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国交省統計改ざん/二重計上問題の問題点と論点を整理する(4/4)

(1/4)国交省統計改ざん/二重計上問題の問題点と論点を整理する (2/4)国交省統計改ざん/二重計上問題の問題点と論点を整理する (3/4)国交省統計改ざん/二重計上問題の問題点と論点を整理する 長くなってしまいましたが、最後にこの問題に対する報道のあり方について考え、話をまとめようと思います 5 複雑な問題を解きほぐして5.1 誰も全容を把握できていない? 前の記事で取り上げた、この不可解な「差額」答弁、およびその報道が意味するところ、その意図は結局何だったのでしょ

    • 国交省統計改ざん/二重計上問題の問題点と論点を整理する(3/4)

      (1/4)国交省統計改ざん/二重計上問題の問題点と論点を整理する (2/4)国交省統計改ざん/二重計上問題の問題点と論点を整理する (4/4)国交省統計改ざん/二重計上問題の問題点と論点を整理する さてここからは、問題の報道、追及に伴って新たに浮かんできた問題点について書いていきます 3 会計検査院は二重計上を把握していながら、隠蔽したのではないか2018年秋から2019年にかけて、厚労省の毎月勤労統計における不正が報じられ、国会でも追及されました(これも複数の問題が絡み

      • 国交省統計改ざん/二重計上問題の問題点と論点を整理する(2/4)

        (1/4)国交省統計改ざん/二重計上問題の問題点と論点を整理する (3/4)国交省統計改ざん/二重計上問題の問題点と論点を整理する (4/4)国交省統計改ざん/二重計上問題の問題点と論点を整理する (1/4)では、二重計上の原因となった「調査票の書き換え=改ざん」による「まとめ計上」が、2012年以前から(おそらくは統計の開始当時からずっと)行われてきたのではないかという疑念について述べました。 しかし、統計が実際に二重計上状態となったのは2013年の推計方法変更の後のこ

        • 国交省統計改ざん/二重計上問題の問題点と論点を整理する(1/4)

          (2/4)国交省統計改ざん/二重計上問題の問題点と論点を整理する (3/4)国交省統計改ざん/二重計上問題の問題点と論点を整理する (4/4)国交省統計改ざん/二重計上問題の問題点と論点を整理する 0 はじめに国交省統計改ざん/二重計上問題は先の統計不正問題同様、国の基礎的データの信頼に関わる重大な問題です しかし本件に係る報道やその反応を見ていると、単純に「調査票を書き換えることによって二重計上し、統計をかさ増ししていた」という理解が広まっているように思われます。私も最

        国交省統計改ざん/二重計上問題の問題点と論点を整理する(4/4)

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          毎日新聞記者・宮原健太氏の「野党大敗、共闘失敗」分析が酷い

          毎日新聞記者・宮原健太氏の「野党共闘の敗因を分析(https://note.com/bunyakenta/n/n7204db0e27bd)」があまりに酷いので批判します 小選挙区の分析について宮原氏は小選挙区における候補者一本化、共闘の結果を4パターンに分析しており、そのうち「候補者一本化によって実際に競り勝った区」のみを「成功」としています そしてその他3パターンをすべて「失敗」としていますが、まず、「共闘によって得票を増やしたものの、競り負けた(自民が逃げ切った)」区を

          毎日新聞記者・宮原健太氏の「野党大敗、共闘失敗」分析が酷い

          2021衆院選と野党共闘についての雑感

          はじめに立憲は今般の総選挙で議席増の予測に反し、横ばいどころか議席を減らしてしまいました共闘野党全体で見ても議席減しており、結果は大変残念です 野党共闘そのものに対する批判の声も大きく聞こえるようになっています わたし自身いろいろと思うところはありますので、少し考察を加えつつ、自分なりに整理してみようと思います。ダサい予防線ですが、別に専門的な分析をしているわけでもなく、これまで見聞きしたことを元にあくまで私は現時点でこう思っているという話です 主な「敗因」は既に多くの方

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