女性のことが好きすぎるあまり男性が怒り狂っていたみたい。あそこまで感情を全部出してぶつけられるのは羨ましく、単純にすごいと思った。女性の方はたまったもんじゃないかもしれないし、事情は知らないのでなんとも言えないところもあるが。

恐ろしいことにならぬかひやひやしたが、嫌な夢から引き剥がして、すごいショーを見せてくれた彼に少しの感謝を。

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