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【Oxford留学】全図書館探訪

オックスフォード大学にはBodleian Library(ボドリアン図書館)という学術図書館があります。この図書館は、1つの大きな図書館ではなく、27の専門的な図書館に分かれてOxford市内に点在しています。Bodleian Libraryについて、以下のマップ内に表示されているほぼ全ての図書館を巡りましたので、ここで紹介したいと思います。紹介順は以下のマップの番号に沿っています。

市内にあるオックスフォード大学関連の図書館のマップです。
オレンジ文字の図書館は限られたメンバーのみ利用できます。
緑文字の各Collegeの図書館は、そのCollegeの学生しか入れません。
従って、今回ご紹介するのは青字のBodleian Librariesです。

各図書館について、以下の4つの観点から星をつけています。記事にリズムを持たせるためだけにつけているので、深い意味はありません。

①外観のOxford感
 建物の見た目のOxfordっぽさです。★が多いほど古そうで、少ないほど新しそうという感じです。利用者としては新しい方が使いやすいと思いますので、★が少ないから悪いということではありません。
②蔵書量
 図書館内部をざっと見た感じの蔵書量なので、厳密に調べた訳ではありません。
③自習スペース
 自由に使える椅子と机がどの程度あるかという指標です。
④その他
 自由演技部分です。

チケットを買うことで一般の方でも見学可能なのは、3. Bodleian Old Library27. Weston Libraryです。他は外観のみであれば自由に見ることができます。
それではご覧ください。

1. Admission Offices for the Bodleian Library

名前の通り、図書館というよりもBodleian Libraryを統括する事務局で、蔵書はありません。外部のリサーチャーも手数料を払って申請書を提出すれば、図書館を使えるようです(40ポンド/年くらい)。
学生との関係では、学生証を忘れて図書館に入れなくなった場合に、1日だけ使える仮の入館証を発行してもらえます。私もお世話になりました。
27.のWeston Libraryの中にあります。

外観のOxford感:★★★☆☆(Weston Libraryに準ずる)
蔵書量:☆☆☆☆☆
自習スペース:☆☆☆☆☆
サポート力:★★★★★

2. Art, Archaeology and Ancient History Library

Ashmolean museumの横に隣接して設置された図書館で、名前の通り考古学や歴史に関する書籍が収められています。最近作られた図書館であり、設備は新しいです。自習スペースは20席ほど設けられています。
図書館の中にはHaverfield Roomという別室もあり、より専門的な蔵書が収められている気配がしました(専門外なのでよく分かりません)。

アシュモレアン博物館の横にあります
入り口は円形のホールになっています
Haverfield Roomにはコイン、メダリオンの資料だけで6棚くらいありました

外観のOxford感:★★★☆☆
蔵書量:★★★★☆
自習スペース:★★★☆☆
古代への憧憬:★★★★★

3. Bodleian Old Library

観光スポットにもなっている回廊型の大きな図書館です。図書館としての蔵書機能はもちろんありますが、どちらかというと自習スペースとして使っている人が多い印象です。Lower Reading Room、Upper Reading Room、Duke Humfrey’s Libraryという3つのパートがあり、(地上階を含めて)4階建てとなっています。
地上からは入り口が数箇所あるように見えますが、実際の図書館への入り口は銅像側の一ヶ所のみです。他はギフトショップだったり、入れなかったりします。
地上階にはHarry Potterの撮影にも使われたDivinity Schoolもあります。また、図書館としての美しさはDuke Humfrey’s Libraryが圧倒的です。これらの場所はツアーでも見学可能なので、チャンスがあればぜひ訪れてみてください。
Upper Reading Roomの窓越しに見るRadcliffe Cameraが素敵なので、眺めの良い席をよく使っています。まだ3つ目ですが、ここが私のベスト図書館です。

「勉強してる人がいるからお静かに!」
内装も良いです(Upper Reading Room)
素晴らしすぎるDuke Humfrey’s Library
勉強に集中できない眺めです

