俺は側から見るととてつもなく強い。信じられないくらい強い。びっくりするほどすごい。客観的に見た俺の良いところ、いっぱい言える。少なくとも君たちより言える。たくさん褒められてきているし。自覚はある。

ただ、それはそれとして、嫌なことはたくさんある。自分が嫌いじゃないが、世界が憎い。資本主義が憎い。俺の好きな人間だけを集めた島を作りたい。せいぜい三、四人しかいない村を作りたい。そこでは衣食住すべてある。幸せに過ごせる。私たち以外の人間と交流を取る手段はない。誰も私たちのことを知覚できない。本当のエコーチェンバーを作りたい。

そんな内向的な自分。夜には不安になる。そりゃもう、すごいよ。
やりもしない方法を調べて、そのままの流れで日本人の平均寿命調べる。電卓叩いて「あと〇〇年！？」と愕然とする。そのまま声にならない音出して寝るけど、いくら寝ても寝た気がしない。ヤクルト1000を飲みたいけど、この寝れない自分までもアイデンティティにしちゃってて、不健康な自分がかっこいいとちょっと思ってて、その自尊心が嫌になる。今もnote書いてるの恥ずかしいし。
あと関係ないけど、今までの失敗を日中に10〜20回は思い出して嫌になる。歩いている時などに思い出して、小さく声が出る。他人に迷惑かけちゃったことなど、大層申し訳なくなる。今も思い出して謝意で胸が詰まる。

でも、感情を隠さないということを心がけている。
私は思いを話すのが苦手だから、書くことで、できるだけ自分の感情を写生しているつもりだ。
もちろん朝読んで「バカだなァ！ガハハ」と思う。昼に読んでも思う。元気な時は基本的にnoteを消したくなる。恥ずかしっ。
しかし、それと同時に、この世界には自分より生きづらさを抱えている人がいることを知っている。
その生きづらさそのものを直接解消することは難しい。少なくとも今の僕には無理だ。技術的にも不可能だし、おこがましい。
だけれど、こうやって自分の不安や屈折をカタチにしておくことで「何やってんだ」や「お前もザコかい」みたいな感情を持ってくれたら、良いなと思う。なぜなら私もそんな経験があるから。

というのも、どんな人でも、蓋を開けたら「人かい！」となることが多い。大半の人はそんなにすごくない。もちろん敬意を払うのが望ましいが、でもやっぱり強くはない。ちゃんと傷つくし、泣くし、悩んでる。
それを知ると、何だか嬉しくなる。時々思い出して、自分も一緒に悩んでみる。無論その人自身には深刻度合いで到底及ばないから、ただの感情おままごとに過ぎない。しかし、その他人の悩みに気づいて、視野が広がったことは確かだ。
でも、人によっては身の回りの人々がみんな悩んでいることに気づかないことがある。例えば過去の私みたいに、振る舞いが下手で他人から悩みを明示されない。例えば今の私みたいに、鈍感で感情の機微を察知することができない。などなど、理由はたくさんある。
もし誰かの悩みを、わかりやすくまとめて見られたら、1人で苦しむ人の助けになるのではないかと思う。

僕は何の資格もないのに、側から見たら不恰好だと思う。でも、こうやって悩みまくって、一つ一つ結論を出したり撤回したりしているところを文字に起こす。
でも、僕の悩みが、誰かに笑ってもらって、なんか変な気持ちになってくれたら良いと思う。