旅 Backpack FESTA 2022

BackpackFESTA 2022 っていうものに参加してきた。

(詳細はぐぐってください。説明がちょと面倒なので笑 https://bpf.tabippo.net/2022/

知り合いが紹介してくれて、へぇ、面白そ、くらいの反応だったのに、
その知り合いが「めっちゃ良いよこれ!!」っておしまくるから、んじゃ行ってみるかー、くらいの勢いだった。



会場に入った瞬間思った。

うわ、私これ来る場所間違えたかなー汗。陽キャの集まりや・・・キラキラ系の大学生とか若い社会人がたくさんや・・・

「ヒッチハイクでここからここまで行きました!」

みたいなの、「すごいですね!」から先が、いつもわからなかった。

だから、旅はしたいけれど、ヒッチハイクは憧れるけど、
冷めた目で見ている自分がいた。

このイベントに行ってみても、
1人でいると、スマホをいじっていると、必ず声を掛けられる。

1人でいてはいけない、誰かと常にしゃべっていないといけない、明るく振る舞っていないといけない、ガツガツと貪欲でないといけない、はじめまして!の後はたくさん質問してたくさん自分の話もして、自慢話してされて、次の機会へ繋げようとなんとか頑張らなきゃいけない、

そんな、無理やり作った感、が嫌だった。
自分が自分を無理やり作るのも、他人が自分自信を無理やり作るのも。


と、上記のように私はゴリゴリに凝り固まっていた。
それが、気持ちいいくらいにぶっ壊れた。


DREAMという、世界一周が当たるコンテスト。(詳しくは→https://dream.tabippo.net/ )

参加者全員が、「キラキラしてる系」ではなくて、本当にキラキラと輝いていた。

「ヒッチハイクでここからここまで行きました!」
のウラには、きちんと想いがあった。
それを聞かずして、勝手に「いやー私と住む世界が違う」とか怖気付いて勝手に決めつけた私が、恥ずかしくなった。

ステージの暗がりの中で唯一、スポットライトを浴びて、ひとり孤独に、しかし凛として立つ。失うものなどないと何も恐れずに、夢を語る。
かっこいい。そう思った。
これのどこが、「他人が自分自身を無理やり作った」と言えるのか。
心の底から、ありのまま、本物だった。


世界中を旅した人々のトークライブもあった。
「陽キャ」特有だと思っていた、どんどん行動を起こし、人にどんどん話しかけていくあの感じ、貪欲なあの感じには、きちんと名前がついていた。
「計画的偶発性」
(ちゃんと定義あるらしいからこれもググってください笑)

「偶然的偶発性」の中で生きていた私は、ただただ物事を決めつけて、冷静になっていた、と言ったら聞こえは良いけれど、変に冷めていた。
本当は熱く何かを持っていたいのに、語りたいのに、一回きりの人生を思いっきり生きたいのに、
それができるほど自分には能力も才能も何もないと思っていて、そうしようとして傷つき恥かきたくないと思っていて、「ザ・意識高い系」とか思われたくなくて、
そう生きようとする度力もせずにいた。

「計画的偶発性」
今では、悪い響きじゃないな、と思う。

こんな私だって、
飛びこみたいなら飛びこめばいいし、飛びこんでいい。
一歩踏み出したいなら踏み出せばいいし、踏み出せばいい。
あえてそれをする理由はないかもしれないけれど、
あえてそれをしない理由もない。
それをする理由を作るとしたら、飛びこみたい一歩踏み出してみたい、という好奇心がそれになる。


トークライブをしている後ろで、プロジェクターが写真を映し出す。

星空、ウユニ塩湖、エベレスト、、、

世界最高峰に登ってみたいと思ったし、
世界一周もしたいと思った。
美しい景色を、この目で、体で感じたいと思った。

次の瞬間、いや自分にできるわけないなぁ、って思った。

でもその一瞬あとに、なんで自分にできないのか、理由ないなぁとも思った。

お金ない?稼げば良い。
体力ない?何年かかっても良いからつければ良い。(きついんだけどね笑)
絶対無理かもしれないけれど、
これ、夢らしい夢でいいじゃんか、叶えられなさそうな夢だから、
叶えようとするのが面白いじゃんか、って思った。

小さい頃は、夢という言葉が大好きで、
進路を決めようとするたびに、嫌いになっていった。
でも、今日少し、好きになれたかもしれない。

ごちゃごちゃと言っているけれど、つまり私は、
一歩踏み出す理由を見つけた。

いや、
一歩踏み出す勇気をもらえた。


上記のことも、いつもの私なら、いやそんなこと言ってもなぁ現実はなぁ、と思ってしまうかもしれない。

何も、365日ずっと、今日感じたような私でなくっても良いと思う。時々、そうなりたい時に、そうなれば良いと思うし、休憩したいときは立ち止まって良いと思う。

でも、そういうときもそうじゃないときも、旅にでたかったらでようと思う。
旅にでて、人と会って人と話をして、世界をみてみようと思う。

世界というのは一冊の本のようなもの。
旅をしないということは、その本の1ページしか読まないようなもの。
アウグストゥスだって言っている。


最後、このイベントを紹介してくださった方、イベントを作ってくださった方々、いろいろ感謝です。ありがとうです。


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