外観のOxford感:★★★★★
蔵書量:★★★★★
自習スペース:★★★★★
ホグワーツ魔法学校感:★★★★★

4. Cairns Library at John Radcliffe Hospital

ここは市内から少し外れた場所にあるJohn Radcliffe病院内に設置された図書館です。
ヘルスケア系の書籍が格納されているそうですが、自分の専門から遠いこと、シンプルに行くのがめんどくさかったことから、行っていません。
多分見た目もOxford的なものではないと思います(病院の中にあるので)。

中心地からの遠さ:★★★★☆

5. Education Library

Faculty of Educationに併設されている図書館です。
ワンフロアのみですが、Discussion roomや自習スペースも完備されていました。大きな窓からは自然光が贅沢に取り込まれ、日差しを浴びながらソファーやロッキングチェアに座って書籍を読むことも可能です。
なんとなくですが、スタッフさんの感じが良かったです。

緑がきれいに見えます
階段を登った先が図書館です

外観のOxford感:★★★★★
蔵書量:★★★☆☆
自習スペース:★★★☆☆
サンルーム感:★★★★★

6. English Faculty Library

法学部の入る建物の中に設けられた図書館です。印象としてはLaw Libraryの縮小版という感じですが、二層構造になっています。英文学の書籍がメインかと思い込んでいましたが、そんなことはなく、幅広い分野の書籍が置かれていました。
特筆すべきは、書籍だけではなく、映画のDVD資料もたくさん用意されていた点です。「世界の黒澤」もしっかり所蔵されていました。

中央スペースは吹き抜けになっています
黒澤作品が借りられていました

外観のOxford感:★★★☆☆
蔵書量:★★★☆☆
自習スペース:★★★☆☆
多様な媒体の資料:★★★★★

7. Girdlestone Memorial Library at Nuffield Orthopaedic Centre

市内から3kmほど外れた場所にあるNuffield Orthopaedic Centreという病院内に設置された図書館です。ここもヘルスケア系の書籍を専門的に取り扱っているようです。マップ外にあるので行かないという整理を取りました。

中心地からの遠さ:★★★★☆

8. History of Medicine Library

薬(医学?)の歴史専門の図書館というマニアックさです。利用者層が限定的であるが故か、現在予約制で開館しています。薬の歴史に興味は惹かれますが、それだけで入館のアポを入れることは憚られたため、訪問を断念しました。開館時間も平日の14時から17時までと短いです。

外観のOxford感:★★★☆☆
蔵書量:不明
自習スペース:不明
用事はないけど利用してみたい度:★★★★★

9. Horton Hospital Library

この図書館はOxford市内から30km以上北に所在しているため、訪問は諦めました…。Horton総合病院内に設置された図書館で、ヘルスケア関連の書籍が収められているようです。

中心地からの遠さ:★★★★★

10. Japanese Library

日産の寄付により設立された図書館で、きれいな建物でした。地上階と地下の二層構造です。地上階は自習スペースで、地下部分に書籍が格納されています。地上階の天井と壁がガラス窓になっており、自然光がふんだんに取り入れられる気持ちの良い構造でした。
蔵書の7割が和書で、残りが洋書という感触でした。 ジャンルとしては近代くらいまでの文学や歴史に関する書籍が多く、◯◯県史のような地域史料も相当数収められていました。哲学、政治思想などの本も充実しており、人文科学系の蔵書がメインという感じです。 新しそうな本はあまりありませんでした。
自習スペースはあまり多くなく、頑張って座っても30席くらいかなというところです。

いい感じの外観です
日産の寄付で設立されました
こういう感じの書籍がたくさんあります

外観のOxford感:★★★☆☆
蔵書量:★★★☆☆
自習スペース:★★☆☆☆
日本古典文学の充実度:★★★★★

11. KB Chen China Centre Library

The Dickson Poon University of Oxford China Centre Buildingという施設の地下1階にある図書館です。名前の通り、中国に関する書籍が集中的に集められています。図書館から見える中庭には竹が植えられており、中国情緒が漂います。
Japan Libraryと同様に、社会科学系の書籍がメインでした。水滸伝、三国志、金瓶梅等の中国文学や漢詩に関する書籍が目につきました。
平場の自習スペースはそれほど多くないですが、半個室の自習室が設けられている点はリッチな感じがしました。

入口然としていますが、ここは正面入口ではないです
三国志関連の書籍は他にも結構ありました

外観のOxford感:★★★☆☆
蔵書量:★★★☆☆
自習スペース:★★★☆☆
入口の警備員の感じの良さ:★★★★★

12. Knowledge Centre at Old Road Campus

市内から少し外れた場所にある図書館です。お察しの通り、行っておりません。ヘルスケア系の書籍が所蔵されているそうです。ネットで検索すると、近代的でおしゃれな感じの建物が出てきます。
安直ですが、"Knowledge Centre"って格好良いなと思いました。

中心地からの遠さ:★★★★☆

13. Latin America Centre Library

何度か行きましたが、いつも入れませんでした…。謎の多い図書館です。

木漏れ日で見にくいですが、かわいらしい建物です

外観のOxford感:★★★★★
蔵書量:不明
自習スペース:不明
こじんまり感:★★★★★

14. Law Library

法学部図書館は4階建てです。4階の中央部分(3階からみると天井部分)が吹き抜けになっていて、開放感のある作りです。
3階、4階にはイギリス、アメリカ、ヨーロッパ諸国の法律に関する書籍がたくさんあります。2階にはアジア・アフリカの文献が並び、日本法についてはここに配架されていました。1階は雑誌のフロアです。
自習スペースは各階に設けられており、特に入り口のある3階に広い自習スペースがあります。

自然光がさんさんと降り注ぐ中央の自習スペース

外観のOxford感:★★★☆☆
蔵書量:★★★★★
自習スペース:★★★★★
古い本の湿った香り:★★★★★

15. Leopold Muller Memorial Library

ヘブライ語とユダヤの学問に関する書籍が収められています。地下1階にあり、入室の際には大きめのカバンはロッカーに預けることが求められます(無料)。
ヘブライ語の書籍が多く、文字も読めないため、そもそもどのような本があるのかはよく分かりませんでした。新聞や手紙の切り抜きをまとめたボックスに使用済みの蝋燭が入っていて、スリルを感じました。
自習スペースは中央部分に10数席ほど設けられていますが、図書館としてのサイズはそれほど大きくありません。

中心地からは少し外れたところにあります
使用済みの蝋燭が入っていた資料ボックス

外観のOxford感:★★★☆☆
蔵書量:★★★☆☆
自習スペース:★★★☆☆
住宅街の中にぽっと現れる感:★★★★★

16. Music Faculty Library

Christ Church Meadowのお隣に位置するFacluty of Musicに併設の図書館です。2階建てで、楽譜や音楽理論に関する書籍が所蔵されています。
2階部分は半分ほどが自習用のスペースとなっており、20席くらいありました。1階にも自習スペースはありますが、それほど多くはありません。
楽譜等が多いためか、大型の書籍が多い印象でした。また、音楽の図書館ということもあり、DVDの貸出スペースもありました。「今月の作曲家」というコーナーが設けられていたのはいかにも音楽図書館という感じでした。
静かながら排他的ではない雰囲気があり、個人的には好みの空間でした。
但し、入口で図書館を使いたい旨をインターホンで伝えなければならない点がやや手間でした。
余談ですが、図書館内でうろうろしていると「迷ったの?」とスタッフの方が親切に声をかけてくれました。

落ち着いた雰囲気の建物です
音楽学部らしいご機嫌な螺旋階段
楽譜が多いので大きい本が多かったです

外観のOxford感:★★★★☆
蔵書量:★★★★☆
自習スペース:★★★☆☆
文化的な雰囲気:★★★★★

17. Nizami Ganjavi Library

アジア・中東に関する書籍が収蔵されていますが、体感としては中東に関する本が多いように思われました。立入制限区域の奥にも書棚スペースが広がっていましたが、今回は入室を見送りました。ロックを3回ほど解除してから入室となり、厳重な入室管理がなされていました。
自習スペースはほとんどありませんでした(立入制限区域の奥にはあるのかもしれません)。

路地裏にあるのでちょっと歩くのが怖いですが、治安は良い(はず)です

外観のOxford感:★★★☆☆
蔵書量:★★★☆☆
自習スペース:★☆☆☆☆
入室までのセキュリティ:★★★★★

18. Philosophy & Theology Faculties Library

哲学と神学というアカデミズムの最高峰に位置する学問(個人的見解)に関する図書館です。倫理の時間に学んだニーチェとかカントとか偉大な哲学者たちの本が所蔵されていました。神学の方は聖書関連の本がありました。
2階建てで、1階部分には書棚がみっちりと並んでいますが、2階部分は平場に自習スペースが広がり、壁際に書棚が並ぶという構造でした。あまり大きな図書館ではなかったです。
2階部分を歩いていたら床がミシミシと大きめの音を立てたので、利用者の気を散らせかねないと思って早々に退散しました。

図書館は入口を入って右手側の1階と2階にあります
カントの書籍がたくさん収められた木製の書棚

外観のOxford感:★★★★☆
蔵書量:★★★☆☆
自習スペース:★★★☆☆
文系の最高峰感:★★★★★

19. Radcliffe Camera

Oxford観光では外せないスポットとなっているRadcliffe Cameraも実は図書館です。Cameraはラテン語で「部屋」を意味します。
(余談ですが、写真機のことをカメラと呼ぶのは、写真機の元祖がCamera obscura=「暗い部屋」と呼ばれていたことに由来するそうです。)
見た目の通りあまり大きくない建物なので、中もそれほど広くありません。そこに本棚と自習スペースを詰め込んでいるので、正直狭いなと感じます。人も多く、やや落ち着きません。
ただ、Radcliffe Cameraには地下があります。そこの書棚はかなり多く、自習スペースもそれなりに確保されている印象でした。地下通路を辿るとBodleian Old Libraryに抜けることも可能です。

よく自転車がロックされています

外観のOxford感:★★★★★
蔵書量:★★★★★
自習スペース:★★★★☆
Oxfordのへそ感:★★★★★

20. Radcliffe Science Library

この図書館は現在改装中で、蔵書は26.のVere Harmsworth Libraryに仮置きされていました。新しい図書館はReuben Collegeの真隣にできるようです。2023年10月中に再オープンが予定されています。

外観のOxford感:不明
蔵書量:不明
自習スペース:不明
フレッシュ感:★★★★★

21. Rewley House Continuing Education Library

継続教育のための学部があり、そこの附属図書館です。「継続教育」というカバー範囲の広さに比例して、蔵書の種類も多岐に渡っていました。2フロアあり、上階は受付と固定式書架、自習室、下階は可動式書棚といくつかの自習スペースという構成でした。下階の床が粘ついた感じでしたが、気のせいかもしれません。
余談ですが、司書さんから「本を探すのをお手伝いしましょうか?」と聞かれて「図書館の見学をしてるだけです…」と恐縮しつつ答えたところ、快く施設の構造を教えてもらえました。優しいです。

図書館以外の施設もあるので大きめの造りです
日本関連の書籍もありました
他の図書館にも共通ですが、可動式書棚はレバーを回して横にスライドさせます

外観のOxford感:★★★★☆
蔵書量:★★★★☆
自習スペース:★★★☆☆
尽きることのない学習意欲:★★★★★

22. Sainsbury Library

Oxford駅の目の前にあるSaid Business Schoolの建物の2階にある図書館で、非常に近代的で綺麗な作りになっています。
2階は中央部分がパーテーション付きの自習スペースとなっており、窓側にはもう少し開けた自習スペースがあります。このフロアは会話可能ですが、3階の自習スペースはsilenceが求められます。3階にはPC付きの自習席が80席くらいありました。MBA生は300人くらいいるらしいので、全員が同時に使うことは難しそうです。
書籍は各階、部屋の外側を囲む形で設置された本棚に収納されていました。MBA生の利用が想定されているので、ビジネス関連の本が多い印象でした。
通りに面した部分の窓は大きくとられており、開けていて眺めがよかったです。

自然光がたくさん入る2階の窓

外観のOxford感:★☆☆☆☆
蔵書量:★★★☆☆
自習スペース:★★★★☆
精力的な雰囲気:★★★★★

23. Sherardian Library of Plant Taxonomy

この図書館は現在予約制で開館しています。2024年後半に別の建物に移転するために徐々に準備を行っているようです。流石に「ちょっと中を探検したいので…」というアポを入れることは憚られたため、訪問を断念しました。
植物分類学、系統分類学、植物学、植物進化の研究に加え、特別コレクションや歴史的資料も所蔵しているようであり、普通に興味はあります。

外観のOxford感:★★★★☆
蔵書量:不明
自習スペース:不明
植物好きとしての興味:★★★★★

24. Social Science Library

法学部の建物から少し東側に歩いたところにある近代的な建物に入っている図書館です。「社会科学」図書館という名前の通り、社会科学に関する書籍が大量に収められています。法学はもちろん、経済学、社会学、政治学といろいろな分野の資料がありました。
配架スペースも広いですが、自習スペースもかなりの数がありました。加えて、ガラス張りの個室自習室もいくつか設けられており、学習環境は非常に整っています。
なお、図書館を出て階段を上った2階にはカフェスペースもあるため、休憩に利用できます。

近代的な外観の建物です
長い書棚が何列も続きます
窓際にも自習机が設置されていました

外観のOxford感:★☆☆☆☆
蔵書量:★★★★★
自習スペース:★★★★★
雰囲気の明るさ:★★★★★

25. Taylor Institution Library

英語以外の近代ヨーロッパの言語及び文学の研究に関する図書館です。4階建+地下1階という巨大な構造で、セミナールームや自習室が複数個用意されています。建物の中は階段が入り組んで走っており、複雑な構造になっています。
言語に関する図書館というだけあって、DVD資料も用意されているようでした。
また、メインホールは吹き抜け構造で、壁一面に書籍が収納された格調高い部屋で自習することが可能な作りとなっていました。部屋自体の雰囲気が良いこともあってか、非常に混雑していました。

アシュモレアン博物館の真横にあります
錯綜する階段
メインホールの内装が素敵です

外観のOxford感:★★★☆☆
蔵書量:★★★★☆
自習スペース:★★★★★
内部構造の複雑さ:★★★★★

26. Vere Harmsworth Library

アメリカの歴史に関する本を数多く取り扱う図書館です。ハーレーダビッド
ソンに関する本もありました。
1階には多くのPCが設置されており、リサーチ・作業スペースという感じでした。2階は自習スペース、3階・4階は自習スペースと書棚が半分ずつ、という感じです。
各階の自習スペースは、壁面が大きなガラス窓になっている部分に向かい合う形で設置されているため、自然光を感じながら研究に励むことが可能です。隣のカレッジの青い芝もよく見えます。

明るい気持ちになる全面窓
アメリカっぽい外壁

外観のOxford感:★★☆☆☆
蔵書量:★★★★☆
自習スペース:★★★★★
イギリスの中のアメリカ感:★★★★★

27. Weston Library

メインロードに面している入り口は一般開放されている展示室につながっています。図書館への入り口は南北に通る道路側にこじんまりと設置されています。入館のためには荷物を一式預ける必要があり、ノートPCを持参する場合もカバーを取り外すよう厳重にチェックされます。
1階にはTea roomがあり、小休憩に使えます。2階部分がメインフロアで、自習スペースが広く取られています。100席分くらいはあるかもしれません。通常の図書館的な自習スペースの他に、開放的なスペースもあり、そこではソファーに座りながらリラックスして資料を読むことも可能です。
規模が大きいことと、街の中心に位置していることもあり、利用者は多めでした。稀覯本も多く収蔵されているようでしたが、物の価値がいまいち分かっていないため、どれがレアな本かは識別不可でした。

Bodleian Old Libraryの近くにあります
開放的な自習スペース

外観のOxford感:★★★☆☆
蔵書量:★★★★☆
自習スペース:★★★★★
多様なニーズへの対応:★★★★★

28. (番外編)The Toddleian Library

Weston Libraryの1階カフェスペースの横に併設されている子供の遊び場です。"Toddler"(子供)と"Bodleian"をかけたネーミングだと思われます。
おもちゃが置かれており、親子がよくここで遊んでいます。子供にも優しい図書館、いいと思います。

自習に励んだ跡が残っていました

外観のOxford感:★★★☆☆(Weston Libraryに準ずる)
おもちゃの量:★★★★★
自習スペース:★★★★★
子供への愛情:★★★★★



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